彼岸花の土手のジョギング2019年と朝霞市浜崎氷川神社  菜の花の土手  彼岸花の土手のジョギング@ A
土手の下の河原の林の中でも彼岸花は花を咲かせていました 無断転載土手の野の花一覧

2週間ぶりのお馴染みの土手でのジョギングにやってきました。2週間前のジョギングの折には、広大な土手の斜面に無線で運転する大きな重機が圧倒的なパワーで草刈りをしていました。果たして彼岸花は開花のタイミングをずらして咲いているか大いに不安でした。

ただ家を出るときに、我が家の猫の額のような地面には彼岸花が咲いていたので期待半分でカメラを持ってやって来ました。

往復10kmのジョギングの行程で果たして彼岸花に出会えるかと不安な気持ちを抱えて緩やかな坂を登り土手に立ちました。重機での草刈りを免れた彼岸花の真っ赤な帯が延々と続いています。あれから色々あった一年が過ぎたことを実感しました。

今回は彼岸花の土手でのジョギングの後、家への帰路を大回りして朝霞市・浜崎氷川神社を訪ねる事にしました。2019.10.01

2週間前の重機による草刈りは土手の右側の出発点から2km程が行われていました。運良く草刈り機の運行時期と開花時期が少しずれた為に生き残ったかなりの数の彼岸花が咲いていました(多分同じほどの彼岸花が刈り取られた事でしょう)。2019.10.01

草刈りが終ったばかりの土手の右側は雑草がないので彼岸花が際立って良く見えます。良くぞ生き残ってくれたと声を掛けたくなります。ここから約2km程が今回最も綺麗な花を見る事がポイントのようです。2019.10.01

 

見える範囲の端まで真っ赤な花の帯が続く土手をゆっくりとジョギングをしながらカメラのシャッターを押します。往路は出来る限り土手を降りずに行こうと決めたのですが、脆くもその決め事が破られることになります。

時折白い彼岸花が見られます。緑の雑草の絨毯の間から茎を伸ばす野の花の奥ゆかしさが私の好みです。土手には時折自転車のトレーニングをする若者やウオーキングをする人が通るだけです。土手を降りたり立ち止まったりして花を見ている人は見当たりません。つまりこの美しい花の景色を独り占めしている贅沢な気分です。

2019.10.01

ほぼカーブの終りまで草刈りが行われています。その先は、草刈りが行われた時期に依って雑草の深さがまちまちです。

今となっては最も適切な季節に草刈りをしてくれたと感謝しなくてはなりません。実は2週間前の草刈りの折、土手から無線で運転する草刈り機がスポーツカーの如く美しいデザインだったので、作業の人に思わず”恰好が良いですね”と声を掛けてしまいました。2019.10.01

彼岸花がこれだけ列をなして咲いている事から、最初から全くの自然の状態では無い事は認めざるを得ません。それでも人の丈程の雑草に混ざってその生命を維持している彼岸花は既に野の花の美しさを持っているように見えます。

広大な自然の中でこそ、その美しさが際立っています。2019.10.01

 

約2km強走ってきました。この先の土手はこれから草刈りが行われるのかもしれません。彼岸花は圧倒的な雑草の中に埋もれて咲いています。厳しい環境の中、人の手助けもなく時が来たからと只花びらを開かせる彼岸花に敬意を表したい気分です。2019.10.01

3km地点の橋を潜ります。橋の下は日陰となり涼しい風が体を冷やしてくれます。右側は未だ雑草が高く伸びています。

橋を抜けると左側の土手の雑草の背丈が少し低いようで彼岸花が顔を覗かせていました。深紅の彼岸花の帯がここから2km程先の折り返し点まで続いています。

私の大好きな広大な風景の中に咲く彼岸花です。画面中央の二本並んで立つ鉄塔の右側(少し薄い色で写っています)がスカイ・ツリーです。今年の春、スカイツリーの下を通って隅田川までジョギングしたことを思い出します。2019.10.01

雑草とその中に咲く彼岸花の傍に立ってみました。何気なく咲くその姿に惹きつけられます。2019.10.01 5kmの折り返し点の傍にある小さな神社に土手から片手拝みをして通り過ぎました。

 

出発点から5kmの折り返し点の橋から復路をやってきました。帰りは時折土手を降りてみる事にします。

緑の絨毯の中に連なりながら咲く彼岸花を見に土手を降りて来ました。これから走る土手の上に広大な空が広がっています。これだけの彼岸花の列の舞台には申し分ありません。2019.10.01

