狛犬を訪ねてNo.18のC・須賀川市の狛犬 @ A B 
 

須賀川 市・石背國造神社・昭和19年(1944年)狛犬阿像

 

1月2日、箱根駅伝の結果もおおよそ分かったので庭の植物を見る事にしました。街から移植した沢山のオモトが、雪の降る中にも拘わらず元気に根付いて真っ赤な実を付けていました。

突然立ち枯れた大好きなヤシオツツジの2代目も高原の村の厳しい自然に耐えてかなりの花芽を着けていました。早春に可憐な大きな花びらを見せてくれるようです。昼食後少し遠いのですが、須賀川市の社を回る事にして家を出ました。2018.01.02

須賀川市の狛犬・スライド
天満神社 顕國魂神社 須賀神社 神明神社 矢澤神社
神炊舘神社(諏訪神社) 神炊舘神社(新町) 朝日稲荷神社 旭宮神社@A 十念寺
神明神社 羽黒神社 正八幡神社 桙衝神社 鎌足神社
牡丹園 保土原神社 石背國造神社 岩上布留神社 春日神社
鏡石町の狛犬・スライド
熊野神社 八幡神社 鹿島神社    
天栄村の狛犬・スライド
板宮神社 武隈神社      
 
狛犬を訪ねて那須の狛犬マップ 

須賀川市・春日神社

春日神社住所:須賀川市泉田宮の前1。県道291号線の脇にある佇まいの良い神社です。2018.01.02

奥の院まで備えた広い境内を持つ良い神社でした。辺りには田圃が広がっています。

鈴を鳴らしてお参りを済ませました。残念ながら狛犬は見当たりませんでした。兔のような石像の首が落ちたものか、石の彫り物が置かれていました。2018.01.02

須賀川市・石背國造神社
石背國造神社(イワセクニツコ) 住所:須賀川市長沼豊町37。

神社のある須賀川市長沼(旧長沼町)は私にはお気に入りの馴染みの場所で、桜の季節には何度か訪れた事があります。白河から会津に向かう街道の途中にあるまとまりのある集落、春には桜の銘木が色を添えています。会津の太守であった上杉景勝が1600年、徳川軍を迎えて陣を張ったお城山が近くにあります。遠方から狛犬を見に尋ねるには春がお勧めの季節かと思われます。2018.01.02

以前来たことがあるのですが、当時は狛犬に関心が無かったので全く気が付きませんでした。由緒のある古い神社のようです。

鳥居の手前に狛犬が奉納されていました。会津が近いせいか雪が多くなってきました。2018.01.02

石背國造神社・昭和19年(1944年)狛犬

右に置かれた阿像と思われます。開いた口から大きな牙が覗いています。個人的に好みの彫と姿です。

彫りも繊細で中々良いとおもいました。奉納された年号は彫られていたのですが石工の名前が見当たりません。ただ、大きなつぶらな目と牙などから須賀川の狛犬を多く彫っている鈴木勝治という石工の狛犬ではないかと推測しています。2018.01.02

阿像から吽像を写しました。境内にはかなりの雪が見えます。初詣に備えて雪かきをしたようです。

2018.01.02

左に置かれた吽像、目が優しそうに見えます。昭和19年2月28年初老記念のように見えますが、19年か18年かはっきりとしませんが、一応19年にしました。2018.01.02

 

信仰厚い神社らしく、社殿の裏には沢山の石の社が奉納されていました。2018.01.02

 

 
雪かきされた雪の山が周りにはいっぱいでした。2012.31
次の神社に向かう事にします。会津に更に近づくので雪面が更にましてきて寒々しい風景が広がっていました。2018.01.02
 
須賀川市・岩上布留神社

岩上布留神社: 須賀川市江花 屋敷 48。県道294号線を会津方面に走っていくとカーナビが右折を指示します。集落の中の道は雪が解けずに固まっている場所があってこわごわと社を探しながら進みます。

行き止まりまで行っても神社が見当たりません。グーグルで見た時は道路の脇から見えたのにと不思議な感じです。引き返しなが左にあるはずの神社を探していると雪で埋まった石段の先にお堂が見えました。

道路の脇に車を止めて、大急ぎで石段を登りお堂の前まで行ってみましたが狛犬は見えません。諦めて戻ろうとすると10m程先に駐車場が見えました。

入って行って見ると狛犬が道路の脇に置かれています、先ほどは雪道に気を取られて気付かずに通り過ぎたようです。2018.01.02

砂利の敷かれた駐車場は初詣の人の為か綺麗に除雪されていました。

車を止めさせて貰い拝殿への石段を登りました。狛犬は2対奉納されています。

山の斜面の高見に見える社はとても雰囲気の良い感じがします。2018.01.02

扁額の文字が正確には読めませんが、”いそのかみふる”神社か”いわがみふる”神社と読むのかもしれません。辺りに地元の方が見えないので正確には分かりませんでした。2018.01.02

参拝を済ませて拝殿の前から集落を見渡してみました。小高い境内からは会津の山も見えます。屋根にはかなりの雪が残っているのが分かります。2018.01.02

岩上布留神社狛犬・昭和15年(1940年 )

右に置かれた阿像と思われます。台座に紀元2600年の文字がある事から昭和15年(1940年 )に奉納されたと推定されます。

口の開け方や円らな目等が先ほど見た石背國造神社の狛犬を思い出させます。彫りは若干甘目かもしれませんが、このような力を抜いた感じも自然に満ちた社には似合っているように思います。2018.01.02

 

阿像から吽像を写しました。人家の壁がそこまでせまっています。集落の人々の身近にある神社の雰囲気が感じられて微笑ましい限りです。2018.01.02

左に置かれた吽像です。若干彫りが簡略化されているようにも見えます。台座には紀元2600年の文字が見えますが、石工の名前を見つける事が出来ませんでした。私の推測は 石背國造神社の狛犬を彫った、須賀川の石工鈴木勝治と言う人の作品に思えるのです。

2018.01.02

岩上布留神社もう一対の狛犬

雪に囲まれるようにもう一対の狛犬が奉納されていました。寡聞にしてこの近辺でこれに類似した狛犬が多く見られるように思います(もしかすると他の場所にも有るのかもしれませんが)。

あっさりしていて遠くから見るとまるで岩の塊のように見えます。こちらは右に置かれている狛犬です。2018.01.02

左に置かれた狛犬です。大きさは横幅が1m程の小型の狛犬です。雪に囲まれているので台座の彫りなどは見る事が出来ませんでした。他の多くの類似の狛犬と同じく年代や石工は不明です。2018.01.02
       
近くにある社の中で記憶に残っている類似の狛犬を載せました。
拝殿への石段から鳥居を写しました。狛犬が小さく写り込んでいます。県境の高原の村より雪は多そうです。帰りは日が暮れてくるでしょうから道路の凍結も考えなくてはなりません。慎重に走らなくてはと気合を入れました。2018.01.02

県境の村へ戻ろうと県道294号線を白河方面に向かっていると途中で日が暮れました。県道から山道に入ると道路には雪が固まっている個所が出てきます。エンジン・ブレーキを使いながら慎重に走ります。村が近づいて見慣れた景色が目に入るようになってやっと緊張が溶けました。雪道のせいか実際よりかなり遠くまで走った気分です。2018.01.02

   
 
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