2022年10月・高原の村の花と木① ②へ 

ツリバナマユミの真っ赤な実

前回の夏休みの県境の村の様子は今回の10月中旬に入り季節の舞台が秋から冬へ向かって大きく回ったようでした。夜はストーブに火を入れる季節になっていました。高原の村では冬はあっという間にやって来ます。

村の木と花の様子も大きく変わり花の姿はほゞ消えて冷気に晒されて透明感を増した艶やかに輝く赤い実が主役です。

この季節の赤い実の中でも大好きなツリバナマユミが枝一杯の黄色の葉で小さな森のような塊となって立っています。真っ赤な実が割れて中から種と思われる小さな粒を下げていました。赤い実が割れたツリバナマユミは高原に吹く微風に実を揺らして見せてくれます。

8月29日~9月6日の夏休み中の高原の村の花①②をご参照ください。2022年8月の村の花と木① 
2022.10.19

10月の県境の村の花と木掲載リスト
ムラサキシキブ クジャクギク 酔芙蓉 マムシグサ フーロウソウ 
 ツルリンドウ ツリバナマユミ  ガマズミ シュウメイギク 

ツリバナマユが大きな葉を黄色に染めて大きな傘の様に枝を広げて見せてくれています。その姿は前回8月29日~9月6日の夏休み中訪れた折の姿と大きく変わっていました。

個人的には黄色やオレンジの紅葉があっての赤紅葉だと思っているので、黄色に色付いたツリバナマユミの大きな樹形を離れたり近付いては見上げたりしながら見入りました。

2022.10.19

 

これが私の好みのツリバナマユミの赤い実です。ただ、割れた赤い実と種と思えるメリーゴーランドに似たこの形は微風にも体を揺らして一点に留まる事がありません。今回もピントを合わせ損ねてピンボケの姿となりました。

2022.10.19

ヤマシャクヤククマガイソウが育つ大切な野草のテリトリーに不気味な赤い実が草の茎の上に付いていました。花も少し気味の悪い感じのマムシグサの実ではないかと推測しました。この場所でマムシグサの花の姿を見た記憶はありません。

たまに訪れる高原の村なので留守の間に花を咲かせていたのかもしれません。

2022.10.19

豪華な酔芙蓉が奇妙な姿で咲いていました。私の知るスイフヨウは恰もボタンのように大きな花びらを咲かせてくれている姿です。

初めて花弁が閉じて蕾が未だ多く残りその幾つかは枯れてしまったようにも見えます。

たしか花弁の開き方が日の光の加減で変化すると思いましたが、これは初めて目にする姿です。残りの蕾を開かせてくれることを祈るばかりです。

2022.10.19

高原の村では茂みの中では何処でも見られるガマズミですが多くが既に盛期を過ぎていました。たった、一本のガマズミが尋常ではない程の大量の真っ赤な実を今が盛りと枝一杯に飾っていました。

これ程の実を付けるガマズミは目にしたことが無いのでガマズミには、幾つかの種類かあるのか又は個体差があるのかもしれません。

2022.10.19

高原の冷気の中で紫の実を輝かせてムラサキシキブが沢山の優雅な紫色の小さな実を枝が曲がるほどに実らせていました。

 

2022.10.19

この色より薄くても濃くてもそれ程惹きつけられることはないでしょう。どうしてこれ程見る者を惹きつける色合いのルービーのような実を成らせるのか不思議な気がします。

2022.10.19

青いクジャク菊が満開でした。旺盛に花を咲かせてくれていました。個人的には青い花の色合いが好みの色なので、高原の秋の気配に似合う花だと思っています。

2022.10.19

丁度街で花瓶に入れる花が切れていたのでクジャク菊の花を大量に切り取ってお持ち帰りました。

2022.10.19

8月29日~9月6日訪れた折に見たシュウメイギクは多くが蕾でしたが晩秋の高原の村では今が盛りのようです。勢いよく多くの花弁を開かせていました。山との境に咲く赤紫のシュウメイギクの一部は散り出していました。

2022.10.19

赤紫のシュウメイギク、根が旺盛な花らしく高い茎を目一杯伸ばして大きな花びらを見せてくれています。

2022.10.19

キンモクセイの根占めとして植えた白いシュウメイギク、赤紫の花より少し静かな咲き方に見えます。

2022.10.19

知らぬ間にそのテリトリーを広げる旺盛な生命力の花です。残念ながら切り花にすると水揚げが良くないらしく大量の花弁が部屋に散らばるので見るだけに留めています。

 

2022.10.19

前回9月6日に見たツルリンドウは未だ花を咲かせた姿で植木の枝に絡んでいました。静かに咲く花も大好きな野の花です。

花の季節が過ぎ、晩秋の冷気の日々が続く高原の村では、真っ赤な細長い赤い実を付けていました。このツルリンドウは6株ほどのサツキの植木の枝の一本にしっかりと弦を巻きつけて実を守っていました。

ツルリンドウの赤い実は花の途絶える冬の村では楽しみにしている実の一つです。

2022.10.19

可憐なフーロウソウがたった一輪この寒い高原の村で花を咲かせてくれていました。もともと札幌の知り合いの方の庭から分けて貰った花なので寒さには強いとは思いますが、高原の村では夜はストーブをたく季節、かなりの厳しい季節の中で健気な姿で迎えてくれました。

2022.10.19

那須連山では紅葉の真っ盛りの季節となりました。冬の訪れの早い高原の村でも花も木も冬の備えの季節になりました。花の季節は半年後の遅い春まで待つ以外ありません。

2022.10.19

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