那須・茶臼岳1915mミネザクラ(Ⅰ) Ⅱへ Ⅲへ 地図

那須茶臼岳の登山道には優雅なムラサキヤシオが咲き稜線には可憐なミネザクラ

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2017年ミネザクラとムラサキヤシオ    
台風18号の朝日岳朝日に輝く朝日岳 紅葉の那須・日の出平から姥ケ平①日の出平登り②下り姥ケ平
残雪の朝日岳1896メートルと那須岳1915メートル 濃霧の那須・朝日岳のイワシャジン
赤面山から三本槍岳1916m往復 朝日岳1896から三本槍岳1916mの紅葉 

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昨年それ程期待もせずに訪れた那須連山の稜線に咲くミネザクラにすっかり魅了されました。冬は雪に埋もれて耐えて晩春に静かに花びらを咲かせるまさに野の桜は私の好みにぴったりです。

2018年5月21日、仕事が忙しく中々県境の村を訪れる事が出来ませんでしたが初夏を思わせる陽気にミネザクラが散るのではと、なんとか都合をつけてやって来ました。 県境の村に暮らすものにはまさに裏山に登る気分です。

土手のジョギング代わりに、丁度手頃なのではないかと言う気持ちもありました。尚、左のグーグル・マップは黄色のラインが往路・緑のラインが下山路です。2018.05.21。

コース(時間は若干実際と異なっている場合もあります)

◎往路①掲載分・駐車場発6:33⇒峰の茶屋7:12⇒茶臼岳頂上7:45~7:56⇒②牛ヶ首分岐点8:15⇒牛ヶ首⇒南月山9:20~9:55

◎復路③南月山10:00⇒嶺の茶屋11:08⇒駐車場11:28

途中、早朝の那須連山が望めます。中央の堂々たる茶臼岳と峰の茶屋の鞍部を挟んで右に尖った朝日岳が見えます。

往路は駐車場から峰の茶屋を経て茶臼岳1915mに登り、一旦ケーブル駅方面に下ります。途中から右に牛ヶ首に出て、南月山へ上ります。この途中の稜線上にミネザクラの群生地が広がっています。帰路は牛ヶ首から那須山の裏側を横切って峰の茶屋に出て駐車場へ戻りました。2018.05.21

6:33、駐車場を出発します。ケーブルカーでやってくる人々が訪れる前の静かな稜線で桜を見たいと思い、駐車場で着替えをしてから直ちに出発する事にします。

天候は晴れていますが結構風が吹いているようです。お馴染みの山の神に奉納されている狛犬の間を抜けます。暫く階段状のの道が続きます。2018.05.21

登山道のムラサキヤシオ

6:43、樹林帯が続く登山道の楽しみは那須のムサキヤシオ・ツツジが見られる事です。

個人的にはヤシオ・ツツジが最もお気に入りのツツジです。県境の村のヤシオツツジはピンクですが那須は赤紫の花びらです。別種の白いゴヨウツツジも見られるツツジの多い一帯です。2018.05.21

 

6:44、木々で覆われた薄暗い登山道のあちらこちらにムラサキヤシオが艶やかに咲いています。丁度良い季節に訪れたようです。蕾が見られる最も美しい色彩の花びらを見る事が出来ました。

これで万一稜線のミネザクラが見られなくても諦めがつきます。2018.05.21

6:45、このような美しい色彩と姿の花びらが、冬から春まで雪で振り込められるこの斜面に生きているのか不思議な気持ちになります。

自然の恵みに感謝しなくてはなりません。2018.05.21

6:45、この辺りはヤシオツツジのテリトリーのようです。一際鮮やかな一株が目に入りました。未だ、山に登りだす人は多くありません。静かな登山道で足を止めて見惚れています。

そしてそれは贅沢な一服でもあります。2018.05.21

6:47、これは多分ミネザクラではないかと思われます。かなり花びらが大きく開いています。もしかすると違う花なのかもしれません。2018.05.21
6:54、オカメノキの白い花びらが濃緑色で覆われた登山道の中で清潔な姿を見せてくれています。広大な自然の風景の中では、美しい花々はほんのその一部でしかありません、だからこそ私には柔らかく穏やかな印象を与えてくれるのかもしれません。そしてそれは、静かな感動に由来する満足感が心の中に緩やかに広がっていくようです。2018.05.21
茶臼岳へ

7:12.森林限界を抜けると僅かの登りで峰の茶屋の避難小屋です。数人の登山者の姿が望まれます。ほとんどが右の朝日岳方面に登って行くようです。2018.05.21

7:22、峯の茶屋から左に茶臼岳・南月山に向かいます。僅かで左に茶臼岳への道が分岐します。右は茶臼岳の山麓を横切って牛ヶ首から南月山に向かう道になります。

私は茶臼岳を登ってから牛ヶ首に向かう事にします。2018.05.21

7:27、緩やかなガレ場道を登って行きます、振り返ると美しい朝日岳の尖がった山頂が見えます。下にはケーブルカーの駅舎が見えます。2018.05.21

7:38、右の茶臼岳山頂への道と左のケーブルカー駅との分岐点に出ました。山頂まで0.4km、15分と書かれていました。若い登山者が追い抜いていきました。山頂で一緒になりました、互いに一人なので写真を撮り合いました。私はケーブル駅方向に下り、その登山者は峰の茶屋方面に下り三本槍岳に登ると言うので、山頂で左右に分かれました。2018.05.21

7:41、頂上直下から後ろを振り返ると美しい1896mの朝日岳が見えます。ほぼ標高は同じなのですが目の錯覚か若干下方に見えます。2018.05.21

7:45、茶臼岳の頂上に到着しました。風がかなり強く吹いています、長袖のシャツでないと寒いようです。 辺りの景色を撮影してから南月山を目指して、ケーブルカー駅方面に下る事にします。2018.05.21
 
8:07、ケーブルカー駅に人影は見えません。急いで南月山への分岐点まで下る事にします。2018.05.21

8:28、駐車場から茶臼岳の巻き道を歩いて牛ヶ首から下ってきた登山者と会ったので、桜の様子を尋ねてみました。どうも桜が咲いている事を知らないようで怪訝な顔をされてしまいました。

未だケーブルカー駅には人が着いていないようなので急いで牛ヶ首に向かう事にします。2018.05.21

8:43、牛ヶ首の暗部に出ました。駐車場方向から登ってきた人もいないようで未だ人影は見えません。

急いで稜線を左に少し登って進むと嬉しい事に桜が現れました。未だここでは7分咲き程度、昨年見た満開と比べると僅かに花の開き方が穏やかです。

それはそれで私には十分に感動する桜の姿です。満開に向かい勢いのある色合いと、恥じらいが見られます。野の花の奥ゆかしい美しさに惚れ惚れします。南月山周辺にはシャクナゲが咲いているのでは想像しています。

野の花の散歩道を、ケーブルカーの人達が来る前に見る事にします。

牛ヶ首から南月山までの稜線、特に日の出平周辺、の登山道の両側が可憐なミネザクラに群生の中を進むことになります。那須の冬はそれなりに厳しい自然です、強風・低温・積雪が辺りを支配する事になります。雪の中にすっぽりと埋もれる過酷な自然の中で生き抜いた桜達です、その物語だけでも十分感動してしまいす。近日掲載予定の②に続く

◉花の名前は間違っている場合もあります。お許しください。2018.05.21

06/11/2020
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那須連山の可憐なミネザクラとムラサキヤシオ