狛犬を訪ねて№28・白河市から須賀川市の狛犬を訪ねて②矢吹町・玉川村 ①へ ③へ ④へ
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◉矢吹町・御霊神社狛犬・彫刻師”大高三二”・“有我幸太郎”作と
◉玉川村・大雷神社・昭和46年10月奉納の狛犬 *禁・無断転載
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2019.05.27の”狛犬を訪ねて№28・白河市から須賀川市の狛犬を訪ねて①”の続編になります。グーグルマップで探してかなりの神社を訪ねてしまった今では、新しい狛犬(私にとっての未見の)を見つける事がだんだん難しくなってきています。
それでもこの福島県南には信じられない事ですが、まだまだ鎮守の杜に守られた静かな神域と驚きを与えてくれる狛犬があることを今回の旅で思い知りました。偏に神社を護る氏子の方々のお陰だと、ただの参拝人の私が清掃の行き届いた社の前で何時も感じているところです。 2019.06.24
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2019.06.24・狛犬を訪ねて№28・白河市から須賀川市の狛犬を訪ねて・神社参拝順路 |
◉その1記載分 ①泉崎村・熊野神社⇒泉崎村・関和神社⇒白河市東蕪内・名知らずのお堂
◉その2記載分 ②矢吹町・御霊神社⇒玉川村・大雷神社⇒玉川村・鹿島神社
◉その3記載分 ③玉川村・若宮八幡神社⇒須賀川市・神明神社・八幡神社
◉その4記載分 ④須賀川市・羽黒神社⇒白河市・日吉神社⇒白河市・名知らずのお堂 |
参考資料 |
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右に置かれた阿像です。まずその大きさに驚かされましたが傍にたって彫の精緻な事にも更に感嘆しました。奉納した氏子の方々の大きな負担が生み出した素晴らしい狛犬に見えます。
台座に彫られた名前から、県南の狛犬でしばしば目にする白河市の”大高三二”と“鏡石町成田の有我幸太郎”の合作と思われます。
素人の印象ですが、全体の形や目の形などから大高三二の印象が見て取れます。優し気な風貌が私には特徴の一つだと感じていますがこの狛犬はその甘さが抑えられた素晴らしい彫りだと感じました。子供の狛犬よりは難しい思われる江戸牡丹の彫も見応えがあります。
鏡石町熊野神社の狛犬が有我幸太郎の代表的な石像だと個人的には感じていますが、やはりどこか優し気な風貌が感じられます。この狛犬は二人の石工が力を出し合ってその甘さを消した厳しさが表れていると思いました。素人の印象ですので実際の状況は全く違っているかもしれません。 2019.06.24
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右に置かれた阿像の横には身を入れるスペースがありませんでした。左の吽像から二つの狛犬を写しました。やはり背中の表現も二人の通常の作品より見る者に語り掛ける力を感じます。 2019.06.24
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左の吽像、いわゆる子取りの意匠です。右の阿像より厳しさが和らいだようで普段の二人の柔和な狛犬の表現が見えるようです。
全体を覆う毛の曲線的な彫などにも気合の入れ方を感じます。素人の生意気な感想を書いてしまいましたが、かなり大きな印象を与えてくれる狛犬に出会って少し大げさな書き方になったかもしれません。
写真だけは出来るだけ大げさにならないように心の興奮を押さえて写す事にしました。 2019.06.24 |
彫刻師”大高三二”と“有我幸太郎”、少し薄れていますが台座の製作や狛犬の取り付けを行ったと推測されるもう一人の石工の人の名前も見えます。
二人の彫刻師が狛犬を彫ったと思われますが素人の推測ですが、丸い目を持つ優し気な表情から若干大高三二の印象が強くでているように感じました。白河の石工の大高三二と少し北の鏡石町成田の石工・有我幸太郎は共にしばしば目にする名前です。*白河市の石工をご参照ください。
大変素晴らしい造形の大型の狛犬です、さぞかし氏子の方々の大きな負担の上に完成したと推定できる見応えのある石像です。2019年6月24日の狛犬を訪ねる旅の出だしに素晴らしい宝石を見る事ができました。 2019.06.24
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神社の参道の途中から隣接する景政寺を訪ねました。説明によるとかなり古い時代の創建のようです。此処は阿武隈川にも近いので古い時代から集落が形成されていたのかもしれません。 2019.06.24 |
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境内に薬師堂が見られます。本堂は大工さんが入って手入れの最中でした。道路の反対側の澄江寺に向かいます。 2019.06.24
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大雷(だいらい)神社住所:石川郡玉川村小高西屋敷119 |
