白河市小田川・八幡神社狛犬・明治36年(1903年)*禁・無断転載 |
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2018.09.10・狛犬を訪ねて№23・①白河市から矢吹町の狛犬を訪ねての神社参拝順路 |
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白河市小田川・八幡神社 2回目 |
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右に置かれた狛犬、口を明けた阿像と推測されます。 サイズは通常の大きさです、彫りは大正時代の狛犬としてはかなり洗練されているように見えます。毛の胸の腺の曲線の彫り、顔の表情などに確かな技量が見て取れそうです。 神社の状態も狛犬の状態も大変良好です。震災後に氏子の方々が復旧に務めたようで、その石碑が見られます。2018.09.10 白河の石工一覧をご参照ください。 |
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境内の入り口には石の太鼓橋まで供えれています。境内に奉納された多くの石像などからも氏子の人々の信仰の深さが見て取れます。それだけに大変綺麗に手入れがされた神域が広がっています。2018.09.10 | |||||||||||||
足下に添えられた籠彫りの玉は流石長い年月のこの地の厳しい冬の寒さで一部破損したようです。狛犬の姿に違和感が感じられない安定感のある狛犬に出会いました。2018.09.10 白河の石工一覧をご参照ください。 |
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台座には年号と石工の名前が彫られていたのですが、残念ながら石工の名前が欠落しています。意匠から判断すると個人的には近くの”大信”の石工・眞船卯右ヱ門(卯ヱ門)ではないかと推測していますが、”白河町”の文字が見える事から住所の整合性がありません。 台座を白河の石工が作りその名前が刻まれていて、狛犬を製作した石工が大信の眞船卯右ヱ門(卯ヱ門)と言う事も考えられます。 白河の石工一覧をご参照ください2018.09.10 |
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特異な容貌の狛犬に驚愕しました。通常の意匠とは全く異質な石像はこれを作った石工の創作の産物に見えます。 この地域では明治時代の狛犬はそれ程多くはありません。貴重でユニークな狛犬に出会った今日の狛犬巡りの幸運を感謝しなくてはなりません。 形は一般的なサイズよりやや大き目と言えます。こちらは右に置かれていますが若干口が閉じ気味なので吽像と思われます。つまり、一般的な位置とは阿吽像が逆に置かれているようです。小さな玉を足下に納めています。2018.09.10 |
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右の吽像から阿像を写しています。背中の彫りもかなり簡素です。 台座には年号だけが見られて石工名は見つかりませんでした。2018.09.10 |
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こちらは左に置かれていますが、大きく口を開いている事から阿像と推測できます。足下には牡丹が彫られています、江戸の狛犬の情報があったのかもしれません。 極めてユニークな意匠の狛犬をまだ見て居たいのですが、県境の村で草刈りをしなくてはなりません。先を急ぐことにします。2018.09.10
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泉崎村・熊野神社・昭和4年(1929年)・彫刻師 野田平業・31歳作品 |
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白河の彫刻師・野田平業の狛犬が近くの泉崎村にあるとは知りませんでした。グーグル・マップで神社を探していて見つけました。この狛犬は状態が非常に良好で平業の狛犬としては大型でどっしりした印象です。震災後の改修が行われたのかもしれませんが目に彩色が施されています。狛犬が生き生きとして見えます。こちらは右に置かれた阿像と思われます。これだけの作品なのに玉が平業の特徴である篭彫りではありません。それでも十分に見ごたえのある狛犬です。白河の石工一覧をご参照ください。 2018.09.10 |
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右の阿像から吽像を写しています。大きさからくる迫力ある石像の姿が神域の入り口に圧倒的な存在感を醸し出しています。2018.09.10 | |||||||||||||
左に置かれた吽像と思われます。今日の狛犬巡りではこれまで若干荒々しさのある狛犬を見て来たので平業の狛犬が優し気にみえます。 安心して見る事に没頭できる平業の良好な狛犬です。 2018.09.10 |
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狛犬台座の文字 |
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矢吹町日吉神社狛犬・石工 野田平業・大正15年(1926年)・28歳作品 |
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阿像から吽像を写しています。精細な彫りが見てとれます。 | |||||||||||||
左に置かれた吽像、初期の平業の狛犬の特徴である若干扁平な顔の意匠の特徴が良く出ています。子供を足下に置いた所謂”子どり”言われる意匠です。 大正15年4月と言えば11月に棚倉町・三島神社狛犬を彫っています、その狛犬の唇の形はこの熊野神社の狛犬と極めて似ています。少なくても平業は大正15年、少なくても2つの狛犬を彫った事になります。白河市の狛犬・彫刻師・野田平業について 2018.09.10 |
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