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狛犬を訪ねて37・2020年12月の狛犬巡り・茨城県の神社  | 
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| 狛犬を訪ねて#37の別稿・村から海までをご参照ください。神社巡りの道筋の旅が掲載されています。 | ||||
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       狛犬を訪ねて37の1・福島県東白川郡矢祭町 八幡神社⇒若都々古別神社⇒東舘神社 狛犬を訪ねて37の2・茨城県北茨城市 大子町内大野・十二所神社 ⇒八坂神社⇒佐波波地祇神社  | 
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十二所神社神社住所:久慈郡大子町内大野 。大子町”月待ちの滝”から八溝山塊を超えるべく”龍神大吊り橋”を目指して坂を登ります。461号線に出る手前を右に曲がると道路脇から赤い鳥居が見えました。道路に車を停めるには狭いので恐る恐る鳥居のある参道に車半分程入れました。 
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      車が入れそうですが今まで数回無理をして車を傷つけたので交通の邪魔にならない程度だけ参道に入れさせて貰いました。  | 
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 木立の隙間から差し込む木漏れ日が優し気な濃淡の彩を添えてくれていました。  | 
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十二所神社狛犬  | 
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![]()  海外沿いにある今日の宿泊先の五浦観光ホテルに向かう道の途中にある”龍神大吊り橋”に立ち寄るので急がなくてはなりません。拝殿で大きな鈴を鳴らしてお参りをさせて貰いました。 | 
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八坂神社住所:北茨城市大津町北町1484−116。五浦観光ホテルで一泊した翌朝、12月8日は海に沿って常磐道に時折乗りながら大洗に向かいます。途中幾つかの神社に立ち寄り、Gotoトラベルでもらった地域クーポン¥6,000で海産物を買いながら暮らす街に戻る事にします。 最初に訪れた八坂神社は人家建て込んだ町の中にあります、車を停めるスペースが無いので道の端に寄せて止めさせて貰いました。  | 
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 周りを人家に囲まれた丘の上に神社は鎮座していました。 | 
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 穏やかな晴天加えて、海に面しているせいか何処か開放感が感じられる境内です。狛犬が鎮護する拝殿で参拝をさせて貰いました。 | 
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 今日、12月8日、一番最初の参拝です、街までの旅の安全をお願いしました。 | 
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北茨城市・八坂神社狛犬  | 
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 私の記憶が正しければ珍しい青銅の狛犬は2017年、新宿の”花園神社唐獅子像・文政4年(1821年・辛巳)彫工・佐脇主馬原型鋳工・村田整珉”以来かもしれません。今朝一番の神社巡りで出会った素晴らしい狛犬に暫し見惚れてしまいました。 
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 左に置かれた吽像から阿像を写しています。石像とは異なる滑らかな表面が実在感を醸し出しているように見えました。 | 
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 珍しい狛犬に出会って茨城県の海岸に沿った狛犬巡りは出だしから幸先が良いようです。  | 
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  佐波波地祇神社住所:茨城県北茨城市大津町1532。神社名の読み方は神社の公式サイトには”サワワチギとサハハクニツカミ”の二つの名前が記載されていましたが、このサイトではサワワカチギ神社と呼ばせていただきます。唐帰山(カラカイサン)に鎮座する神社は人家の間の細い道をかなり登る事になります。グーグル・マップ等で調べて入り口の案内板の位置を確認していましたが、それでも曲がりくねった上り道を果たして大丈夫かと言う不安を感じながら登り切ると素晴らしい神社と太平洋の見晴らしが出迎えてくれました。手彫りの狛犬が3対(新しい狛犬も奉納されていたのでそれを含めて4対)海の方向に向かって置かれていました。 | 
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 境内にこの大きな美しい木がかなり見られました。この日は植木屋さんも数人働いていたので枝を払ったのかもしれませんがスッキリした樹形のこの木がかなり目立ちました。確か木の幹に名前を示す札が付いていた気がしたのですが、失念してしまいました。 | 
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 嬉しい事にその先に手彫りの狛犬が見えました、それも複数の狛犬が奉納されているようです。  | 
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 まさかこれ程の数の手彫りの狛犬が奉納されているとは思っても居ませんでした。 | 
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佐波波地祇神社・3対の狛犬  | 
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 都合3対の見応えのある手彫りの狛犬が奉納されていました(入り口の機械で彫られたと思われる新しい狛犬を含めるとと4対)。  | 
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佐波波地祇神社一番目の狛犬  | 
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 かなり狛犬を彫る事に手慣れた石工の作りを感じさせます。港町であることなどから、素人の推測ですが技術や意匠等が東京などから容易に入ってきたのかもしれないなどとも思いました。 
 
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 左に置かれた吽像から阿像を写しています。年代や石工名を探したのですが、台座に文字らしき形跡が見えるのですがハッキリと見えませんでした。 | 
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佐波波地祇神社二番目の狛犬  | 
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 左から一番目の子取りの阿像の狛犬がまるで仲間のような様子でこちらを見ています。意図して彫られたのではないと思うのですが極めて良い組み合わせです。 
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 二番目の右に置かれた狛犬は差し込む光の具合から、吽像の後ろから阿像を写しました。かなり参道が広いため向かい合う阿像はハッキリと見えません。特に後方の意匠が私には野田平業の狛犬とは違う印象を持ちました。 | 
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 左の阿像は子取りの意匠、子供もかなり迫力のある顔付です。一番目に置かれた狛犬の吽像がやはり親し気な様子で二番目の狛犬を見ているような感じです。微笑ましい組み合わせで置かれていました。 | 
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 稀に見る見事な手彫りの狛犬が連なる姿です。  | 
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佐波波地祇神社獅子山・昭和15年(1940年)  | 
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 見るだけでも苦労するのですから据え付けの折りにはかなり大変だっただろうと思います。  | 
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 その迫力ある様子だけは何となく見て取れました。 台座には奉納した人々(漁業や海運関係の方々と思われます)のお名前と昭和15年(1940年)の年号が刻まれていました。  | 
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 かなり広大な神社の全てを見るには準備と時間が足らなかったようです。狛犬だけを詳細に見させて頂いて次に向かう事にしました。  | 
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| 01/15/2021 | ||||
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