泉崎村・熊野神社狛犬・野田平業作33歳(推定)・昭和6年(1931年)と |
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2019.05.28・狛犬を訪ねて№28・白河市から須賀川市の狛犬を訪ねて・神社参拝順路 |
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◉その1記載分 ①泉崎村・熊野神社⇒泉崎村・関和神社⇒白河市東蕪内・名知らずのお堂 ◉その2記載分 ②矢吹町・御霊神社⇒玉川村・大雷神社⇒玉川村・鹿島神社 ◉その3記載分 ③玉川村・若宮八幡神社⇒須賀川市・神明神社・八幡神社 ◉その4記載分 ④須賀川市・羽黒神社⇒白河市・日吉神社⇒白河市・名知らずのお堂 |
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参考資料 |
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泉崎村・熊野神社狛犬・野田平業作33歳(推定)・昭和6年(1931年)・石工 平右衛門 |
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保存状態が極めて良好な野田平業の狛犬が出迎えてくれました。彫もかなり良好な石像です。台座には石工・平右衛門と彫られていますが、狛犬を平業が彫り台座などをこの石工の人が製造したと推定されます。 大きさは通常より僅かに小さいような印象を受けます。玉は籠彫りではありませんが全体の彫がかなり良いように見えます。 この狛犬を作った一年後の昭和7年に白河市・愛宕神社の狛犬を彫っていますが、阿像は非常にこの熊野神社の狛犬と似ているように感じます。 2019.05.28 |
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泉崎村・関和神社 一回目の関和神社 |
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泉崎村・関和神社の阿像・明治20年(1887年)・石工名不明 |
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右に置かれた阿像の方にはボタンが彫られています。彫が頭抜けて精密でこの年代で、これだけの彫りの作品が見られるのは小松寅吉(布孝)作の狛犬ではと推定されているようです。明治26年・白河市・八雲神社の寅吉作と推定した狛犬と目の形や口の表情などの感じが似ているように見えます。 ただ、寅吉ほどの腕になると同じ石像は作らないので私には推定出来る材料がありません。 そうでなかったとしても、見応えのある狛犬です。 2019.05.28 |
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左の吽像から阿像を写しています。経年による変色や若干の破損が見られますが、それを感じさせない動きのある狛犬に見えます。2019.05.28 |
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左側に置かれた吽像と思われる狛犬です。子供が覗き込むように見上げています。 個人的な印象としてはこの吽像の表情や動きが、私に寅吉の狛犬ではないかと思わせてくれます。わざと子供を無視して横を向いた表情が極めてリアルな生き物の感じを醸し出してくれているに見えます。 寅吉の作品でないとしても、見ていると時が知らぬ間に過ぎていく素晴らしい石像です。 2019.05.28 |
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この拝殿前に奉納された二つ目の文久三年の狛犬の石工名が知りたいと再訪しました。 白河近辺では江戸の狛犬は目にする機会が少なく、それは当時狛犬が彫れる腕の石工の数がかなり限られていたという事ではないかと思いました。数少ない江戸時代の狛犬はほぼ同一の石工が彫っていた可能性が高いのではと推定されます。 この狛犬もなかなか出来の良い手慣れた石工の手によ石像に見えます。造形に違和感を感じません。大きさはやや小型です。2019.05.28 |
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右の吽像から左の阿像を写しています。震災の被害から免れたようで台座なども、製造時の江戸の石でないかもしれませんが古い時代のものが使用されている様に見えます。2019.05.28 |
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左に置かれた吽像です、大きな目が優し気な印象を醸し出しています。 大きな目で参拝の人々を見つめる優し気な表情の親、その親の庇護を信じてしずかに足下に蹲る子供の姿が動きのある造形を生み出しいる様に感じました。 神社の御由来に掛かれた歴史を感じさせる狛犬に出会えました。2019.05.28 |
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白河市・東蕪内・名知らずのお堂・狛犬大正12年(癸亥)1923年 |
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お堂に向かって左に置かれた阿像と思われる狛犬は通常のサイズの1/3程でかなり小型です。大正12年の年号は確認できたのですが石工の名前は見つける事が出来ませんでした。一般的な阿吽像の一と逆に置かれていると思われます。 体のサイズには不釣り合いの大きな玉を収めています。顔は若干経年により破損したのか判然としません。2019.05.28 |
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阿像から右に置かれた吽像を写しています。雑草に埋もれた野の狛犬です。残念ながらお堂の名前を示す扁額などが無いため名前が分かりませんでした。2019.05.28 | ||||||||||
右に置かれた吽像も大きな玉を収めています。顔面の表情が経年で破損したのか判然としません。 かなりユニークな意匠の狛犬です。2019.05.28 |
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白河市船田・熊野神社 |
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