| 狛犬を訪ねて№43・福島県白河市から鮫川村の狛犬② ①へ    | ||||
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|  狛犬を訪ねて№42・白河市~鮫川村の狛犬 ① | ||||
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| 石川郡・東白川郡・茨城県・田村郡周辺の狛犬マップ *№43掲載地も隣接するので掲載しました | ||||
|  狛犬を訪ねて№43 狛犬を訪ねて№41 
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| 左画像のスライド(クリックするとスライドのページに移動します)と③狛犬を訪ねて・区分マップ石川郡・東白川郡の狛犬掲載一覧マップをご参照ください。 | ||||
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    熊野神社住所:福島県石川郡浅川町大草浜井場。カーナビに従って75線・塙泉崎線を進んでいると道路からまさに神社とはこのような場所が良いなと思える田圃の連なる先に赤い鳥居と神社が小さく見えました。絵になる神社の背景は緑の森と更に続く山肌です。 | ||||
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|  集落の氏子の方々が護持する社は飾り気のないそれだけに清冽な佇まいで木立ちの中に鎮座していました。東北地方を襲った未曾有の大地震の影響と思われるますが、石の鳥居の一部が欠落して右の狛犬も破損したと思われます。  2021.11.09 | ||||
| 浅川町・熊野神社狛犬・昭和9年(1934年) | ||||
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 この厳しい表情なら社を護持するに十分な顔つきだと印象に残る石像との出会いを楽しみました。 左に置かれていますが子取りの意匠の阿像と推測されます。東北地方を襲った大地震で右に置かれたと思われる吽像は残念ながら破損したのではと推測しました。 | ||||
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 個人的な推測ですが、厳しい表情の狛犬を彫る石工の人では白河市カラメ(搦目)の関根国三(沼石)が年代的にも思い当たる一人です。ただ、眼球の彫りや縦長の顔の作りなどが少し異なるようにも思っています。残念ながら推定は違っているかもしれないとも思っています。 | ||||
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| 鮫川村赤坂・諏訪神社 1回目 | ||||
|  拝殿まで一直線に上る石段の参道の中ほどに狛犬が奉納されています。  2021.11.09 | ||||
|  氏子の方々が暮らす集落が眼下に広がる小高い境内で参拝をさせて貰いました。山に囲まれた中に田圃が広がっています、その脇には小さな沢が流れて絵に描いたような日本の懐かしい風景が見えます。  2021.11.09 | ||||
| 鮫川村・諏訪神社狛犬 明治31年(1898年) | ||||
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 玉取りの意匠でその玉が破損したのではないかと推測しています。 | ||||
|  右の阿像の後ろから吽像を写しました。私にはいつもの事ですが静かな神域の中で、二つの狛犬の辺りだけにはリアルな生き物の息吹が感じられます。  2021.11.09 | ||||
|  左に置かれた吽像は子取りの意匠でした。細部にも行き届いた彫りが施された表現力に富んだ石像だと感じました。  2021.11.09 | ||||
|  今回台座を調べる事を忘れて石工名や奉納された年月日の画像がありません。前回訪問時の画像を使用しました。明治31年(1898年)の奉納だとすると既に100年以上の年月を耐えた石像と言う事になります、私がこの辺りで見た狛犬の中でも古い時代に彫られたことになります。  2021.11.09 | ||||
|  参拝を済ませて境内の入り口に戻ってきました。頭を垂れてから次の八幡神社に向かいます。  2021.11.09 | ||||
| 鮫川村八幡神社への道筋の紅葉 | ||||
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 お陰で紅葉を楽しむことが出来ました。 | ||||
|  緩やかない続く山道からは穏やかな紅葉の風景が目に飛び込んできて歓声を上げています。  2021.11.09 | ||||
|  自然の森が作り出す紅葉の穏やかな色合いが私の好みにあいます。  2021.11.09 | ||||
|  集落の後ろの山が美しく紅葉していました。細い山道の脇に車を停めてシャッターを押しました。  2021.11.09 | ||||
| 鮫川村・八幡神社  一回目 | ||||
| 鮫川村八幡神社住所: 東白川郡鮫川村赤坂中野道少田162。神社は鮫川村の神社の密集した中心部に鎮座しています。今回はグーグル・マップで拝殿まで車の道が続いているように見  えたので小学校への道を進んでみました。道が違ったのか行き止まりとなり戻る事になりました。鳥居の下の道路が大きく膨らんだ場所に止めさせて貰って今回は狛犬だけを見させて貰いました。拝殿で参拝をしなかったのは今回が始めてでした。阿像の尻尾の下の台座に”白河横町・彫刻師・野田平業”の文字の彫りが見られます。  2021.11.09 | ||||
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 拝殿までの道がかなり長く山を緩やかに上り見晴らしを楽しみながら楽しい参道なのですが、今回は諦めて初期の目的であるこの野田平業の狛犬の年代を確認する事にしました。 | ||||
| 鮫川村・八幡神社狛犬・昭和11年(1936年)・野田平業 作 平業38歳石像 | ||||
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 子取りの意匠の阿像の体を覆う毛の透かし彫りが美しい造形を作り出しています。 | ||||
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|  左の吽像は玉取りの意匠ですが、平業の得意とする篭彫りが美しくかつ一際大きな玉が彫り込まれています。気候が若干穏やかなのか破損もせずに美しい形を保っている事は嬉しい事です。  2021.11.09 | ||||
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 ”石工 石井政市郎”と刻まれた石工の人は台座等の作業を行ったと思われます。平業が狛犬を彫り、地元の石工の人が台座を作る例は時折目にする組み合わせです。 下記の白河市南湖神社の野田平業の狛犬より新しい石像ではないかと言う推測が合っている事が確認できました。     | ||||
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 杉の間から氏子の方々の暮らす家並みが見えます。 | ||||
|   2021.11.09 | ||||
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 氏子の方々が守る神域の中に鎮座する社まで続く参道を歩きながら心に入ってくる静寂、冷気、緑等に癒されながら辿り着いた拝殿で参拝をする事で私の旅は完結します。それは短くも心を癒してくれる深い心の旅です。 ただ狛犬を見るだけで戻る事は、下世話な例えですがご馳走を手前でお預けを食ったようで誠に残念ですが今回だけは諦めて県境の裏に戻る事にしました。 | ||||
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| 02/06/2022 |  | |||
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