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白河市・白河神社(白河の関)狛犬・昭和6年(1931年) 関根沼石(国三)作推定 |
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2022年冬休みの狛犬巡りT |
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| 狛犬を訪ねてNo.44@白河市の狛犬マップ 白河市の狛犬 白河神社⇒胡桃下稲荷神社⇒五龍地神社 狛犬を訪ねてNo.44A白河市の狛犬マップ 白河市の狛犬 表郷・天神々社⇒羽黒神社 狛犬を訪ねてNo.44B石川郡の狛犬マップ 石川町・初詣の狛犬 王子八幡神社⇒石都都古和気神社⇒両所 神社 狛犬を訪ねてNo.44C石川郡の狛犬マップ 石川町・初詣の狛犬 福恵稲荷神社⇒若宮八幡神社⇒法性寺⇒重殿明神社 |
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2022年冬休みの狛犬巡りU |
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| 狛犬を訪ねてNo.45@那須の狛犬マップ 大田原市の狛犬 市野沢温泉神社⇒大田原市小滝の神社⇒荻野目諏訪神社 狛犬を訪ねてNo.45A那須の狛犬マップ 大田原市の狛犬 湯殿神社⇒大神神社 狛犬を訪ねてNo.45B那須の狛犬マップ 大田原市の狛犬 八幡宮⇒玄性寺 |
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白河神社住所:白河市旗宿関ノ森120。バス停のある広い道路脇にトイレも備わった駐車場があるので神社の参拝と白河の関跡の散策をゆっくりと楽しむ事が出来ます。 |
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ただ大晦日の今、境内に参拝する人の姿は見当たりません。何か申し訳ないような気持ちで参道の石段を登りました。 |
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誰も居ない静かな拝殿で参拝をさせて貰いました。何とか無事一年を過ごしたお礼の気持ちを込めて柏手を打ち頭を垂れました。 |
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拝殿の前には年賀の参拝客の為の色々な品々が置かれていました。その中でも芭蕉と曽良が訪れたこの白河神社は奥の細道縁の地です。奥の細道の説明文が置かれていました。¥100を賽銭箱に入れるようにと説明に書かれていたので、お参りの記念に賽銭を入れて一部をいただきました。 |
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参拝を済ませて参道を見下ろしています。幾多の歴史が詰まった白河の関を行き来した人々に思いを馳せました。年の最後のこの日に、芭蕉と曽良が石段を登ってくるかもしれないなどと突拍子もなし思いが浮かんできました。 |
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白河神社狛犬石工・白河市カラメ・関根沼石(国三)推定 昭和6年(1931年) |
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右に置かれていますが吽像ではないかと思います、そうであれば一般的な阿吽像の位置が逆になっているようです。
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右に置かれた吽像から左に置かれた阿像を写しています。今年最後の日暮れが迫っています、次の目的地に急ぐことにします。 |
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左に置かれた阿像と思われる狛犬は子取りの意匠です。中々凛々しい面構えの子供の狛犬です。 |
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若干稚拙な彫りに見えますが、口を開けた阿像の神社を鎮護する懸命な様子が見て取れます。 |
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胡桃下稲荷神社住所:白河市表郷中野前山。白河神社から北東に道を進みます。此の道は芭蕉が奥の細道の旅で関山を参拝した折に何処かを横切ったかもしれないと想像しています。奥の細道の旅が身近に感じられる場所に身を置いています。 |
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高原の村の一面の雪面を見ている私には如何にも長閑な風景が広がっています。芭蕉が訪れた白河城下とは関山に連なる小高い山が間を塞いでいます。もしかするとそれが那須連山からの強烈な烈風を塞いでいるのかもしれません(勿論それなりに寒さは厳しいと思いますが)。 |
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落ち葉が積もる参道を登りました。 |
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社の前には二つの狐の石像がしっかりした台座の上に置かれていました。杉の落ち葉が一面に広がる境内は物音一つしない静まり返った神域の気配に満ちていました。 |
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かなり動的な表情の狐像に見えました。 |
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右の狐から左の狐像を写しています。辺りは杉林が広がっています。 |
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大変面白い狐の石像を見る事ができました。 |
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更に、昭和37年に旧来の狐像が破損した為に新たに彫って奉納したと刻まれていました。奉納した氏子の人の名前と併せて、白河市の地名”関辺”と石像を彫った”彫刻者 石橋一次”と思える名前が刻まれていました。 |
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杉の落ち葉が敷き詰められた心地よい参道を車を停めた場所まで戻る事にします。参道は丁度具合の良いクッションが続く快適な道でした。 |
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五龍地神社住所:白河市表郷中野中才ノ内68。次の目的地に向かう道路脇に鎮座する五龍地神社に久し振りに参拝をさせて貰う事にしました。車は境内の左端にスペースがあるので心を落ち着けて参拝が出来ます。 |
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入口に奉納された鳥居の龍の彫りが大変精巧で美しいと何時も感心して眺めています。今回も美しい鳥居を潜りながら拝殿に向かいました。 |
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美しい鳥居と狛犬が道路の脇に置かれています。 |
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杉木立に囲まれた既に薄暗くなった拝殿で参拝をさせて貰いました。 |
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五龍地神社狛犬・昭和8年 関根沼石(国三)作 |
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右に置かれた狛犬は表情から吽像と思われるます、一般的な阿吽像の位置が逆に配置されているようです。足下に玉が彫られた玉取りの意匠であったと推測される関根沼石の狛犬としては初期の石像の特徴が見られます。後年の石像は迫力は同じですが、より洗練された彫りと表情に感じられます。 |
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左に置かれた阿像と思われる狛犬は子取りの意匠です。大きく口を開けて威嚇する極めて動的な石像、子供も親に負けない程の迫力です。厳しい表情の関根沼石の狛犬の特徴が表現された石像です。 |
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社掌の方の名前と昭和八年の年号が見えます。石工の人の名前が”カラメ関根沼石”と彫ってありました。 |
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白河市の地名である”搦目(カラメ)”と関根沼石(国三)の文字が彫られています。 |
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| 22/02/06 | |||||||
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