⇐4月の村の花木②樹木編
(”4月の村の花木①草花編”のスライド画像です)
暖かい今年の春は、冷気の満ちる高原の村にもやってきていました。既にかなりの花々が咲き出しています。花々が最も美しい姿の咲き始めの時期にあたったようです。高原の村では日が落ちると未だストーブが手放せません。 2021.05.19
早春の高原の村でも遅い春が訪れたようです。2本のボケの花が艶やかに咲き出していました。標高400メートルの村の冷気にも負けず花弁を恐る恐る開かせていました。
1本は赤と白、他の1本はピンクと赤が咲き分けていました。2021.05.19
このボケは赤とピンクに咲き分けて私を楽しませてくれています。可憐なボケの花の難点は切り取って持ち帰ろうとすると鋭い棘に阻まれて手を差し込むのを躊躇する事です。2021.05.19
大きく育った3本のシャラ(夏椿)の木の陰になって見落とすところでしたが、カイドウのピンクの花が開きだしていました。2021.05.19
大好きなミツバツツジが赤紫の花弁を開かせていました。那須連山の周辺には思わず息を飲むほど美しいヤシオツツジを初め美しいツツジが多く見られる場所ではありますが、村に咲くミツバツツジも大きな赤紫の花弁が際立っていると思っています。2021.05.19
咲き出したばかりで未だ一面の赤紫の花の塊は見られませんが、このように押さえた咲き方には満開の時を想像する楽しみがあります。満開の時に出会う事は出来そうにもありませんが、其の姿を目に浮かべています。2021.05.19
八重桜が蕾を開かせだしたようです。今ではかなりの大木に育った八重桜の枝に登ってシャッターを押しました。咲き出したばかりの薄桃色の花弁が目の前に見えました。
贅沢を言うようですが、満開に咲く八重桜はどうも咲きすぎな気がして馴染めません。私には丁度好みの咲き方の時に出会ったようです。2021.05.19
アカバナミツマタの特異な花が咲き出していました。太い幹が立ち枯れた後、脇芽のヒコバエが数本の幹を伸ばしてこれ程の花を付けてくれました。
流石ミツマタの強い生命力のお陰と、ご苦労さんと声をかけました。2021.05.19
高原の村では珍しくもない雑木ですがそれでも近頃は少なくなったと聞いています。この辺りは山野草が見られるので根をあちらこちらに伸ばす棘を持つノボケの根を除去するのが一苦労です。
この花の押さえた咲き方を見ると、クマガイソウや山シャクヤクが咲くこの辺りの風景に似合います、一定のテリトリーは残しておこうと思っています。
2021.05.19
築山の上に日本シャクナゲが蕾を開かせていました。高原の花のシャクナゲは元気に育つことから2本の日本シャクナゲに加えて2本程の西洋シャクナゲも見られます。築山の上で日当たりがよいせいかこの日本シャクナゲが真っ先に花を開かせていました。2021.05.19
正に蕾が開き出そうとする最も美しい時に出会ったようです。常緑のシャクナゲは冬の高原の村の雪の風景の中で、春を待つ楽しみを思い出させてくれる得難い花木です。2021.05.19
毎年旺盛に花を咲かせるサクラゲンカイが既にかなりの花弁を付けていました。それでも未だかなりの蕾が見られるので満開の時を向かえるには後一週間程は要するかもしれません。2021.05.19
冷気の強い朝の間は花びらを閉じて陽の光を待っているようです。2020.06.23
山の斜面との境目に黄色のヤマブキの花が咲いていました。友人に貰った八重のヤマブキの花は枝を曲げながら咲いています、少し重たげに見えます。2021.05.19
あちらこちらの山の斜面の地面から幹が出ているのでテリトリーを広げているのかもしれません。2021.05.19
屋久島馬酔木(ヤクシマアセビ)
屋久島馬酔木の透明感のある釣鐘状の白い花が大量に咲いていました。辺りには赤・白とかなりのアセビが見られます、高原の村の枯野の風景に彩を添えようと植えた常緑樹の一つです。個人的にはヤクシマアセビの透明感のある白い花を好ましく思っています。2021.05.19
後1週間程で更に多くの花を咲かせてくれるに違いありません。無人の高原の村で密かに咲いてくれることでしょう。それもヤシオツツジらしい姿ではあります。
2代目の桃の木になりますが、未だ口に入れられる桃の実がなった記憶がありません。早春の高原の村を彩る美しい花だと今では諦めています。2021.05.19
ユキヤナギがほゞ満開の状態で旺盛に咲いていました。蕾なら少し切り取って街に持ち帰ろうかとも思いましたが、此処まで咲くと暖かい場所ではすぐに落下するのでは諦めました。2021.05.19
05/28/2021