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狛犬を訪ねて38の1・白河市 近津神社⇒八雲神社 |
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| コロナ・ウイルスの状況下、2021年の初詣は 12月28日~1月2日の間に分散して参拝する事にしました。 | ||||
狛犬を訪ねて№38・白河から那須の狛犬➄さくら市の狛犬 |
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2021年1月2日、県境の高原の村は前夜来の雪が積もりました。この辺りでも、町に買い物に出て屋根に雪を摘んだ車はそれ程多くありません。テレビでは東京も異常な寒波が来ると盛んに言い立ていました。暮らす街の数年前の寒波で、思っていませんでしたが使用していない部屋の風呂のボイラーを水抜きをしないで放置して破裂させた事が頭に浮かびます。 今回も村のボイラーを壊したこともあり、町の寒波が俄かに案じられ急遽冬休みを切り上げて町に戻る事にしました。1時間ほどかけてボイラーの水抜きを慎重に行い暮らす街に戻る事にします。帰路は最初から予定していた那須の神社を訪ねながら帰る事にしました。 |
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それでも残念ながら全部は食べられません。 |
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7~8本程の大根を雪の中から引き抜き前を流れる沢の水で泥を落としました。ひいき目だとは思いますが、この大根は大根おろしでも煮てもキメが細かく大変美味しい味でした。思いもしない収穫に農家の方の知識には感服するばかりです。 |
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喜連川神社住所:さくら市喜連川4491 。駐車場はメーン・ストリートから一本奥に入り、神社に隣接したさくら市 喜連川庁舎(さくら市喜連川4420−1)にありました。 |
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表通りから一本奥に入った喜連川庁舎の入り口の大手門、この先に広い駐車場があります。喜連川神社はすぐ横の小山の斜面にほぼ隣接して鎮座しています。駐車場があるので心を静めて参拝が出来ます。 |
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喜連川藩の元となった初代・足利国朝の次の頼氏の時代に築かれた大手門が消失して平成3年に再現されたと書かれていました。街並みの何処か落ち着いた佇まいが納得できました。 |
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大手門から喜連川神社の入り口を通り越して先へと進むと右手に澄んだ疎水が流れる一画に出ました。道の両側に如何にも古い街並みを感じさせる家並が続いていました。 |
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疎水が流れる街並みを背にして表通りに進みました。裏通りから表通りの間には風情を感じさせる料理屋さんらしき店などが見られて、もし開いていたら是非入ってみたかったと思う風情のある一画が見られました。 |
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喜連川神社・一番目の狛犬・昭和11年(推定)1936年・石工 諏訪 武x(一字不明) |
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右の子取りの阿像から石段を挟んで左に置かれた吽像を写しています。。彫りが細かく繊細とは感じませんが、体が細目に作られているせいか何処か洗練された姿に見えました。 |
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石工名の”石工 諏訪 武x”の文字が彫られていますが最後の一字が判読できませんでした。 以上の事から”昭和11年(推定)・石工 諏訪 武x(一字不明)”と推定しました。 |
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参道を更に進むと拝殿が見えてきました。氏子の方々がテントを張り焚火をしながら参拝者のお世話をされている、初詣の風景が見えます。 |
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喜連川神社の由来が書かれていました。先ずお参りをさせて貰いました。 |
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初詣の参拝の人達を迎えるべく綺麗に支度がなされた拝殿でお参りをさせて貰いました。参拝の人が間隔をあけて石段を登ってきます。 |
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数人の氏子の方達が狛犬の傍で焚火をしながら暖を取っていました。長閑な正月風景の中に静かに佇む狛犬に余り目をとめる人は居ないようです。
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左の吽像は阿像より破損などが見れない制作時の状態が保たれているように見えます。やはり下から見上げるような強い目の力を感じます。玉取りの玉はかなりあっさりした作りです。 |
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もう一つの可能性として地元喜連川の”金田渓谷”の作も考えられます。素人の推理を楽しみましたが違っている可能性は大いにある事をご了解ください。 。 |
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次のさくら市赤城神社を目指して進んで行くと那珂川に流れ込む荒川(隅田川の鐘ヶ淵から上流部の荒川とは違います)の橋を渡ります。河原から雪の山が雲の間から姿を覗かせてくれていました。北西の方向や山容からすると男体山にも見えますが、果たしてこれ程日光が近いのかと半信半疑で美しい風景を眺めました。 |
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赤城神社住所:さくら市早乙女872 。太い180号線を赤城神社を目指して車を走らせていると田圃の中の小山の上に鳥居が見えました。まるで舞台のような佇まいの神社です。グーグル・マップで調べた折にはかなり樹木が境内に見られましたが現況は極めて見晴らしの良い姿です。大変珍しい神社を参拝に訪れます。 |
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これ程開放的な境内は海の神社を除けばそれ程ないかもしれません。小山の上は青い空が覆うばかりです。見晴らしの素晴らしい事は特筆すべき特徴でしょう。 |
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さくら市赤城神社狛犬 |
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拝殿の前に奉納されている石灯籠には昭和2年の文字が見られる事から、台座は後から新しいものが奉納されたようですが、同年代の昭和初期の狛犬ではないかと推測しています。
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左の吽像は右の阿像より大きな吊り上がった目が目立つようです。足下に玉を納めた玉取りの意匠です。 |
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拝殿から神社境内への石段の方向を写しています。まさに空と山と人々が耕す田畑の全てが神社の境内と思えてきます。心洗われる美しい風景を暫く眺めていました。 |
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| 01/31/2021 | ||||
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