白河市双石・熊野神社狛犬・明治29年(1896年)双石 石工深谷儀助 *禁・無断転載 |
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2018.09.11・狛犬を訪ねて№23・①白河市から矢吹町の狛犬を訪ねての神社参拝順路 |
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右に置かれた狛犬、口の明け方が左の狛犬より少ない事から吽像ではないかと推測されます。一般的な位置とは阿吽像が逆に置かれたタイプではないかと思われます。 サイズは通常の大きさ、狛犬の姿や形相はかなり荒々しい印象を与えます。 違和感を感じさせない全体の造形や曲線の彫り等の技量はかなりの腕に見えます。2018.09.11 白河の石工一覧をご参照ください。 |
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熊野参宮記念に奉納された狛犬ようです。神社を護持する狛犬の意匠らしい力強い姿が印象的です。2018.09.11 |
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左に置かれた狛犬、右に比べると口の開きが若干大きいようなので阿像ではないかと思われます。半身に構えて訪れる人を見据えているような姿です。2018.09.11 白河の石工一覧をご参照ください。 |
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台座には年号かと思われる文字や御大典等の文字が彫られていたのですが、残念ながら浅学な私には正確には判読が出来ませんでした。 御大典記念と昭和三(正確ではありませんが)年十一月らしき文字から昭和3年(1928年)の昭和天皇即位の年を示しているように見えます。 ただ、細長い画像には正確ではありませんが、大正(?)、寅年(?)文字らしき物がみられます、もしそうだとすると大正三年・寅年の大正天皇の即位の年になります。知識の乏しい素人の推測ですが、周辺の狛犬の多くの製造年から昭和3年ではないかと思っていますが確かではありません。石工名は見つける事が出来ませんでしたが、個人的な印象では、白河市萱根・庭渡神社狛犬・昭和5年(1913年)等を彫った関根沼石(国三)の狛犬を連想させます、同じ11号線・御斎所街道沿いの搦目の石工であることもその推測の一つのポイントです(全くの素人の推測ですが)。白河の石工一覧をご参照ください。2018.09.11 |
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おかっぱ頭の狛犬を見て直ぐ明治28年(1895年)の社八幡神社(表郷八幡社山)の狛犬を思い出しました。一年後に作られたこの狛犬は、瓜二つと言っても良い程似ています。杜八幡神社の狛犬はかなり大型です、この狛犬は若干通常より小さめに見えます。 神社所在地と同じ双石(クラベイシ)に住んでいた石工の作品だという事が分かりました。2018.09.11 |
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右の吽像から阿像を写しています。古い時代の狛犬らしく背中の彫りもかなり簡素です。複雑な彫りも簡素な彫りも、杉木立に囲まれたの静かな神域では比べる事が無意味に思えます。向かい合う狛犬の姿に見惚れています。2018.09.11 |
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こちらは左に置かれた吽像、優し気な表情がこの石工の作品の特徴かもしれません。足下には子供が彫られています。2018.09.11
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白河市・天満宮・昭和8年(1933年)・石工 信夫村増見石平・眞船卯右ヱ門 |
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狭い神社入り口には狛犬と鳥居が一塊になって置かれています。 これは右に置かれた阿像と推測されます。眞船卯右ヱ門の狛犬独特の顔つきを持った通常の大きさの狛犬です。神社は集落からかなり離れた高い場所に鎮座しています。白河の石工一覧をご参照ください。 2018.09.11 |
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左の吽像右の阿像を写しています。二つの狛犬に挟まれた空間には、何とはなしに緊張感が漂っているように見て取れます。2018.09.11 | ||||||||||||||
左に置かれた吽像と思われます。玉を足下に収めて入り口に立つ人を威嚇するような顔つきです。 2018.09.11 |
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次の目的地である白河市東形見久保の角折神社を目指して山道を走ってトンネルを抜けると、途中には黄金色の田圃の景色が途切れることなく続きます。 余りの美しさに車を止めてシャッターを押しました。2018.09.11 |
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白河市東形見・角折神社狛犬 |
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台座をかなり詳細に調べて写真も撮ったのですが、石工の名前や年代を特定する事が出来ませんでした。かろうじて”双石(クラベイシ) 石工 xxxx(文字と文字数不分明)”の文字が見られます。在所名が後日の推定の助けになるかもしれません。白河の石工一覧をご参照ください。 | ||||||||||||||
左に置かれた吽像と思われる狛犬、切れ味の良いシャープな姿に見えます。彫も非常にシンプルですが十分に見応えのある石像に思えました。いずれ、石工の名前が分かる事を期待しています。 2018.09.11 |
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