綿帽子の庭A @へ
真っ赤な実が残るウメモドキに純白の雪が彩を添えていました。2022.01.01

テレビの数年ぶりの寒波襲来との情報に県境の村への訪問を何度も迷いました。かと言って県境の村の水抜き作業も完璧であったかも案じられて2日程迷いました。数年前の街を襲った寒波で使用していない部屋のボイラーをパンクさせた恐怖の経験があります。村では昨年も風呂のボイラーをパンクさせておりその折りのショックが頭にこびりついているのです。

街の給湯器は電源を入れ風呂桶に噴出口より5cm程上まで水量を残せば 0度になると自動でポンプが動くと業者の人に言われて、2日ほど悩んだ末に不安を抱えながら高原の村にやってきました。

案じていた通り、水抜きをやったにも拘わらずボイラーは問題が有りませんでしたが初めて配管から水が吹き出し昨年に続く悪夢を見る事になりました。 熱線も昨年末のボイラーのパンクにこりて新しくやり直して貰いましたが原因が特定できません。それでも親切な地元の業者の人が夜間にも拘わらず修理をやってくれて直す事が出来ました。お陰で風呂にも入る事が出来ました。

元旦の朝、大晦日から降り続く雪が木々を覆っていました。風のせいか綿帽子状にはならず葉1枚1枚に雪が盛られているようでそれは変化に富んだ風情ある風景です。

年末からの雪で庭の木々がそれぞれに大きな綿帽子をかぶっています。木の枝ぶりによってそれぞれ被り物が一定ではありません。形の面白さに感嘆しました。雪が止んだので一つ一つ自然のオブジェを見上げては楽しみながら撮影しました。木々は凍える雪の夜を、幾晩も幾晩も迎えながら花のつぼみを開かせる力を養っています。静かに雪をまとって空に伸びる木々の姿を気高く感じました。吐く息が白くなる雪の止んだ一日の昼下がりです。

街に帰る朝、1月4日、昨夜来の雪が更に木々に降り積もり綿帽子の庭を造ってくれていました。今日中に街に戻れば良いので長靴を履いて一つ一つの木々の姿を見て歩きました。

村の花と木2022.01.01

2022年元旦の綿帽子の庭

降る雪の量が少ないせいか、木々の枝や葉の表面を覆うほどの雪の綿帽子です。木々の姿がハッキリとと見られる綿帽子ですがそれはそれで風情のあるふうけいです。2022.01.01

ウメモドキ
真っ赤なウメモドキの実が未だかなり残っていました。赤い実を覆う様に纏いつく白い雪は女王が纏うドレスのようです。2022.01.01

低い枝の赤い実を覆う白い雪は恰もケーキのようにも見えました。2022.01.01

ブナ

2本のブナの木の内、一本のブナには枯れ葉が残っていました。渋い色合いの葉に白い雪が化粧を施してくれたようでです。青葉の季節

2022.01.01

高原の冷気が合うのか金木犀の樹勢が高まるばかり、枝葉が密生して膨れ上がるようです。

1枚ごとの葉の形に合わせて雪の塊りが乗っています。

2022.01.01

ツバキ
街から持ち込んだ1本のツバキから動物や鳥がその実を持ち運んだのか今で10本程のツバキが見られます。2022.01.01
1枚の葉が大きく丈夫なツバキ、それぞれに大盛りの雪が丸く乗っていました。その姿が極めて面白い造形に感じました。2022.01.01
アオキ馬酔木

手前の背の低い赤い馬酔木と後の背の高いアオキにも雪が絡まりながら面白い形を見せてくれていました。樹高の低い赤馬酔木は半ば雪に埋もれていますが、アオキの葉には雪が盛られていました。2022.01.01

 

一つだけ残っていた熟した富有柿。烈風の吹く夜の高原の村の空には刺すような光る星が見えました。震えながら星を見ているとこの下記の上にぽっこりと雪の塊が乗っていました。夜なのですが、風で雪が飛ぶのではと思いシャッターを押しました。

そして鳥に食べられる前にと枝を折りました。実際に食べて見ましたが残念ながら渋柿程良い味ではありませんでした。

2022.01.01

小さな馬酔木の葉には雪が盛られる姿は見られません、何れて一面の綿帽子になるでしょう。2022.01.01
2021年1月4日

街に戻る朝、昨夜来の雪が木々の綿帽子の上に降り積もっていました。雪の降る高原の村の姿で庭の木々が見送ってくれました。

ブルー・ベリー

今年も果たして実が成ったのかも確認できませんが、鳥除けのネットが積もった雪の下から覗いています。 2022.01.04

 

