狛犬を訪ねてNo.17のA・白河市の狛犬野田平業の狛犬巡り @へ |
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白河市大信・鳥住神社・大正8年(1919年)・石工 真舩卯右エ門 |
白河市でしばしば目にする目にする石工の人々の表を作りました。同じ作者に出会った時に、その人の他の狛犬を思い出す手助けになりそうです。
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白河市・白十字でラーメンを食べる |
白十字:白河市愛宕町45。
市内の狛犬を見た後、どこかで昼ごはんと思いイタリアン・クラブに行ってみました。残念ながら閉店していました。
それならと久し振りに白十字でラーメンを食べる事にしました。所謂、昔のあっさりした醤油ラーメン,どこか荻窪の春木屋を思い出させる味です。折角旅に出たのですからファミレスでは味気がありません、地元の人々が食べる食事をとる事で何かその土地の暮らしの一端を知る手掛かりになるかと思いました。2017.12.04 |
よせばいいのに
ついつい食い意地が張っているもので、大盛を頼んでしまいました。ここの大盛はかなりのボリュームです。夜になるとタクシーの人が来て豪華な定食を食べているのを見ますが凄いボリュームです。
頼んでからワンタンメンにすれば良かったと後悔しました。そう言えば荻窪の春木屋もワンタンメンが有名です。相変わらずだしが出ていて旨い味でした。2017.12.04
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久し振りに白十字のラーメンを食べて大満足でした。帰路、白河市大信の鳥住神社に回って狛犬を見る事にしました。2017.12.04
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杉の大木が右手に見える小山の斜面の石段の先に狛犬が見えます。はやる気持ちを押さえながら気分の良い鎮守の森の中の石段を登ります。2017.12.04 |
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鳥住神社狛犬・大正8年(1919年)・石工 真舩卯エ門 |
少し薄暗い杜の木陰の中で、狛犬だけが生き物のように動いているように感じられます。
右の狛犬は口を開けた阿像のようです。子供の狛犬が足下と背中の2頭彫られています。迫力のある顔の表情です。2017.12.04 |
阿像から吽像を写しました、阿像の子供の狛犬が首を伸ばして吽像を覗いていました。2017.12.04 |
この特徴的な狛犬の表情に、同じような石像を見た事があると記憶をたどってみました。
台座に石工の名前を見つけて思い出しました。真舩卯エ門は白河市大信増見の人で、昔は大信村だったと思います。
鳥住神社の他に同じ大地区の熊野神社の走り出しそうな中々良い狛犬や、矢吹町の 矢吹神社や 八幡神社 の狛犬も彫っています。2017.12.04 |
本村増見(当時の大信村増見・現在白河市内)と真舩卯右エ門の名前と大正8年の文字が見られます。白河の石工参照
2017.12.04 |
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翌日の12月5日、この拙いサイトのお陰でメールをやり取りするようになった野田平業のお孫さんと白河市内の狛犬を訪ねる事にしていました。当方は家人と二人、野田平業のお孫さんは、お父様と叔父さん(共に野田平業のお子さんになります)の三人、三台の車で訪ねる事になりました。福島県内にお住まいなのは叔父さんにあたる方だけと言う組み合わせです。
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野田平業家の人達は前日4日、市内の南湖神社と鹿島神社で平業の狛犬を見ているとの事でそれを除いた作品を巡る事にしました。ご興味があるとの事なので鹿島神社で寅吉の石像群を見る事にしました。今回の狛犬巡りでは、どうしても狛犬を写すと人物が写り込むので撮影を控えました、従って諏訪神社と羽黒山神社の狛犬だけの写真となってしまいました。2017.12.05
西郷村・永倉神社⇒白河市・諏訪神社⇒鹿島神社⇒昼食後・南湖神社⇒関辺・八幡神社の狛犬⇒羽黒山神社⇒都々古和気神社
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白河市・諏訪神社 |
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JA白河・細野農産物直売 |
細倉農産物直売所住所:白河市借宿赤番沢45。
野田平業の家の方々にも、12時30分のこの直売所の開店に合わせて野菜の買い物をする間の時間をお願いしていました。直売場近くの鹿島神社で寅吉の作品群を見た後、皆さんは白河市内の蕎麦屋・吉田屋で昼食、私たちは開店を待って並びました。閉まったドアーの向こうに大量のトマトが並べられています。私達には昼食より此処での野菜を買う事が大事なので、待ち合わせの南湖神社へ向かう途中セブンイレブンでパンを買って昼食としました。
開店と同時に10袋を買い込み大満足。街で買うトマトも形は同じですが、ここのトマトの濃厚な味は比べようもありません。甘くトマトの味が口いっぱいに広がります、冷蔵庫に保管して大切食べています。
街暮らしをする那須の知り合いが複数人います、異口同音で皆の意見が一致します。白河市では野村屋のアイス・キャンデイー、白十字のラーメン、蕎麦屋の吉田屋は地元の風情を感じる事の出来るお勧めの店だと(味の好みは個人差があるので絶対ではありませんが)。加えて、JA白河の直売場”り菜庵”とこの”細倉直売場”の野菜や果物の新鮮で安価な事も街暮らしの人には驚きだと思います。加えて、向島のスカイツリーの下に店がある東京バーム・クーヘンの工場(美松製菓)があります。旨味が凝縮した切れっぱしが大量に入って¥1,300位で買えます。今回も訪れたら半分の¥750の袋が新たに加わっていました。遠方から狛犬を訪ねて白河市を訪れる方のご参考まで。2017.12.05
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細倉直売所が見える近くの鹿島神社で寅吉の石像を堪能されて、野田平業のご一家は白河の吉田屋、私たちは細倉直売所、南湖神社で落ち合う事で分かれました。
南湖神社で再会の後、白河市の表郷地区にある野田平業の狛犬を訪ねる事にしました。
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羽黒神社住所:白河市表郷番沢御殿ケ入41。
右に置かれた阿像と思われます、高い立派な台座の上に乗っているので更に大きく見えます。
久しぶりの対面です。前回始めての訪問時には震災後の修正などが施されていたのかかなり白っぽい色でしたが今回は丁度良い色合いです。
かなり出来の良い狛犬で牙をむきだした表情などは南湖神社の狛犬を思わせます。白河市の狛犬・彫刻師・野田平業について2017.12.05
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前回訪問時は震災で破損した鳥居などが散乱していて台座を丁寧に確認する事が出来ず、印象から野田平業と推測していました。今回はそれが確認できました。 |
左に置かれた吽像、野田平業が拘っていたと言われる大きな篭彫りの玉が見事です。野田平業の狛犬の中でもかなりグレードの高いものに思えます。
この後、直ぐ近くの東京バームクーヘンの工場で、切れ落としを買い込み最後の都々古和気神社に向かいました。
既に午後2時を過ぎています。私達は明朝街に戻り、野田平業のご家族は福島県南の宿泊地に戻る事になり、別れの時が来ました。
私は別れがたい思いが湧いてくることを恐れて、後を振り向くことなく県境の村に向かいました。2017.12.05 |
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今回の白河の石工・野田平業のご家族とインターネットを通して知遇を得た事は、私達にとっては思いもよらない僥倖と言えます。間に素晴らしい狛犬の石像を挟んで、それを作った家族とそれに感嘆の声を上げて見上げた者との心地よい交流のひと時は今になっても心に残る暖かい思い出となりました。都々古和気神社の野田平業の狛犬にデイパックの中でつぶれた饅頭を捧げ、社に手を合わせて感謝した次第です。2017.12.05
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10/09/2018 |
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