西白河郡西郷村・庭渡神社狛犬・昭和７年（１９３２年）渡辺寅蔵 作（禁）無断転載 |
狛犬を訪ねて
狛犬スライド・一覧表雑草が最も猛威を振るう夏、今年は特に厳しい暑さにエアコンの聞いた部屋を出る事は億劫です。それでも雑草が生い茂る県境の村をほったらかしにも出来ず８月２９日の夜、草刈にやって来ました。高原の村も、何時もなら夜になれば涼しさが辺りに漂うのですが今年の夏は例外です。
８月３０日は早起きして草刈りを終わらせてから県境の村の近くの神社を回る事にしました。 小野小町生誕地の伝承が伝えられてきている福島県小野町・塩竈神社の野田平業の狛犬を訪ねながら幾つかの神社を参拝する事にしました。翌３１日は、再度の果物と野菜の買い物に出かける事から途中に鎮座する庭渡神社に参拝する事にしました。
２０２１．０８．３１
狛犬を訪ねて№４２
(掲載部マップ・マーク)・福島県小野町の狛犬
①塩竈神社⇒小野小町生誕の地⇒上羽出庭諏訪神社
②
夏井諏訪神社⇒平田村・菅松大明神
③西郷村・庭渡神社
狛犬を訪ねて№４１
(掲載部マップ・マーク)・福島県石川町～田村市の狛犬
①・
石川町 八幡神社⇒八幡宮⇒八幡神社⇒石川町母畑東・八幡神社⇒玉川村・千五沢都々古別神社。
②・田村市 宮ノ前・宇佐神社⇒滝根町・八幡神社
③・田村市 滝根町・菅谷神社⇒大越町・子守神社
④・田村市 大越町・見渡神社⇒大越町・上川神社
２０２１．０８．３１
西白河郡西郷村・庭渡神社 |
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庭渡神社住所： 福島県西白河郡西郷村真船南窪。昨日、８月３０日は草刈をざっと済ませて小野町の神社巡りに出かけたので刈り残した個所が見られます。先ず、朝一番の仕事はJA白河のり菜庵での買い物です。昨日も買ったのですが今日も果物があればと出掛ける事にしました。２０２１．０８．３１ |
午後からは更に少し離れた直売所に３回目の買い物に出かける予定です。この３回目に訪れる直売所は県境の村を訪れる時は何時でも最も楽しみな野菜の買い物場所です。街では価格が高騰しているトマトとキュウリが多分入手できると思われます。 折角ここまで来たので何れ訪ねたいと思っていた福島県西白河郡西郷村の庭渡神社を訪ねる事にしました。 |
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まさに神社の始まりはこのような場所ではなかったのかと思われるほどの素晴らしい風景が広がっています。参道の入り口に立ち、はたして田圃の中に続く道に車を入れて良いものかを迷った末、道路から邪魔にならない程度に車をれさせて貰い歩く事にしました。
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石の鳥居を潜り拝殿でお参りをさせて貰います。長閑な自然が柔らかく我が身を包み込んでくれる心地良い神域です。 |
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 鈴を鳴らして素晴らしい場所で祈れるお礼を申し述べました。２０２１．０８．３１ |
 参拝を済ませて後を振り返れば、一面の色付いた稲の穂が太陽に輝いて見える田圃が広がっています。その田圃の中に点々と庭渡神社の氏子の方々の暮らす集落が望まれます。２０２１．０８．３１ |
西白河郡西郷村・庭渡神社狛犬・昭和７年（１９３２年）渡辺寅蔵 作 |
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カーナビに従い進んでいると、甲子温泉に向かう甲子街道を通り阿武隈川を渡りました。更に進むと稲穂が色付き始めた田圃の先に鳥居と狛犬が見えます。
小山の上に鎮座する神社は森に囲まれた神域の中に静かにありました。狛犬は鳥居の前にこちらを見つめて置かれていました。
右の吽像から阿像を望むとその左後方には那須岳から朝日岳の山並みがハッキリとその姿を見る事ができます。望むものがほぼ全て揃えて見せてくれる神社です。
左の阿像から右の吽像を写しました（阿吽像の左右の位置が通常とは逆に置かれているようです）。彫りが格別緻密には見えませんが、石像に慣れた石工の人らしくバランスの取れた危なげのない造形に見えました。
左に置かれた阿像は子取りの意匠です。余り詳細に見る事をしませんでしたが子供はもしかすると２頭彫られているのかもしれません。顔の表情はどちらかと言えば怖さをそれ程感じる事は無いようです。
２０２１．０８．３１
台座には奉納された昭和７年（１９３２年）の文字と”白坂 石工 渡辺寅蔵”の文字が見られます。白坂は旧陸羽街道に面した白河市内の地名なので（当時は多分白坂村と呼ばれて居たのではないかと思いますが）ほぼ地元の石工の人の彫ったものです。２０２１．０８．３１ 
庭渡神社を参拝した後、白河市のり菜庵とは異なるもう一つの直売所に向かいました。遅く行くと売り切れる恐れがあるので少し並んで待つことにしました。お陰で大量のトマトとキュウリを買う事が出来ました。何時もながら信じられない程の値段で、街のトマトとこれが同じトマトとは思えない程のコクと味です。
買い物を済ませてから草刈を行い、夕方からは峠を越えて何時もの渓流にイワナ釣りに出かけました。
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