土手のジョギング・ダイアリー  菜の花の土手  彼岸花の土手のジョギング@ A B

訪れる度に新しい感動を与えてくれるジョギングする土手の風景

3月11日・18日・25日、冬から春への季節が移り替わる3月、一週間を置いて訪れるジョギングする土手はその都度新しい景色を用意して迎えてくれます。そこは広大な空の下、海まで延々と続く土手に立つと風景の端を感じさせない空間が心を開放してくれます。一年に2度ほどの広大な斜面の草刈り以外は人の手が入らないほぼ雑草の原が広がっています。

雲・富士山・菜の花・桜に秋の彼岸花は街の近くの広大な土手の風景にアクセント付けてくれる自然の贈り物です。2019.03.25

2019年3月11日・雲の下

春の気配が日毎に濃くなる土手の最初の坂道を登り出すと360度空の風景が目の前に現れます。美しい雲の造形で土手が迎えてくれた日のようです。2019.03.11

見渡す限りの空に雲は凹凸や濃淡で画いた広大な風景を見せてくれます。そしてそれは一時も同じ姿ではありません。2019.03.11

これから進むそして戻る16kmの行程のほぼ全域に広がる美しい雲の造形。ここまで来る人はそれ程多くはありません、静寂も緊張を解いてくれる得難いプレゼントです。往路8kmの出発です。2019.03.11

空を覆う雲が切れて青い帯が広がった辺りには山並みが望まれます。一段と濃い雲の塊の中に富士山が包み込まれているに違いありません。

富士山が最も美しく見えるビュー・ポイント、首を右に曲げながら進みます。

 

高速道路も通る橋を覆いかぶさるようば雲の帯が進む方向に広がっています。その中には薄く遠くスカイツリーが望まれます。2019.03.11

往路8kmの折り返しの橋にタッチして戻る事にします。復路は往路より気分が楽になります、土手下に降りて菜の花を摘んだり景色を眺めたりしながら戻る事にします。2019.03.11

復路の方向の空にも雲の帯が一面に広がっていました。これから約8kmのんびりとジョギングをしながら戻ります。2019.03.11

避難救助の訓練らしいヘリコプターが爆音を響かせて頭上を舞っていました。

私の記憶では春先にしばしば目する後景だった気がします。2019.03.11

そろそろ復路も終わりが近くなりました。あれだけの膨大な空の雲は何処に消えたのか青空にまばらに散らばる雲を太陽の光が輝かせていました。2019.03.11

時折土手の斜面を下り菜の花を摘みます。花瓶に飾った菜の花はほぼ一週間経つと花弁を旺盛に辺りに散らします。今回は、自転車でやってきた土数人の人が菜花の花芽を摘んでいるのを見て一つかみ採ってみました。

長い菜の花の束をナップサックに背負ってジョギンクをする姿は多分異様に見えると思います。その影を写しました。ただ、ここまでは訪れる人は僅かです。

それはかなり苦みの強烈な自然の食材でした。そして如何にも体には良さそうに感じさせる春の恵みに思えました。

3月18日富士山

3月18日のジョギングする土手のプレゼント富士山です。一番目の坂を登り出すとその日の贈り物が姿を表します。2019.03.18

如何にも富士山と言う姿はそれほど興味がありません。そのような富士山は山から眺める姿が私には一番だからです。

街の風景の中から眺める穏やかな富士山の姿が今の私には最も懐かしく感じられます。

 

2019.03.18

ジョギングする土手の中で最も富士山の姿が美しく見えるポイントです。2019.03.18

 

僅かな距離を移動するたびに富士山はその姿を微妙に変えて見せてくれます。首が右に、富士山の方向に向いたまま走っています。人も居ないので前を見る必要もありません。

2019.03.18

今日は往路5km地点で折り返す事にしました。最初は砂利道を進みます。アスファルトの道より足には負担が少ないようです。煙突の煙が風の無い穏やかな春を告知してくれています。そして富士山が無粋な煙突の聳える景色を美しく染め直してくれていました。2019.03.18

復路は土手の斜面を降りて菜の花を切りました。そして少しだけ春の恵みに花芽を摘んでその強烈な自然の苦みを食することにします。2019.03.18

3月25日・菜の花と開花した桜

サクラの開花をテレビでは知らせていますが果たして満開なのか気になります。今日は隅田川上流部の桜並木を見ながらジョギングをする事にしました。

菜花が土手の斜面のあちらこちらを黄色に染めています。一週間で更に黄色の範囲が広く濃くなっているようです。

2019.03.25

16kmの折り返し点、8km地点の橋の欄干にタッチして引き返す事にします。往路、土手の下の並木は未だ一見枯れ木の連なりに見えます。よくよく見ないと静かに咲いている桜の花弁は見えません。

折り返し点からの復路は土手下に降りてみる事にしました。2019.03.25

往路に目星をつけていた桜の木の下に向かって土手を下ります。気の早い一団が既に花見の宴を催していました。離れて見る枯れ木の桜も、そばに近づくと花が咲いている事が分かりました。2019.03.25

桜並木の足だから見える前回の東京オリンピックのボート会場を沢山のボートが行き交っています。2019.03.25

数本の桜の木にはかなり花弁を開かせた桜が頭上を覆っています。春の来たことを事実として目の前に示してくれています。ため息が出るほど短く感じる一年が巡ってきました。2019.03.25
この咲き始めの花独特の澄んだ色合いに見惚れています。2019.03.25
 
桜並みを過ぎて首都高速5号線の地下道を通ります。ここからは舞台ががらりと変わって360度の空の下に広がる菜の花の土手道が続きます。2019.03.25
芽吹き始めた柳の林の緑が背景に入りる菜花の黄色が更に引き立つようです。2019.03.25

未だ五分咲き程度かもしれません、それだけに花の色が淡い黄色で瑞々しく見えます。

ただ時が来たから咲いている野草の花の群落は、心を鎮めてくれる効果があるようです。帰路の目途もたった事もあり誰も居ない土手道の黄色の帯を道連れにゆったりと走ります。2019.03.25

一週間ごとに訪れる土手は異なるそれぞれに異なる風景で迎えてくれました。多忙な街の暮らしに追われて気が付けばあっという間に暑い夏が訪れる事でしょう。2019.03.25 

04/17/2021
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