カーナビに導かれた車の通りの少ない道を快適に進んできました。最後に狭い坂道にぶち当たりました。戻りたい気持ちを押さえてゆっくりと人家の並ぶ細い坂道を進んで行きました。
坂が終わるあたりに神社らしきものが見えてきました。右手には集会場があります。車を止める場所がないので、参詣の間だけ集会所のスペースに停めさせて貰いました。
後で分かったのですが、集会所の角を左折すると神社の社務所の前に広い参拝者用の駐車場がある事が分かりました。 2019.06.24 |
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一の鳥居を潜り参拝をさせて貰うことにします。振り返ると道路を横断して斜面の下にも参道が続いているように見えます。何か鳥居らしきものが見えるのでこれは二の鳥居なのかもしれません。
木立の中の参道を進むことにします。 2019.06.24 |
 拝殿の横には社務所があり、その前には広い参拝用の駐車場がありました。下の道路から坂を登って来るようです。 |
雷の神様を祀る神社らしく扁額の横に雷神の絵が掛かっていました。 |
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大雷(だいらい)神社の御由来には10世紀の創建で”オオイカズチカミ”がご祭神と書かれています。読み方は間違っているかもしれません。 2019.06.24
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玉川村・大雷神社狛犬・昭和46年(1971年)・石工名不明
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先程見た矢吹町・御霊神社に続いて又圧倒的な迫力の狛犬に驚かされました。右に置かれた阿像で子取りの意匠の狛犬です。
子供を押し潰さんばかりに目一杯四肢を張ったダイナミックな姿態をリアルに表現していると、驚きかつ見惚れています。寡聞にして私には初めて(特に県境の村の周辺では)目にする特異な意匠です。
年代が昭和46年と新しい事も驚かされます。味気ない機械彫りの狛犬であっても不思議ではないのですが、細部にも行き届いた彫りが施されています。
2019.06.24
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木の枝に隠れて狛犬の一部が見えないのですが、それでもそれを圧倒するような迫力です。左の吽像から阿像を写しています。新しい狛犬なので欠落などが見られない大変綺麗な状態の僅かに小さなサイズの狛犬です。
この狛犬も先程の御霊神社の時と同じく、奇抜にならないように落ち着いた画像を写そうと心を落ち着かせなくてはなりません。 2019.06.24 |
信じられない事ですがこれだけの見応えのある独創的な狛犬が昭和46年10月に建てられたと台座に記されています。残念ながら石工の名前は見つける事が出来ませんでした。 2019.06.24 |
玉の彫りや手足の先の細部の彫りも中々素晴らしい細工に見えます。これだけユニークな意匠をごみにしないだけの確かな腕の石工の人に見えます。普通のおとなしい意匠なら多少の未熟な彫りでもやり過ごす事が出来るでしょうが、これだけ激しい姿ではそれは難しいと思われます。
違和感なくその表現を楽しく見れることはかなりの腕の石工の人と推測されます。県境の村の近くでは余りに目にしないので、残念ながらもしかすると近隣在住の石工ではないのかも知れません(何処かで再会することを楽しみにしていますが)。かなり強く降る雨を忘れるほど写真を撮るのに夢中になってしまいました。素晴らしい狛犬に連続して出会ったことになります。
2019.06.24 |
参道の坂道を満ち足りた気分で下る事にします。足元は雨でつるつると滑ります。此処までの狛犬を訪ねる旅は大いに充実した時間を過ごす事が出来ました。嬉しさに浮かれて、滑って転ばないよう油断なく下る事にします。 |
鳥のある通りまで戻ってきました。大雷神社の氏子の人々の暮らす集落が下に見えます。このような神社に守られて日々を暮らす人々が羨ましくなります。 2019.06.24
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杉木立に囲まれた静かな参道を直線的に上ります。入口の鳥居からも狛犬の姿が見えます。 2019.06.24 |
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中池公園(石川郡玉川村小 高平 ケ 谷地 6)。水草が水面を埋める静かな池が神社の裏に広がっています。トイレなどもある駐車場に車を止めました。
雨が降るので東屋のベンチに腰を掛けて持ってきた弁当を食べました。雨が少し小降りになってきたようです。 2019.06.24 |
今回の②では二つの素晴らしい狛犬に出会うことが出来て旅の出だしは極めて幸運です。更に北へと狛犬と神社を訪ねるのですが果たして驚きに出会うことが出来るでしょうか。 2019.06.24
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