狛犬を訪ねて№43・福島県白河市から鮫川村の狛犬① ②へ |
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狛犬を訪ねて№42・白河市~鮫川村の狛犬 ① |
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石川郡・東白川郡・茨城県・田村郡周辺の狛犬マップ *№43掲載地も隣接するので掲載しました |
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狛犬を訪ねて№43(掲載部マップ・マーク)・福島県白河市から鮫川村の狛犬 狛犬を訪ねて№41(掲載部マップ・マーク)・福島県石川町~田村市の狛犬 2021.11.09 |
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左画像のスライド(クリックするとスライドのページに移動します)と③狛犬を訪ねて・区分マップ石川郡・東白川郡の狛犬掲載一覧マップをご参照ください。2021.11.09 |
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鹿島神社住所:白河市東下野出島坂口303。鮫川村に向かう途中の借宿でお気に入りの農産物直売所に立寄りました。街と比べ余りにも安価で美味しいキュウリとトマトをついつい沢山買いすぎ果たして腐らせずに食べきれるかと案じるいつもパターンです。 最初の訪問地浅川町・白山比羊(しらやまひめ)神社を目指してカーナビに従って車を走らせていると懐かしい場所の前を通ります。狛犬を巡り出した最初の頃、幾度となく訪ねた馴染みの場所です。鹿島神社と小松布孝(寅吉)の明治37年作の馬の石像が奉納されている坂本観音が近くに見る事が出来る稀有の場所です。懐かしくなり、予定外ですが鹿島神社に立ち寄る事にしました。2021.11.09 |
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鳥居で一礼して神社を見ると境内の緑が全て切られて明るい神域が広がっていました。私の知る鹿島神社とは全く異なる佇まいです。 小雨の降るなか傘を差して拝殿に向かいます。昔、小松寅吉の狛犬に会えるという期待に胸の動悸を感じながら石段を登った事を思い出しています。2021.11.09 |
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私の知る杉木立の覆う鹿島神社の参道が明るく開放的な神域に変わっていました。昼の光が差し込む下に拝殿の前に奉納された懐かしい寅吉の狛犬がその姿をくっきりと見せてくれています。2021.11.09 | ||||
鹿島神社・明治36年(1903年)・小松寅吉 作 |
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久し振りに見る鹿島神社の狛犬、知り得た情報を空にし心を真っ新にしてただこの石像に見入りました。新鮮な気持ちで見入りました。右に置かれた阿像です。 繊細な彫りが産み出す表現力に加えて力漲る石像だとその迫力に見惚れています。 台座に子供が彫り込まれている事を迂闊にも今まで気付きませんでした。2021.11.09 |
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雨が降る生憎の天候、傘を差しながらの参拝です。それも忘れて明るくなった境内で躍動する石像を見上げていました。 左の吽像から右の阿像を写しました。 |
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左の吽像の輪郭を作る炎のようにたなびく毛の造形が力と美しさを見せてくれます。久し振りに存分に楽しませて貰いました。やはり心に強く残る石像であると再確認しました。 寅吉もさることながら、氏子の方々はさぞかし奉納時には大変なご苦労があったと思われますが、更に偏に此処まで維持管理をなされてきた石像を見させて頂く者として感謝しながら拝殿で参拝をさせてもらいました。この繊細で大きな石像が良くぞ未曾有のあの大震災を生き抜いたものです。2021.11.09は |
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寅吉の狛犬の説明板が立っています。個人的には”狛犬”と言う特異なジャンルを超えて、知識無しでその造形を存分に楽しめる石像だと感じています。 思いもかけず今日の旅の最初に大きな幸運に出会いました。2021.11.09 |
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明るく開けた拝殿からは雨で煙るような紅葉とそこに広がる氏子の方々の暮らす集落が望まれます。圧倒的な寅吉の石像が空に浮かんでいます。2021.11.09 |
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明るい境内からの寅吉の石像を前景にした紅葉する風景が素晴らしいので阿吽像二つを添えてシャッターを押しました。2021.11.09 |
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参拝を済ませて石段を下ります。階段の途中から振り返り又の再会を願いながら一礼して更に下ります。2021.11.09 | ||||
階段の途中、国津神社の狛犬の作者として知られている寅吉と同じ福貴作の石工・梅沢敬明の昭和28年作の石灯籠が明るい境内なのではっきりと細部が見えます。 | ||||
白山比羊(しらやまひめ)神社住所: 福島県石川郡浅川町浅川本町。神社は浅川町のメインストリートの中に鎮座していたので見つけるのには苦労しませんでしが、駐車スペースが分からずとりあえずぶ境内に入れさせて貰い参拝をさせていただきました。2021.11.09 | ||||
境内から表の通りを写しました。通りには家が立ち並んでいます。2021.11.09 | ||||
家の建て込む町の中心部らしい場所なので境内も広くはとれないようです。狛犬の間を抜け、鳥居を潜り参拝をさせて貰いました。 台座がこの辺りでは珍しい自然石を積み上げて作られていました。2021.11.09 |
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浅川町・白山比羊(しらやまひめ)神社・昭和26年(1951年) |
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右側に置かれた阿像、玉取りの意匠で大きさは通常より僅かに小さな感じがします。彫りからはかなり手慣れた石工の彫った石像に見えます。バランスが取れた造形に感じられます。
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右の阿像から左に置かれた吽像を写しています。後からの姿も違和感を感じさせない造りです。2021.11.09 | ||||
左の吽像、手の下に子供でも彫られていた様子にも感じられます。丸い目の優し気な表情ですが口から牙が覗いています。2021.11.09 | ||||
台座には昭和26年(1951年)の文字が刻まれていましたが、石工名は見当たりませんでした。 しかし、狛犬を見ていてどこかで見た気がするという印象が高まります。丸い優し気な丸い目付と吽像に牙が見える事から須賀川市の鈴木勝治ではないかと推定していますが確かではありません。2021.11.09 |
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注連縄に紙垂が下げられ繁華な町の中のこの地が神域である事を示しています。頭を垂れて参拝をさせて貰いました。雨が降り続けて傘が手放せません。2021.11.09 | ||||
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02/06/2022 | ||||
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