那須連山のミネザクラ2019年(Ⅰ) Ⅱへ Ⅲへ |
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那須連山の稜線に咲く可憐なミネザクラ
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今年も時期を見計らって、令和1年の最後の花見に、那須連山の稜線に咲くミネザクラを訪ねました。県境の村から訪れると、あたかも裏山に登る感じがしてのんびりと自然の風景を堪能できます。
今回も、久し振りに訪れた村ではやる事が沢山あり急いで戻らなくてはなりません。村への帰路に八幡温泉のつつじを見る事もあります。村に帰ってからは草刈りに大汗を流し、畑を耕し苗を植え種を蒔かなくてはなりません。これは季節をずらすことが出来ない仕事になります。夕方からは峠を越えてイワナ釣りが待っています。時間が無いので今回は那須岳を登らずに牛ヶ首への巻き道を選択しました。2019.05.27。 |
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ケーブルカーが動き出すとゆっくりとミネザクラを見る事が出来ないので、早朝に県境の村を出ました。
コース(時間は若干実際と異なっている場合もあります)◎①掲載分・駐車場発5:44⇒峰の茶屋6:28⇒牛ヶ首分岐点06:49。◉②掲載分・牛ヶ首分岐6:49⇒日の出平7:13⇒南月山7:422019.05.27
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峰の茶屋駐車場に向かう途中の道から早朝の那須連山が望めます。中央の堂々たる茶臼岳から左に伸びる南月山までの稜線にミネザクラが群生しています。今回は那須岳を登らず峰の茶屋から那須岳の裏側を牛ヶ首の鞍部までトラバースするコースを取りました。 |
那須岳を回り込んだほぼ平らな登山道を牛ヶ首の鞍部まで進みます。そこから僅かの登りで日の出平になりますが、その途中から登山道の両側にミネザクラの群生が続きます。2019.05.27 |
5:44、早朝の駐車場は車中泊らしき車などが止まっているくらいでかなり空いていました(下山して戻った時は満車でした)。簡単な朝食を食べてから出発。途中写真を撮りながら登るので出来る限り早めに出発する事にします。
時間が遅くなるとケーブルカーの人達が登ってくるのでゆっくりと桜を見る事が出来なくなります。天気は問題がないようです。2019.05.27 |
5:49、駐車場を出て登山道入り口で入山票を記入します。天候は晴れています、暑く成りそうな気配です。
お馴染みの山の神に奉納されている狛犬の間を抜けます。暫く階段状のの道が続きます。2019.05.27 |
登山道の花 |
5:57、樹林帯中の階段状の登りが続く登山道の楽しみは那須の薄暗い木々の間に鮮やかな赤いムサキヤシオ・ツツジが見られる事です。
早速ミネザクラが出迎えてくれました。少し花季節は過ぎているかと案じていましたがまだ満開には少し間がありそうです。2019.05.27
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5:59、街では今年の猛暑に辟易として暮らしていたのでミネザクラもヤシオツツジも散っているのでは案じてやってきました。
想像とは全く異なった状況です。ムラサキヤシオは未だ蕾が多く見られます。満開にはあと数日の時間が要するようです。2019.05.27 |
6:07、樹林帯の中の階段状の登りが終わると眼前が一気に開けます。美しい朝日岳が目の前に聳えています。2019.05.27 |
6:08、登山道の左は那須岳の広い斜面が一面に続きます。素晴らしい見晴らしの中に続く登山道は、峰の茶屋を目指して緩やかに上って行きます。2019.05.27 |
6:12、早朝に出発したので人影も極めてまばらです。のんびりと写真を撮りながら辺りの景色を堪能しています。鞍部にぽつんと峰の茶屋が見えてきました。2019.05.27 |
6:16、岩陰にツガザクラと思われる白い花が咲いていました。。2019.05.27 |
6:20、峰の茶屋の避難小屋がはっきりと見えてきました。右に朝日岳、左に茶臼岳の分岐点になります。途中には小さな残雪の塊が見えます。2019.05.27 |
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6:28、峰の茶屋を通過します。人影は見当たりませんでした。静かな朝の気配が漂っているだけです。自然の中に身を置くと何時も感じる穏やかな心が蘇ってきました。2019.05.27 |
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6:31、少し高い場所に居るので未だ早朝の日差し低い場所から差しています。柔らかい陰影が那須岳を覆っています。ほぼ私一人だけが居るだけです。2019.05.27 |
6:35、右手には雪が稜線をびっしりと覆う会津駒ケ岳と思われる山並みが見えます。裏山に登るような場所からこれ程の美しい自然に身を置く事が出来るのです。県境の村に暮らす幸せを実感する一時です。2019.05.27 |
6:38、眼下には秋の美しい紅葉が見られる姥が平が見えます。小さな池が鏡面となって輝いています。2019.05.27 |
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6:48、牛ヶ首の鞍部に到着、ケーブルカー方面の道が合わさります。姥が平への下山路となるので秋の紅葉シーズンには多くの人で賑ぎあう場所です。振り返ると噴煙が少し広がっています。
6:49、牛ヶ首通過、人影は見えません。やはり早朝に出発して正解でした、ゆっくりした気持ちで歩きかつ辺りを眺める事が出来ます。ここからいよいよミネザクラの群生地に足を踏み入れる事になります。きっと令和1年最後の花見はゆっくりと気ままに楽しむ事が出来るに違いありません。2019.05.27
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6:51、牛ヶ首から日の出平への緩やかな登りになります。お目当てのミネザクラが洗われます。
街での猛暑で桜が散っているかと案じていましたが、信じられない事にまだ満開には早かったようです。2019.05.27 |
6:51、辺りはミネザクラが登山道を覆っています。未だ7~8分咲き程度に気配、一昨年見た満開と比べると蕾が多く見られます。桜の咲きだした頃の美しさはそれはそれで見応えがあります。2019.05.27
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僅かな登りが終わって後ろを振り返ってみました。辿ってきた登山道がうっすらと細い線となって見えます。見上げる那須岳には噴煙が棚引いています。
眼下に広がるミネザクラの群落が朝日を受けて薄っすらと桜色に染まっていました。厳しい冬を乗り切ったミネザクラは春の光を浴びています、穏やかな季節はアッと言う間に過ぎていきます。冬が来れば猛烈な強風にさらされる事になり、やがて一面の雪に埋もれる事になります。そのようにして一年一年を生きてきた桜の姿は私を感動させずにはおきません。
県境の村を訪れた時は出来るだけこのような自然の美しさに遭遇したいと思っています。
◉花の名前は間違っている場合もあります。お許しください。2019.05.27
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06/03/2019
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