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狛犬を訪ねて№39白河から那須の狛犬①白河市の狛犬 |
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狛犬を訪ねて39の①・須賀川市 鹿島神社⇒八幡神社⇒古峰神社 |
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白旗神社住所:須賀川市仁井田関下。カーナビが左にと指示が出ますがそこは田圃の間の曲がりくねった細い道です、確かに100m程先に神社の鳥居が見えました。不安になって更に進んでみましたが目的地から遠ざかります。仕方なく最初の指示通り細い田圃の中の曲がりくねった砂利道を進むと神社の鳥居の前に一台車を停めるスペースがあり一安心です。2021.03.01 |
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鳥居の前に珍し古い神社の社格を表すと思われる”小社”が刻まれた石柱がたっていました。熊野神社と白旗神社の二つ名前が刻まれていました。素人の推測ですが、二つの神社が合祀されているようです。 集落の中に鎮座する神社のようで人家が辺りには集まっています。2021.03.01 |
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まず木漏れ日の漏れる拝殿で参拝をさせていただきました。これで心置きなく狛犬を見る事ができます。2021.03.01 | ||||||||||||
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拝殿の前に奉納されている狛犬を見させてもらう事にします。狛犬が多く奉納された須賀川の狛犬らしく気張ることなく彫られた狛犬に感じました。見る方も緊張する事無くゆったりとした気分で狛犬の周りを回りながら見る事が出来ました。 右に置かれた阿像は玉取りの意匠、体の線もぜい肉を落とされた美しい形に感じました。 2021.03.01 |
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左の吽像から右の阿像を写しています。尻尾や頭部の毛の曲線も上手く彫られていると思いました。深い静寂の中に置かれた狛犬の周囲だけは何時も感じる動的な空間が広がっているようでした。2021.03.01 |
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左の吽像、何か言いたげな顔の表情が私には大変親しみやすさを与えてくれます。旅の最後に良い思い出が出来ました。
2021.03.01 |
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台座には大正7年(1918年)の年号と”和田 石工 鈴木彌市”の文字が彫られています。須賀川市の和田と思われる”和田”は神社南側の地名、ほぼ地元の石工の人だと思われます。参宮記念の文字が見られる事から伊勢神宮参拝を記念して奉納された狛犬と思われます。約100年前の狛犬になります。2021.03.01 | ||||||||||||
境内を散策してみました。奉納された石の社の脇に力石の説明板と丸い石が置かれていました。”力自慢の人は挑戦してみませんか”との挑発的な説明板がありました。非力でぎっくり腰でもなったら家に帰れないので挑発的な言葉は無視して参道の先の石段に向かいました。2021.03.01 | ||||||||||||
拝殿の前の石段を下りて杉木立の参道から振り返ってみました。夕方の近い事を知らせる日の光が低い角度で木間越しに差し込んでいました。2021.03.01 | ||||||||||||
薄暗い参道の先に鳥居が見えます。その先の明るい場所が神域との結界でしょう。いよいよ旅の終わりが目の前です。2021.03.01 | ||||||||||||
鳥居を潜り駐車スペース戻る事にします。目の前に綺麗な生垣で囲まれた細い舗装の道が真っすぐに伸びています。最初は園芸農家の人の道かと思いました。通行禁止の看板も見えないので体を挟まれるような手入れされた植え込みの間の道を進んでみました。嬉しい事に少し進むとかなり長い道の先に鳥居が見えます。この道が鹿嶋神社の参道のようです。一の鳥居まではこの地点から約120m程有りそうです。 2021.03.01 |
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かなり長い参道、石段を下りた地点から約120m、を歩いて一の鳥居までやって来ました。大きな鳥居の後ろには嬉しい事に大きな狛犬が奉納されていました。2021.03.01 | ||||||||||||
須賀川市鹿島・鹿嶋神社参道入口一の鳥居の狛犬 |
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鳥居の後ろの狛犬を見てかなり新しいのではないかと思いました。ほぼ少し前に見た田村神社の狛犬にほぼ匹敵するのではと思われる大きなサイズに見えました。右に置かれた阿像、状態も大変綺麗で意匠もこの辺りでは余り目にしない姿です。口の彩色らしきものも僅かに残されているようです。高く大きな台座の上にすっくと座っています。2021.03.01 |
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西日の差し込む光りのせいで右の吽像から阿像を写しています。辺りに広がる田圃の向こうには氏子の方々の暮らす集落が見えます。 後姿や尻尾の形・顔付等から新しい狛犬に見えなくもありません。ただ尻尾の形や細部が機械で彫られた狛犬とは違う様にも見えます。2021.03.01 |
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左に置かれた吽像は須賀川の狛犬でしばしば見られる牙が彫られています。機械で彫られた狛犬の意匠に見えなくもありませんがそれらよりは彫りが若干複雑に見えます。かなり大きく堂々とした姿です。残念ながら見落としたか年月や石工名が見つかりませんでした。2021.03.01 | ||||||||||||
長く美しい参道の先で思いもしない狛犬と出会った恵まれた一日でした。これから石段下まで戻り県境の村に戻る事にします。2021.03.01 |
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最後に参拝をさせて貰った鹿嶋神社で思いもかけない事ですが二つの狛犬に出会う幸運に恵まれて大変思い出に残る神社を巡る旅でした。 美しい神社での最後は石段の下の一本桜です。ここから右に曲がり車を停めた地点に戻る事にします。出来ればこの桜の花弁を見て見たいものだと強く思いました。2021.03.01 |
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03/18/2021 | ||||||||||||
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