bR1・那須の狛犬 そのT・C @ A B 

大田原市堀之内飯繩山神社 狛犬 *(禁)無断転載

狛犬を訪ねての”bR1・那須の狛犬そのT”は@ A B に続くこのC で2019年の最後になりました。新年に入ってから、初詣の煩雑が過ぎた頃に再度那須の南部を回って見たいと思っています。2019.12.30

2019年冬季休暇の神社と狛犬巡り

2019年の冬季休暇の間中、怠惰な日々を送る楽しさが忘れがたく県境の村を訪ねる事にしました。毎日がやらねばならない事に精神も体もがんじがらめに締め付けられる街の暮らしをしばしの間だけでも放り投げ、気の向くままの暮らしをと願っての事なのです。かと言って、厳しい高原の冬、屋外での行動には限りがあります。

(T):この厳寒の季節の楽しみに最適な那須周辺の神社巡りを気の向くままに楽しんでみようと思っています。多くが暮らす人々が神々を祀る為に建てた清冽な那須野が原の神社を詣でてその地に奉納された狛犬に出会うことは大きな楽しみです。もしかしたらその土地の神社を護る氏子の方々に出会うことが出来るかもしれません。そして那須野が原の多くの神社からは雪を戴いた山の姿が目の前に広がっています。

(U):暮らす街への帰路、前回の旅で日本の懐かしい景色に出会った久慈川流域の東白川郡を通り袋田の滝を見ながら茨城県大子町の社を訪ねました。

街を出てからの走行距離は合計1,100km、気づかないうちにかなりの距離を走っていたようです。2019.12.30

2019年12月・2040年1月冬季休暇の狛犬巡り一覧
T(bR1) 12月30日@〜C・大田原市 @大田原神社⇒A上奥沢・温泉神社⇒A大豆田・温泉神社⇒B佐良土・温泉神社⇒B佐良土・法輪寺⇒C飯繩山神社⇒C稲沢・温泉神社
U(bR2) 1月2日 @宇都宮市・三祖神社⇒A刈沼町・星宮神社 ⇒A智賀都神社⇒A金井神社⇒B神明宮⇒B出雲神社⇒C那須烏山市福岡・星宮神社⇒ C那須烏山市鴻野山・星宮神社⇒D高根沢町伏久・星宮神社⇒ Dさくら市狹間田・神社名不明⇒Eさくら市狹間田・星宮神社⇒Eさくら市柿木澤・星宮神社⇒Eさくら市・今宮神社
V(bR3) 1月4日 @那須塩原市箒根神社⇒@那須塩原市八坂神社
 
那須の狛犬マップ 

bR1"冬休みの狛犬巡りの旅"で訪ねた神社は 印の場所です。遠くから訪れる人の利便性を考えて番地や地図を添付しました。グーグル・マップのポイントをクリックすると、画像と掲載ページへのリンクが現れます。
マップ左上にあるボタンを押すと一覧表が出ますのでご利用ください.。マップ・メニュー欄右端マークをクリックして”拡大地図”を表示”を開くと見られるでしょう。

 
 
大田原市・飯繩山神社 

飯繩山神社住所:大田原市堀之内187。那珂川を渡り街中の通りを左折して進むと右手に神社がありました。右に広い参拝者用の駐車場があって大助かりです。

辺りには人家がかなり見られ神社の前は2車線の通りです。神社は開けた平地の上に鎮座していました。

鳥居から左に通りを20m程進むと神社の横を流れる清流と人々の暮らす家並みが見えます。地域の人々の生活の中にある静かな神社の佇まいは私の大好きな風景です。2019.12.30
 

飯縄山神社の狛犬

拝殿でお参りをさせて貰ってから狛犬を見させて貰っています。鳥居の脇に奉納されている狛犬の阿像と思われる石像です。若干通常より小型に見えます、意匠や全体像が私の見慣れた狛犬とかなり異質で大変興味深く見させて貰いました。

台座には石工名や年号を見つける事が出来ませんでした。全体のバランスに違和感を感じさせない狛犬で、付属物が見られない簡潔な作りが清々しく感じられます。氏子の方が彩色したのか生々しさが見られます。

2019.12.30

 

阿像の後ろから吽像方面を写しました。吽像の後方を清流が流れています。尻尾の意匠も私の見慣れたものとは異なります、面白い造形に出会いました。2019.12.30

左に置かれた吽像も付属物を彫りこまない簡素な意匠で個人的には好みの狛犬です。顔の表情も精気を感じさせる気がしますが目の色の彩色の生み出すものかもしれません。やはりその土地土地による特徴があるものだと、訪ねて見ないと分からない発見があります。

2019.12.30

 
那須町稲沢・温泉神社

稲沢・湯泉神社住所:栃木県那須郡那須町大字稲沢151。

那珂川を東から西へと渡り返して陸羽街道を進みます。夕暮れが近くなり次の稲沢の温泉神社が、ただでさえ薄暗い神社の境内で狛犬が見えるかと案じながら集落の中の細い道を左に入って行きました。曲がりくねった道の先に鳥居が見えて一安心、田圃の中に続く道を振り返りました。車は鳥居の前の少し広くなった場所に停めましたが、農繁期には遠慮しなくてはならないかもしれません。2019.12.30

写真より実際のこの時の神社の境内はかなり薄暗くなっていました。一礼してから鳥居を潜り石段を登り出しました。2019.12.30
本殿に続く石段の先に狛犬が見えてきました。かなり重厚な石像に見えます。今年最後の狛犬になりそうです。2019.12.30

狛犬を通り過ぎて門と思われる間を抜けて車を停めた道路の方向を写しました。どこの神社もそうですが杉木立が辺りの光を遮って夕闇の暗さを更に深めています(画像は暗さを調整してあります)。2019.12.30

山の斜面に鎮座する社で旅の安全を感謝して今年最後の参拝をさせて貰いました。一日の旅とは思えない程沢山の思い出が詰まった時間の長さを感じています。2019.12.30
 

狛犬が奉納された小広い境内の先に戻ってきました。周囲を回りながら今年最後の狛犬との対面を楽しむことにします。2019.12.30

 

 

 

 

 
那須町稲沢・温泉神社の狛犬

通常の大きさの右に置かれた吽像と思われます。つまり阿吽像の位置が逆に置かれているようです。

石像は鋭利な彫りとは異なり骨太で重厚な造形に感じました。付属物が添えられてない外連味のない造りは私の好みの意匠でもあります。周囲を回りながら、どのような石工の人なのかと想像しながら今年最後となる狛犬の姿をじっくりと鑑賞させてもらいました。2019.12.30

右の吽像から左の阿像を写しています。台座などを調べましたが苔が密生している事や薄暗がりで年号・石工名などを見つける事が出来ませんでした。後姿からも、何が有っても神社を護って梃子でも動かぬ姿に感じます。2019.12.30

左に置かれた狛犬を口を大きく開けています、阿像と思われます。太い四肢と厚みのある顔の作りは神社を守護するに十分な力を感じました。

今年もどれ程の神社でどれ程多くの狛犬に巡り合ったか、その一つ一つの社で恵まれた静寂の一時に感謝して今年最後の神社巡りの旅を終わる事にしました。

2019.12.30

 

 

那須町稲沢・温泉神社を出て伊王野の道の駅に立ち寄りました。贅沢なことに帰り道は芭蕉の奥の細道と同じ道を辿る事になります、既に薄暗いくなった遊行柳が道路から見えました。途中”堂の下の岩観音”の側を通る折には何度か通ったその美しい桜の風景を懐かしく思い出しました。2019.12.30

 
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01/30/2020
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