ユキヤナギ

数本のユキヤナギがありますが、この綿帽子の姿は赤いユキヤナギです。花弁の色は当初の時よりかなり薄い赤色になってしまいましたが、樹勢は今なお盛んです。2022.01.04

 

ブナ

濃い茶色の葉を落とさずに付けてくれている1本のブナなの木の上を白い雪がすっぽりと覆っていました。鮮やか共見える落葉とのコントラストの美しさに元旦に見た綿帽子とは又違う姿に見惚れてしまいました。

2022.01.04

ドウダンツツジ

那須連山の周辺は美しいツツジが数多く見られる場所です。寒冷の高原の冷気が透明感のある花を咲かせてくれるのは嬉しい限りです。出来る限り枝を切り詰めたドウダンツツジが雪に覆われていました。

2022.01.04

ツリバナマユミ

密かに咲くの夏の花からは思いもよらない艶やかな秋の実を風に揺らす姿が今から楽しみです。知合いの裏山から移植した野の花なので樹勢が旺盛なのも嬉しい限りです。

2022.01.04

キンモクセイ

雪を被った裏山の杉林を背景にしたせいか、元旦の優し気なキンモクセイの姿から今日はモンスターのように迫力ある姿に変わっていました。2022.01.04

モミジ

赤く紅葉するモミジが真っ白な雪の彩に染まっていました。小枝が多いせいか美しい姿に見えます。2022.01.04

ニシキギ

紅葉と真っ赤な実が美しいニシキギのコルク質の特異な枝に雪が積もっていました。枝の面積が広いせいか雪が多く積もっています。2022.01.04

白モクレン

寒冷地の高原の村でもこの白モクレンは早春に大きな白い花弁を見せてくれる貴重な樹木です。外連味の無い蕾の姿にも見せられる好みの花木の一つです。寒冷地にあるのか樹勢が極めて旺盛で手入れが大変なのが悩みではあります。止せば良いのに2本も植えてしまいました、他の1本はかなり幹の下部からチェンソーで切り飛ばして低くしています。

2022.01.04

 

シロヤシオ

中々花を咲かせてくれないシロヤシオ、枝だけは年々にその数を増してきます。かなりの枝を落とす必要がありそうですが、勿体ない気がして躊躇しているところです。雪を纏った美しい姿が、清楚な白い花の咲いた幾度かの折りの姿を思い出させてくれました。

2022.01.04

裏山の杉林

圧倒的な高さで林立する杉林も雪化粧されていました。庭のオブジェの背景として風景に奥深い美しさを産み出してくれています。2022.01.04

ウメ

早春の花を愛でその後の実も楽しめる、私達に沢山の楽しみを与える梅の木の枝に沢山の雪が積もっていました。

それにも負けずに大量の花芽が見られて訪れる春に一つの楽しみを約束してくれているようです。

2022.01.04

ウメモドキ

元旦に見たウメモドキとは異なる雪まみれの姿を見せてくれました。純白の雪に包まれた深紅の実の塊りが凍り付かないかと案じられます。

2022.01.04

プラム

実を成らせるために雌雄2本を並べて植えたのですが、草刈り機で片方を切ったお陰で未だに実を成らすことはありません。残された1本は孤高の木としてかなりの大きさに育ちました。

2022.01.04

八重桜

春に咲く華やかな大輪の花弁からは想像も出来ない雪景色を見せてくれています。春の訪れは忙しない街での暮らしではあっという間にやってきます。

桜の花弁の下では思いもしない姿を見せてくれました。

2022.01.04

ザクロ

雪が止んだ1月2日、かなりの数の庭の木々をチエンソーで切り詰めました。このザクロの木も大きな枝を思い切って切り落としています。残った枝に雪を積もられた姿を見せてくれたザクロに心の中でゴメンと謝りました。

2022.01.04

サクラゲンカイ・ツツジ

ヤシオ・ツツジの咲き方に似た花に魅かれてサクラゲンカイを数本植えていますが、この木だけは少し元気が良すぎて果たして植木屋さんの説明が正確であったかと今では半信半疑です。

枝を茂らした樹勢の盛んな”サクラゲンカイ”は大きな雪の綿帽子を被っていました。2022.01.04

 

高原の綿帽子の庭Aの画像は、木の名前が違っているかもしれない事をお許しください。シャッターを押している時は後からでも名前が判別できると思っていましたが、街に戻ってデーターを見ましたが一部が識別できませんでした。

温い街の暮らしの中に身を置いていても、高原の村の木々が案じられます。痺れるような寒気の中にすっくと立つ木々の姿は気高さを伴って思い出されてきます。春の再会を楽しみにしながら待つことにしました。2022.01.11

01/12/2022
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