狛犬をたずねて№20・②村の桜と狛犬 ①へ  

 

福島県・西郷村・妙見神社の狛犬と桜

2018.04.09、北国にも桜が満開を迎えたころ、野田平業のお孫さんという方からのメールで知らせていただいた福島市にある平業の狛犬を見にやってきました。道々、狛犬巡りに相応しい静かに咲く一本桜を訪ねながら北へと道を辿ります。桃の産地である福島市では果樹園の桃の花が出迎えてくれました。

昨年ご一緒に白河市の平業の狛犬を鑑賞しましたが、その時、来年の春・桜の咲いた頃に訪れたいとずっと思っていた計画です。 平業の住む福島県南端の白河市から直線距離で北に約90km離れています。私の知る限り平業の狛犬が見られる南端は白河市から約28km程の那須塩原市の乃木神社です。凡そ120kmの距離になりますが、これだけの広い範囲の人々から注文があった事は刮目するに値することだと思いました。

北に道には馴染みの神社と狛犬が目に入ります。何時もと違う桜の花びらに囲まれた狛犬の姿に惹かれてしばしば立ち止まる事になりました。桜の下の狛犬はその厳めしい表情が緩んだように見えました。2018.04.09

野田平業の狛犬巡りは満開の桜を見ながらの旅でした。それらは静かに咲く一本桜です。
桜の道を辿る・北国の桜・目次・2018年4月9日~10日
①福島県白河市~須賀川市 ②二本松市 ③白河市1 ④白河市2 ⑤桜と狛犬
野田平業の狛犬をご参照ください。
白河市大信・春日神社   2015.08.17 2015.09.29
春日神社住所:白河市大信隈戸日渡110。非常にユニークな鉄砲玉のような狛犬が見られます。2018.04.09
 
春日神社の右の杜の中に白い桜の木が見えます。ヤマザクラのような気がする静かな咲き方の桜です。
薄暗い神社の鎮守の森の中が明るくなるような白い桜です。葉っぱが少し見えるのでヤマザクラではないかと思いました。
桜の木の左に参道が山の斜面を登っています。このような静かに咲く桜は神社の神域には似合っているように見えます。桜の下に立ってみました。

桜の花の下に立ってみました。沢山の石塔が桜の幹の周りの奉納されていました。人々の願いを込めた祈りの場所に相応しい桜です。

春日神社狛犬

こちらは右に置かれた阿像です。複雑な彫りが施されています。鳥居や灯篭などが江戸時代に奉納されている事から、この神社はかなり古くから地元の人々に大切されていたようです。2018.04.09

朝の光が差しているので吽像から阿像を写しています。桜の花が彩を添えていますが、写真に写す腕にありません。2018.04.09

左に置かれた吽像です、長く伸びた毛また牙のようなアクセントが目立ちます。全体に手の込んだ彫りです。大正11年に伊勢神宮に参拝した記念の奉納のようです。2018.04.09

春日神社拝殿前の狛犬

参道の石段を登った拝殿小さな境内に置かれている狛犬です。こちらは口を開けているので阿像と思われます。

形は極めてユニークで単調な彫りです。詳細に見ると個々の彫りの線は美しい形状に見えます。

阿像から吽像を写しています。阿像の尻尾も意図的にこの形を作った様にも見えます。尻尾の毛を表現したと思わる曲線の彫りも精緻に彫られています。

神社に奉納された鳥居や灯篭が江戸時代である事や、集落の家々に屋号を持っている事、道が会津に通じていることなどから古くから開けていたと思われます。この狛犬もかなり古い石像かもしれません。

こちらは左に置かれた吽像と思われます。牙らしきものも見えます。2018.04.09

境内から狛犬を見ています。桜の木は境内の左になります。

静寂が支配する心癒される神域の中に身を置いています。私はただ狛犬を見て、社で祈り、そして桜を見るだけです。2018.04.09

 
岩瀬郡天栄村・村社武隈神社  2015.09.29
武隈神社住所:岩瀬郡天栄村大里宮下68。近くの大方寺の枝垂桜を見てから武隈神社の前を通ると参道入り口の狛犬を桜の花が覆っていました。
   
   
武隈神社狛犬・石工 和田清八・大正9年(1920年)
おおよそ100年前に奉納された狛犬です。見応えのある彫りの冴えが見えます、状態も良好です。当初・石工の彫りが見られるので天栄村の人か少なくても白河地方の石工の人でしょう。白河の野田平業に見られるように、当時はこれ程の腕の石工が近在に居た事が分かります。右に置かれた阿像と思われます。

左に置かれた吽像と思われる狛犬は小さいながら籠彫りの玉を足下に納めています。険しい顔の表情にも動きが感じられる石像です。

先ほど見た、石工の名前が見つからなかった白河市大信の春日神社の狛犬と極めて似た意匠に思えます。確かな事ではありませんが同じ石工の作品のように感じます。

 

阿像から吽像を写しました。この上を桜の花の傘が覆っています。

台座には大正9年(1920年)に奉納されたと刻まれています。

神社の前から先ほど見て来た近くの大方寺の枝垂桜が望めます。物語の場所のような雰囲気です。

何処も桜の季節を迎えているので、立ち止まる事が多く中々行程が捗りません。

 
西白河郡西郷村・妙見神社  2015.09.07

桜を背景に長閑な風景の下で狛犬も寛いでいるように見えます、当然それを見ている私も得難い季節のプレゼントを大いに堪能しています。体を少し動かすと桜の左に前節の那須連山が見えます、街では中々見る事が叶わない贅沢な風景です。

妙見神社住所:西白河郡西郷村熊倉道場久保36。参拝の間の短い時間止める程度の駐車スペースはあります。昭和9年(1934年)と石工・三国岩次郎の名前が彫られています。

妙見神社・昭和9年(1934年)・石工 三国岩次郎の吽像
中々険しい顔つきの狛犬です、右に置かれた阿像と思われます。 2018.04.09

左の吽像、口が赤く塗られているので迫力があります。籠彫りの玉が足下に置かれています。この当時は籠彫りが出来る石工の人々が複数居たことが分かります。2018.04.09

麻の光が広がる空の下に残雪の那須連山が見えます。桜の花びらの先にもう一つの季節を見る事が出来ます。
白河市・妙関寺の乙姫桜狛犬
妙関寺住所:白河市金屋町113。桜を見る人も疎らで満開の時は過ぎているようです。このページでは狛犬をメインに掲載してあります、この折の桜は別ページをご覧ください。2018.04.09
狛犬は2017.09.25のデータをご参照ください。本来お寺の狭い境内の中に神社が祀られています。
   
濃い紅色の美しい枝垂れ桜の乙姫桜は今年の陽気で既に葉っぱが出だしていました。2018.04.09
狛犬が主役なのでせうが日陰になっている為に上手く撮る事が出来ませんでした。

推定樹齢400年と言われる太い乙姫桜の幹と枝垂れ桜の花びらが狛犬の直ぐ近くにあります。2018.04.09

今年の桜巡りは狛犬巡りと併せて楽しむ事が出来た思い出に残る旅でした。2018.04.09

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2018年7月20日
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