那須・茶臼岳1915mミネザクラ(Ⅲ) Ⅰへ Ⅱへ 地図

稜線には可憐なミネザクラの群落・ハイマツの中にはシャクナゲ・噴煙が流れる茶臼岳

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台風18号の朝日岳朝日に輝く朝日岳 紅葉の那須・日の出平から姥ケ平①日の出平登り②下り姥ケ平
残雪の朝日岳1896メートルと那須岳1915メートル 濃霧の那須・朝日岳のイワシャジン
赤面山から三本槍岳1916m往復 朝日岳1896から三本槍岳1916mの紅葉 

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2017年5月30日、仕事が忙しく久方ぶりに県境の村を訪れました。

今回は、前から一度は見たかった那須連山の稜線1786mの日の出平周辺に咲くミネザクラを見るためにやって来ました。今年最後の桜見物と、土手のジョギング代わりに丁度手頃なのではないかと言う気持ちもありました。山に登ってから早めに村に戻り畑に種を蒔かなくてはなりません。加えて夕方から那須連山の北側の渓流に出かけてイワナも釣らなくてはならないと、したいこととやらなくてはならないことがてんこ盛りです。早起きをして村を出ました。尚、左のグーグル・マップは黄色のラインが往路・緑のラインが下山路です。2017.05.30。

 

コース(若干実際と異なっている場合もあります)

◎往路・駐車場発6:30⇒峰の茶屋7:15⇒茶臼岳頂上8:05~8:25⇒牛ヶ首分岐点8:40⇒牛ヶ首9:08⇒日の出平9:35⇒南月山9:50~10:02

◎下山・南月山10:02⇒日の出平10:30~10:40⇒牛ヶ首11:05⇒無間地獄11:06⇒峰の茶屋11:18⇒峰の茶屋駐車場11:43

南月山からの下山

10:02南月山から駐車場に向かって下山することにします。砂礫の斜面を下り出します。先ほど登ってきた茶臼岳と、その周りをぐるっと巻いた登山道が見えます。

帰りはすこしゆっくりとミネザクラを見る事にします。儚い花弁は数日しか持たないそうです。2017.05.30

10:23.登りの時は初めて見る初夏の桜の美しさにボーとしてしまい、きょろきょろ見回すばかりでした。

帰りはゆっくり下るので目立つ桜の木は立ち止まってしみじみと見ています。随分と花付の良い桜です。

2017.05.30

10:25.日の出平が近くなると桜の群生が始まります。

この桜はかなり樹高が高いようです。強風が吹き付ける那須山の稜線では高い木は生存するのにさぞかし大変な事だと同情してしまいました。2017.05.30

10:30.標高1780mの日の出平に着きました。ミネザクラが最も沢山見られます。

ケーブルカーで来た人たちが数人休憩をしていました。そろそろ登ってくる人が多くなりそうです。日の出平は最もミネザクラが多い場所なので私も稜線から左に折れてみました。2014年9月29日に紅葉を見ながらこのコースを辿ったことを思い出します。懐かしい場所です。2017.05.30

控えめな咲き方の桜ですが、目を近づけて見るとやはり艶やかな花びらです。厳しい自然の中で生き続けるには頼りない程の美しさに見えます。2017.05.30
茶臼岳がこの位置からはかなり円やかな山容に見えます。

花と葉が一緒に出ていることからヤマザクラの種類なのかもしれません。まるで紅葉のようなオレンジの葉も中々良い感じです。2017.05.30

桜の花びらに酔うと、足下にはノジスミレが群生しています。自然の取り合わせは私にも優しい配慮をしてくれます。2017.05.30
10:38、少し茶臼岳が少し大きく見えてきました。2017.05.30
熊笹の生い茂る中にも穏やかな色合いの桜の花が満開です。2017.05.30

日の出平を茶臼岳に向かうと太くそして沢山の枝を張ったミネザクラが多く見られるようになります。2017.05.30

 

10:45、ミネザクラの群落がまばらになってきました。あと少しで牛ヶ首へ向かう下り坂になるようです。2017.05.30

10:51.左下に2014年9月29日に紅葉を見ながら訪れた姥が平が見えてきました。結構雪が残っているように見えます。2017.05.30

10:56.ミネザクラの群落が終わるようです。この辺りになると登ってくる人が多くなり出しました。

牛ヶ首から峰の茶屋避難小屋

11:05.牛ヶ首に着きました。見晴らしの素晴らしい場所です。

ベンチに座って持ってきた菓子パンを食べ水を飲みました。これから茶臼岳の山腹を巻いて峰の茶屋までほぼ平らな登山道を歩きます。2017.05.30

噴煙を上げる那須岳の登山道には残雪が見えます。気分が変わって楽しそうです。のんびりと景色を眺めながら散歩しようと思います。2017.05.30
11:06。噴煙は山肌にへばりつく様にして空に流れていました折吹く薫風に規則正しい流れがかき乱されて複雑な動きを見せてくれます。2017.05.30
11:08.無間地獄と言う恐ろしい名前が付いています。開けた景色に名前は少し大げさすぎる気がします。
噴煙は薫風の吹き加減で上に左右にと踊るように分裂と集合を繰り返しています。見飽きる事がありませんが先を急ぐことにします。2017.05.30
小さな残雪の帯を渡りました。僅かの距離ですがそれは楽しい思い出になります。残雪を歩くのは、峰の茶屋の下と含めてこれで2回目になります。
11:12。残雪の上で遊びながら噴煙を写しました。噴き出す煙の量に強弱があるようです。噴煙の帯が長く広くと漂うごとくと、不規則な感じがします。それでも風景に動きを与えてくれる得難い自然の営みです。2017.05.30

11:18.峰の茶屋避難小屋に戻ってきました。懐かしい朝日岳がまた高く見えます。止まらずに下ることにします。2017.05.30

11:19.左に見える朝日岳の姿が道連れです。のんびりとしかし止まらずに駐車場に向かいます。2017.05.30

11:40.駐車場上の登山口に置かれた狛犬まで戻ってきました。前から見たいと思っていたミネザクラは想像以上の美しさで出迎えてくれました。ちょうど満開の時に当たったのかもしれません。更に、ミネザクラの群生がかなりの本数と、中には太い幹のものも見られて考えていた以上の風景に驚きの連続でした。

可能ならば来年も初夏の桜を身に訪れたいと思いました。那須・茶臼岳1915mミネザクラ・Ⅲ終わり。2017.05.30

 
06/01/2020
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可憐なミネザクラと噴煙を上げる那須・茶臼岳