![]() |
||||||
大田原市・八幡宮狛犬・昭和12年(1937年) |
||||||
2022年冬休みの狛犬を訪ねて・bS4&bS5 |
||||||
|
||||||
狛犬を訪ねてNo.44一覧 |
||||||
|
||||||
2022年冬休みの狛犬巡りT |
||||||
狛犬を訪ねてNo.44@白河市の狛犬マップ 白河市の狛犬 白河神社⇒胡桃下稲荷神社⇒五龍地神社 |
||||||
2022年冬休みの狛犬巡りU |
||||||
| 狛犬を訪ねてNo.45@那須の狛犬マップ 大田原市の狛犬 市野沢温泉神社⇒大田原市小滝の神社⇒荻野目諏訪神社 狛犬を訪ねてNo.45A那須の狛犬マップ 大田原市の狛犬 湯殿神社⇒大神神社 狛犬を訪ねてNo.45B那須の狛犬マップ 大田原市の狛犬 八幡宮⇒玄性寺 |
||||||
狛犬を訪ねてNo.45一覧 |
||||||
街への帰路、折角のチャンスなので那須の神社と狛犬を見ながらの行程を進む事にしました。雪の那須岳を背景に鎮座する神社の佇まいは街では目にすることのできない風景です。 |
||||||
出発前に、村のボイラーも慎重に水抜き作業と熱線の電源の確認を1時間程慎重に行いました。辺りは一面の雪景色です。杉の林がモンスターのように空に向かって聳えていました。 |
||||||
村を出発して4号線を走り出すと村での雪まみれの暮らしが白日夢の如く薄れていきました。
|
||||||
|
左の那須の狛犬マップをご参照ください。各地の一覧表とマップがご覧いただけます。
狛犬を訪ねてNo.45@那須の狛犬マップ 大田原市の狛犬 市野沢温泉神社⇒大田原市小滝の神社⇒荻野目諏訪神社
|
||||||
八幡宮住所: 大田原市福原1125。大神神社を訪ねた道を戻るように進むと大きな鳥居が道路脇に見えてきたので迷うことなく目的の八幡宮に辿り着く事ができました。嬉しい事に神社の横には大きな駐車場までありました。 |
||||||
|
||||||
鳥居をくぐり参道に進むと大きな杉の木が空に向かってそそり立っていました。多分、今回の2022年冬休みの狛犬巡りの旅の最後の神社となるので、目に入る物全てに名残りがつきません。夕方の近い空に伸びる杉の巨木の先を見上げました。 |
||||||
案内板には推定樹齢200年と書かれている事から那須の与一の物語よりかなり後に植えられて事になりそうです。目通しが3mを超えるとすると私の腕には抱えきれない幹の太さになります。 |
||||||
|
||||||
南側が開けた境内に鎮座する社で参拝をさせて貰いました。多分これが今回の旅の最終の神社と思われます(実際はこの後、道路の那須の与一の墓碑の案内板に従って玄性寺を訪ねたところ狛犬が置かれていました)。 |
||||||
2022年の冬休みの神社巡りの旅が無事終わったお礼をしました。県境の高原の村での雪に降り込められた年末年始でしたが、雪の無い那須野が原を巡る旅を続けているうちに果たして雪の降る日々が現実の暮らしであったかどうかあやふやになってきました。 |
||||||
眼球の中心部が丸く彫られた意匠は那須の狛犬でしばしば目にする事から地元の石工の人の彫った石像ではないかと思われます。素人の推測ですが、この狛犬は大田原神社に奉納されている昭和15年(1940年)と同じ石工の人の彫った石像ではないかと推測しています。 恰も雲の上に乗った姿に見えました。この意匠も大田原神社に極めて類似しています。
|
||||||
|
||||||
|
||||||
台座には奉納年の昭和12年(1937年)と奉納した”福原軍友会”の文字が刻まれていました。”福原”はこの周辺の地名と思われるので当時の地元の軍人さん達の集まりであろうと推測しました。石工の人の名前は見当たりませんでした。 |
||||||
大田原市・。那須の与一の墓碑の案内板を頼りに進むとそこは八幡宮からそれ程遠くない玄性寺というお寺さんでした。トイレまである広い駐車場に車を停める事が出来ました。夕方なので人影は見られませんがかなり知られた場所だと感じました。 |
||||||
|
||||||
|
||||||
小山の斜面に広がる墓地の最上段部に向かって歩いて行くと”那須氏墓碑七基史跡”の標識の先に大小様々な形の墓碑が見えてきました。 |
||||||
浅学な私には”不詳”ではないので意味が判然としませんでした。 |
||||||
墓碑の前にはもう一つの大きな石板が奉納されていました。”那須与一公顕彰会建之”の文字か彫られていました。 |
||||||
七基の墓碑が並んでいますが、左から三番目が那須の与一の墓碑と記されていました。 |
||||||
|
||||||
物語の中の幻の人物であった那須の与一がその風貌の一端を見せてくれたような気分になりました。今回の旅の最後に大変楽しい物語に出会いました。 |
||||||
|
||||||
見晴らしの良い境内で参拝をさせて貰いました。今年の初詣の旅の終りが近づいています。夕暮れが駆け足でその気配を強めていました。 |
||||||
左には吽像を模した口を閉じた子取りの狐像が奉納されていました。 この二つの狐像の下には一部が破損した先代の石像が置かれていました。その狛犬を再生した作りに見えました。
|
||||||
穂積稲荷神社から登って来た石段を見下ろしています。真下に玄性寺の屋根が望まれます。 |
||||||
仏像が見える荘厳な佇まいの玄性寺でお参りをしてから後を振り返ると境内の反対側にお堂らしき建物が見えました。お参りをしようと歩いて行くと驚く事にお堂の前に狛犬が置かれていました。お堂の上には一心堂の額が見えました。仏様と神様があちらこちらで見られる楽しい場所です。 |
||||||
お堂で鐘をついてお参りをさせて貰いました。いよいよ2022年冬休みの狛犬を巡る旅のおわりです。再度、無事な旅のお礼を申し述べました。 |
||||||
足下に子供が彫られた子取りの意匠の狛犬は私には見慣れた石像です。牙を覗かせてこちらを見ています。
|
||||||
|
||||||
旅の最後に玄性寺で思いもしない狛犬に出会い胸一杯の思い出を頂戴しました。拝礼をして車に向かいました。境内には夕暮れの気配が一層強くただよっていました。 |
||||||
|
||||||
|
||||||
| 10/08/2022 | ||||||
Copyright (C) Oct. 10,2007 Oozora.All Right Reserved. |
||||||