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狛犬を訪ねて38の1・白河市 近津神社⇒八雲神社 |
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狛犬を訪ねて№38白河から那須の狛犬②大田原市の狛犬 |
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2020年12月29日、一泊目の夜を過ごした”那須湯本温泉・グランドホテル愛寿 ” を朝食後早めに出発しました。 早朝目覚めてホテルの窓から外を見ると、本日辿る神社と久慈川流域の農産物直売所の方向、八溝山塊から朝日が登るところでした。美しい朝焼けを暫し堪能してから温泉に向かいました。 |
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コロナ・ウイルスの状況下、2021年の初詣は 12月28日~1月2日の間に分散して参拝する事にしました。 |
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那須街道の広谷地交差点は通り道になので”歌舞伎煎餅”のアウトレット品が買える”瑞夢庵”に立寄りお土産も兼ねて10個程買い込みました。 |
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瑞夢庵の駐車場から見る那須連山の端の辺りの山にも薄っすらと雪が見られます。それでも日本海側に比べると全般的に那須あたりの山には、街から見る富士山と同じく、例年より雪の量が少ないように見えます。 |
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那須街道を4号国道方向に進んでいます、明るい日差しが差す車内は暖かく幸先の良い今日の旅の出発です。湯本温泉から続く両側の松並木が朝の光を受けて眩しく輝きます。日光例幣使街道程の趣は有りませんが、目に優しい緑の風景を楽しんでいます。 |
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八龍神社住所:大田原市羽田846 。 栃木県大田原市羽田1171を探してカーナビが目的地ですと告げる周囲を行きつ戻りつしましたが辿り着けませんでした。更にその丘陵の周りを回っていると道路脇に神社がありました。もしやと車を参道の入り口の鳥居の下に停めて参拝をする事にしました。 |
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神社の入り口の案内板には”八竜神社”と書かれていました。この右に0.4km・温泉神社が探している神社ではないかと思いました。畑仕事をしていた地元の方に温泉神社を伺うとこの看板とは異なる近くの山の中にあると教えていただきました。 八竜神社で参拝をさせて貰う事にします。 |
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| 温泉神社住所:大田原市羽田680。
栃木県大田原市羽田1171に温泉神社がもう一つ鎮座しているようです。探したのですが分からず地元の方から伺って同じ地域の羽田にあるこの温泉神社に辿り着きました。那須には多量の温泉神社が鎮座します、分類が困難なため個人的に地名の”羽田”と付けましたがもう一つ同じ地域にある事を御高配ください。 |
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八竜神社から200m程先、車で右手の方向の坂を登ります。右に畑が有りました、何か畑の中を通る道に小さな石柱が見えますが道路に車を止める事が難しそうです。更に進むと右手に羽田小学校が現れました、Uターンして10m程戻ると小学校の外に沿った道に車が止められそうです。 学校の外側の斜面の道を30mも進むと左に神社が見えました。山の斜面を緩やかに登る静かな境内に狛犬が姿見えます、期待半分で(外れた時の落胆が嫌さに)訪れたので嬉しくなりました。 |
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大田原市羽田・温泉神社狛犬・嘉永2年 (1849年) |
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右に置かれた阿像、全体に彫や飾りが簡素に見えます。 |
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今回の狛犬を訪ねる旅でもかなり個性的な石像に出会えるのではと期待していました。正にその目的が達せられたようです。 |
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出だしに目的の”温泉神社”が見つからずにいささか気分が滅入っていました。たまたま出会った地元の方に伺って同じ集落の中に鎮座するもう一つの温泉神社でお参りをさせて貰って大きな幸運に当たったようです。 |
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次の大田原市前田の鎮国神社に向かう途中の道から雪の那須茶臼岳が見えました。積雪の山なみが頻繁に姿を現してくれるのは冬の那須の狛犬巡りの大きな喜びの一つです。 |
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鎮国神社住所:大田原市前田1177。大田原市・羽田温泉神社から鎮国神社に向かっていると黒羽町の芭蕉の足跡を訪ねた折に立ち寄った”くらしの館”が見えました。今回も休憩をすることにします。 |
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カーナビに従って那珂川を渡ると右に山道に進むように指示されます。しばらく進むと道の斜面に歩く道らしきものが見えました。道路が広く膨らんだところに車を止めて斜面を登るとすぐ神社が見えました。 |
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鎮国神社・文政3年(1820年)狛犬 |
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右に置かれていますが吽像ではないかと思いますが、果たして合っているかは自信が持てません。推測が当たっていれば一般的な位置と阿吽像が逆と言う事になります。 |
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左に置かれた阿像と思われる狛犬の後ろから右の吽像と思われる狛犬を撮りました。 |
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![]() 台座の文字を探すと驚く事に文政3年(1820年)の文字が見えます、今参拝をしてきたばかりの羽田温泉神社の嘉永2年 (1849年)続いての江戸の狛犬です。続けて二つの江戸の狛犬に出会える僥倖など東京でもそうあるものではありません。大きな幸運に出会ったようです。左に置かれた阿像と思われる狛犬は口の一部に小さな破損が見られます。 |
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私達は神社の横から参拝を済ませたようです。 |
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どうここは見晴らしの良い場所らしく仕事途中の地元の方がカメラを持って降りてきました。 |
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県境の村から見る山は何処も白い雪に覆われていますが、暮らす街からは富士山以外はそれ程多くの雪の山を見る事は叶いません。心行くまで雪の山の美しさを堪能させてもらう事にします。
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| 01/31/2021 | ||||
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