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狛犬を訪ねて№41・石川町~田村市の狛犬 ④田村市の狛犬 |
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石川郡・東白川郡・茨城県・田村市周辺の狛犬マップ |
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狛犬を訪ねて№41(掲載部マップ・マーク)・福島県石川町~田村市の狛犬 |
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左画像のスライド(クリックするとスライドのページに移動します)と③狛犬を訪ねて・区分マップ石川郡・東白川郡の狛犬掲載一覧マップをご参照ください。2021.06.14 |
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菅谷神社住所:田村市滝根町菅谷畑中321。二車線の道路の脇に菅谷神社の一の鳥居と思われるものが目に入りましたが一見して車が通るには難しい道幅の参道には見えました(何度か車を傷つけたので無理をしない事にしています)。鳥居の右側の100m程先から集落の中の道を進むと二の鳥居と見応えのある狛犬が置かれた場所に出ました。更に神社に沿って坂を登ると駐車スペースがあったので車を停める事ができました。。2021.06.14 |
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車を停めてから狛犬と二の鳥居のある神社のもう一つの入口に向かって少し下りました。鳥居の脇には凝った石像が添えられた手水場が設けられています。2021.06.14 |
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狛犬は参拝後にゆっくりと見る事にして杉木立の中の石段を登り拝殿に向かいました。木製の三の鳥居を潜ると拝殿の屋根がみえてきました。2021.06.14 |
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美しい屋根と木彫で飾られた拝殿で参拝をさせて貰う事にします。 境内の左からも入り口があって車止めに直接出られるようです。2021.06.14 |
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宮彫り(神社の木彫の類)の木鼻狛犬の意匠がかなり珍しく暫し時間を掛けて鑑賞させてもらいました。2021.06.14 | ||||
右の木鼻狛犬は多分玉を咥えているのではないかと思われます。顔付の彫りも動きを感じさせてくれる大変興味深い木鼻狛犬に出会いました。勿論宮彫りの木彫としてはかなり腕の良い職人の方かと思いました。2021.06.14 | ||||
左の木鼻狛犬は牡丹と推定する(違っているかもしれませんが)花が彫り込まれています。一般的な木鼻狛犬に比べると木彫の大きさにもボリュームを感じます。目の彩色も残されている事が更に木彫に動きを感じさせてくれます。2021.06.14 | ||||
拝殿を彩る見事な宮彫りの木彫を心行くまで楽しく見させて貰いました。静まり返った境内に身を同化させるように心を静めて参拝をさせて貰いました。2021.06.14 | ||||
福島県田村市・菅谷神社狛犬・昭和15年・推定(1940年) |
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二の鳥居の脇に置かれた狛犬は若干大き目で穏やかな表情でこちらを見ています。右に置かれた阿像は玉取りの意匠、バランスの取れた見応えのある石像に見えます。口を開いて見つめる怖さを感じない優し気な面差しの狛犬です。 2021.06.14 |
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右の阿像から左の阿像を写しています。後姿からもかなり手慣れた石工の人が彫ったのではと推測できそうです。 右の吽像の後方の山(うっすらと写っていますが)は、この地では阿武隈洞を始め鍾乳洞か見られる事から石灰岩が採掘されているのでは思いました。もしそうだとしたら素晴らしい狛犬の風景に出会ったことになりそうです。2021.06.14 |
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左に置かれた吽像は所謂子取りの意匠で彫られていますが、若干大き目な狛犬の事もあってか2頭の子供が添えられています。親の背中と足元に彫られた子供たちは安心してふざけあっているようです。 先程訪れた宮ノ前・宇佐神社で見た野田平業の狛犬でも珍しい事に二頭の子取りの狛犬が彫られた石像に出会いました。もしかするとこの地ではこの意匠が好まれるのか、注目してみたいと思いました。2021.06.14 |
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これだけの作りの狛犬なので石工名や奉納された年月日がどこかに刻まれているのではないかと何度も探しましたが見つける事が出来ませんでした。 ただ一つの手がかりとして、台座に彫り込まれた昭和15年(1940年)の”皇紀2600年記念”と思われる文字が見れらる事から狛犬が奉納されたのは昭和15年前後と推測されます。一応昭和15年に奉納されたと記載しましたが、間違いが分かり次第訂正申しあげます。 2021.06.14 |
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子守神社住所: 福島県田村市大越町上大越八日町。カーナビに入れた情報に従って何とか神社に到着する事ができました。神社には駐車スペースが無いので前の通りの脇に停めさせて貰ってから急いで参拝を済ませる事にしました。2021.06.14 | ||||
幾筋もの陽の光が杉木立の中に差し込む心地よい境内の入り口に狛犬が置かれていました。鳥居の左には大きな銅像が祀られていますが時間がないので詳細を見る事が出来ませんでした。 2021.06.14 |
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小さな石造りの社で手を合わせて参拝をさせて貰いました。この神社も神域と氏子の方々の暮らしとの境目が混ざり合った温かみを感じる佇まいです。 2021.06.14 |
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田村市大越町・子守神社 |
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参拝を済ませてから神社の入り口の狛犬を見させてもらう事にします。右に置かれた阿像の凄まじい迫力に圧倒されます。狛犬はかなり風雪によって摩耗が見られる事から昭和初期頃の石像かと推測しました。 確り作られた台座は狛犬の接合部が少し合わないようなので新しく作り直されたように感じました。それにしても極めて躍動感のある狛犬です。2021.06.14 |
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境内に差し込む日の光の向きが逆光になるので左の吽像の後ろから阿像の方向を写しています。まさに飛び掛かりそうな気配を感じさせる石像です。2021.06.14 | ||||
左に置かれた吽像も凄まじい迫力を醸し出しています。台座の周りを探しましたが、多分新しく再生されたと思われる台座には石工名や奉納年月日等を見つける事が出来ませんでした。 この激しい表情の狛犬を見ていて私が知る白河市の石工の一人の石像と似ていると、密かに素人の推理を楽しんでいます。昭和初期に活躍した白河市搦目(カラメ)に住んでいた関根国三(沼石)の狛犬が頭に浮かびました。個人的には10対程の関根沼石の狛犬を見ていますが、この下から見上げるような激しい表情は極めて特徴的です。多分、白河市からかなり離れた場所ですのでその可能性が低いとは思いますが素人が勝手に埒も無い推測を暫し楽しんだとお許しください。
2021.06.14 |
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07/01/2021 | ||||
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