草刈りが終わったばかりの最も彼岸花の美しさが際立って見える場所まで戻ってきました。時折土手を降りてみる事にします。2019.10.01

土手の斜面の中ほどに丸く彼岸花が咲いている場所がありました。ストーン・サークルならぬ、彼岸花サークルです。最初に植えた人の遊び心としか思えません。よくぞ草刈り機の餌食にならなかったものです。

広大な青空を横切る土手のラインを見上げています、どこまでも彼岸花の作る真っ赤な帯がそのラインに沿って続いています。2019.10.01

土手の上り下りを繰りかえしながら彼岸花の姿を目に止めています。来年の再会までの思い出に、この風景を心の中に留めておかなくてはなりません。2019.10.01
点々と赤い花が土手を彩っています。空には幾つもの不思議な形の雲が浮かんでいます。広大な自然の中に身を置く至福の時です。人影は見当たりません。2019.10.01
土手と河原との境目まで降りてみました。大雨が降れば間違いなく冠水する一帯ですが彼岸花の帯が延々と続いています。2019.10.01
河原には灌木類が茂り小さなテリトリーを作っていました。一群の彼岸花がその緑の中で一際鮮やかな真っ赤な花を開かせていました。何度も川の流れに覆われた事でしょう。健気な花達です。2019.10.01

何時川の水が押し寄せるか知れない河原にツユクサが群落を作っていました。

烏瓜が赤く色づいています。

名を知らぬ大きな木に大きな実が成っていました。

往復10kmの土手のジョギングの出発点の一番目の橋近くまで戻ってきました。此処から右に坂を下り駐車場に戻る事にします。

あっという間に秋がやって来ます。来年の再開を楽しみにして怠けずにトレーニングを続ける事にします。2019.10.01

 
朝霞市浜崎氷川神社

浜崎氷川神社 住所: 埼玉県朝霞市浜崎3丁目9−3。グーグル・マップで探した朝霞市内の浜崎氷川神社にやって来ました。カーナビに従って何処をどう走ったのか全く不明ですが簡単に見つける事が出来ました。

隣接する浜崎会館(集会所か公民館のように見えます)が休みなのか駐車スペースの前にロープが張られていました。その手前に一台車を停めるスペースが有ったので止めさせて貰って大急ぎで参拝を済ませる事にしました。神社の裏には武蔵野線の電車が走っていました。2019.10.01

辺りは人家が建て込んでいます。境内は大変静かです。拝殿の前から神社入口を写しています。鳥居の前に狛犬が奉納されているのが見えます。2019.10.01
朝霞市浜崎氷川神社・昭和9年(1934年)狛犬

右に置かれた阿像、口を開けた顔の表情はかなり厳しい印象を受けます。彫りはあっさりとしていますが全体のバランスに違和感を感じません。

安心して観賞する事が出来る石像でした。大きさは普通か若干大き目に見えます。2019.10.01

伊勢神宮参拝で太太神楽を奉納した記念と思われる、昭和9年(8年かも知れません)の作です。どちらにしてもほぼ100年前の狛犬です。

 

何故か富士見市や志木市には獅子山状の台座が組まれた狛犬が多く見られます(新河岸川沿いの神社と狛犬参照)。この浜崎氷川神社野狛犬もその系統を継承しているようです。富士山の溶岩の黒ボクがは一部使用されているかもしれません。

私の少ない経験からの推測なので間違っているかもしれませんが、埼玉県の西部地区では富士見市周辺の神社に見応えのある狛犬がかなり多く見られるように思いました。2019.10.01

左に置かれた吽像、静かな表情と付属物を彫りこまない作りがそれはそれで大変印象的です。

当時の石工の人達の多くは、これだけの技量を持っていたことが推測されます。台座には石工名が見当たりませんでした。

中々の狛犬に遭遇できました。2019.10.01

 

本殿の右に二つの摂社が祀られていました。右は護国神社です、その説明板です。護国の神として大切に祀られたとしたら、浜崎氷川神社は亡くなった地元の方々の産土神であったのかもしれないと思いました。手を合わせて拝ませて貰いました。

左の社には熊野神社・稲荷神社・琴平神社が合祀されいるようです。2019.10.01

今年の彼岸花の土手のジョギングだけでも大きな満足感を味わいましたが、家への帰路、更に見応えのある狛犬に出会えたことでこの日の思い出は更に深く大きなものになりました。2019.10.01

04/17/2021
土手のジョギングM
 
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