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丹羽長重の高い築城技術がいきた美しい石垣の続く小峰城。下の広場で改修作業が行われているのが遠望されます。大量の石に番号を振って再度組み立てているようです。来年の桜の頃に又訪れて見たいと思っています。
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小峰城の住所は白河市郭内1。一帯が公園になっていて広い無料駐車場があります。JR白河駅の直ぐ前に城はあります。城の大手門の入口前に緑色のテントがあります、そこにボランテイアの方がいるので親切に教えてくれるでしょう。
差し出がましいようですが、町を感じると言う意味から駅の近くにある蕎麦屋の”吉田屋”、ラーメンの”白十字”、アイス・キャンデイーの”野村屋(あづきがお勧めです)”はこの土地らしい味と雰囲気が残っています。多分お口に合うと思います。全て駐車場がありますが城下町特有の食い違いなどが残るので探すのに大変かもしれません。ボランテイアか地元の方に訪ねながら小峰城の駐車場から歩いても楽しいと思います。街からの移住者の人の間でも美味しいと感じる人が多い店です。ご参考まで。
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大手門からの道はまだ通れませんが、石垣はかなり修復が進んでいるようです。20015.06.30 |
戊辰戦争で焼け落ちた城の内、三重櫓だけを建てたようです。残念がら鉄筋コンクリートですが市内のシンボルとしての役目を果たしているようです。
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正面が大手門、左に石垣を登る階段が見えます。三重櫓に登って見るつもりです。 |
小峰城から市内を見おろしてみました。 |
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白河藩の初代藩主(1627〜1637)である丹羽長重が小峰城築城の折、本丸石垣が幾度となく崩壊した為、藩士・和知平左衛門の娘”おとめ”が人柱とされた事を憐れんで人々が桜を植え、それをおとめ桜と呼んだとの伝承がある桜です。何代目かになる若い桜です。桜の木の下のおとめ桜の慰霊塔です。幕府にその高い築城技術をかわれていた丹羽長重でしょうからこの物語は少し不思議に感じます。
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三重櫓に登って見ました。かなり急な階段です。戊辰戦争で弾丸が撃ち込まれた材木が使用されているようです。
一番上から白河の町を遠望して見ました。 |
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大手門をくぐって見ました。地震の前はこの大手門から三重櫓に登ったのですが現在は改修中です。 |
城はそれだけでは無機質な唯の遺構に思えます。人が人の為に造った城には、人の生活があれば本来の姿になるのでしょうがそれは不可能と言うものです。私には生きた町と共にある城に興味があります。
白河市は歴史の層が深く、古の都の歌人達、白河の関、芭蕉、松平定信、戊辰戦争と興味の対象が尽きません。そのような町と、その歴史の中を生きて来た人々(かなりの人口があると言う事も大切なのです)の暮らしが有ってこそ、丹羽長重が築城したこの美しい城が生きたものに見えてきます。一度ならず訪れて見たいと思うのはそういうことのようです。ボランテイアの方に教えていただいた市内七番町の金毘羅神社を訪ねる事にします。そこには小松寅吉の狛犬があるそうです。2015.06.30 |
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道路脇に金毘羅神社の石塔がありました。注意して人家の奥を覗くと鳥居が見えます。 |
小峰城から南湖に向かって旧陸羽街道を進みました。道路の先が小峰城方面、後方が南湖になります。このように両側に人家が並んでいます。小峰城から来ると途中に(写真の100m程先の左)小さな西宮大神という神社がありました。最初それと勘違いしてしまいました。2015.06.30 |
小峰城のボランテイアの方に場所の地図を描いてもらってやって来ました。小峰城から僅かな距離を南湖に向かう途中になります。家並みが続いている道なのですが神社らしいものが見当たりません。再度来た道を戻りますが分かりません。工事中の道路があって車が止められそうなので歩いて探す事にしました。
その参道は屋並みの続く間、他人の庭に入るような道でした。道路からは殆ど神社が見えません。車が止めらる場所と神社を探すのに苦労しました。住所は白河市七番町46
鹿島神社の近くにも同名の金毘羅神社がありますので間違わないようにご注意ください。 |
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通りから人家の脇の道を入ると寅吉の狛犬が見えます。足を張って中立ちになった阿像の表情がやはり生き生き躍動しています。 |
阿像を横から見ています。毛のカーブがゆるぎなく連続した波を描いています。 |
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幅貴作(福島県石川郡浅川町福貴作・寅吉の在所)石工・小松寅吉と彫られています。明治32年作と彫られています。寅吉55歳の作品になります。
地震で一部が倒壊したようで改修が施されていました。2015.06.30 |
優しげな姿の吽像にはどこか生き物臭さが感じてしまいました。子獅子を胸の中で守っているようにも見えました。 |
手前が石段で阿吽像共にかなり上に見えます。カメラだけを差し上げて撮りました。
やはり柔らかな印象の吽像のように思いました。 |
両側を人家に挟まれた参道を通って神社の石段を登りました。
お参りを済ませます。
これから前から行きたかった借宿に向かいます。2015.06.30 |