須賀川市・神明神社狛犬・昭和4年(1929年) |
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神明神社狛犬・昭和4年(1929年) |
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足下に子供が添えられている右に置かれている狛犬です。しばしば福島県南地方で目にする阿吽像が逆の位置に配置されているようです。 右に置かれていますが、吽像ではないかと思われます。一旦神社が見つからないと諦めていたので嬉しい対面です。それにしても須賀川らしく中々彫りの良い狛犬に見えます。牙が見えます。時々雨が落ちてくる天候、辺りの杉木立が日を遮って薄暗い境内、狛犬だけが息をする生物に見えてきます。 それだけ私に違和感を感じない顔の表情、動きのある立体像を楽しく見させてもらいました。2018.03.05 |
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台座には奉納した人の名前と年号がハッキリと刻まれていましたが石工の名前は見つける事が出来ませんでした。 |
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境内には当然誰もいません、静かな杉木立に取り囲まれた神域の中に気ままに一人占めで参詣をさせて貰っています。右の吽像と思われる狛犬から左の阿像と思われる石像を写しています。静寂だけが満ちた清冽な場所です。
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左に置かれた狛犬は口を大きく開けて牙をむきだしにしています。サイズはほぼ通常です。多分阿像ではないかと推測されます。 玉にも飾りの彫りが施されています、つまり氏子の人々の負担が大きかったことを示しているようです。そしてそれに応えた石工の腕も中々のものだったと、飛び掛かりそうな表情の狛犬の周りを回って楽しく見させてもらいました。2018.03.05
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長い石段の参道を下って入り口の鳥居まで降りてきました。村社神明神社の石柱が見えます。 県道はここから10m程後ろ方向になります。狭い入り口をきずかずに通り過ぎたようです。良い神社と良い狛犬でした。拝礼をして左に車を止めた場所まで戻る事にします。 2018.03.05 |
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一の鳥居の先の参道が長く拝殿に続いている様子が望まれます。神様にも神社にも優劣などあるはずもありませんが、この神域の好ましさに心が反応します。長く静かな薄暗い杉木立は私には最も心が休まる参道の佇まいです。 矢澤神社の長い参道は私の好みにぴったり会います。心が静まり社に参詣する準備がゆっくりと整います。右には池までが望まれてきました。2018.03.05 |
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暗から明へ、石段を登って狛犬の置かれた拝殿に向かいました。。2018.03.05 | ||||||||||||||
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須賀川市・矢澤神社狛犬・昭和18年(1943年) |
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右に置かれた阿像、目が丸く愛嬌を感じる狛犬です。 毛の流れるような曲線と凹凸など素人目にも中々良い彫りに見えます。ボタンの彫りにも腕の冴えを見せてくれています。 平均点の高い須賀川の石工の作品の中でもかなり良い方に見えます。今日はこの矢澤神社が最後の参拝です、旅の終わりに思い出に残る境内と出来の良い狛犬に出会うことが出来ました。終わり良きもの全て良しです。2018.03.05 |
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左に置かれた吽像も僅かな下がり目がリアルな表情を生み出しています。 。2018.03.05 |
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神社の隣はかなり大きな池です。桜の咲く頃はさぞかし華やいだ風景が広がる事でしょう。野菜の買い物から始まった今日の須賀川市の社と狛犬を訪ねる旅は、静寂に満ちた社での参拝で心を癒され、長い参道の先に待ち受けている狛犬でも楽しさを与えられて、自分と濃密な時間を過ごす事が出来ました。 高原の村の夕暮れは素早く訪れます、帰路を急ぐことにします。2018.03.05 |
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03/07/2021 | ||||||||||||||
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