塩竈神社・5つ目の狛犬・年代不詳・石工 大丸屋 嘉x(推定) *(禁)無断転載 |
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2019年夏季休暇の狛犬巡りと奥の細道を辿る旅 |
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奥の細道と今回の旅の地図 *2019年訪問地 は狛犬編 |
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塩竃市・塩竃神社そのA 奥の細道参照 |
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私は駐車場から裏参道を辿って塩竈神社に参拝をしました。東神門までの間に3つの狛犬、東神門を潜ると直ぐ江戸の狛犬。本殿までの間にも3対の狛犬が見られます。更に摂社の前に小型の狛犬、急な長い石段の表参道を登った楼門の前に新しい狛犬が奉納されています。全部で9対の狛犬が奉納されています。加えて隣接する志和彦神社にも一対の狛犬が奉納されています。これを含めると、私の見落としが無ければ、10対の狛犬が奉納されている事になります。2019.04.22 |
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塩竈神社・5つ目の狛犬・年代不詳・石工 大丸屋 嘉x(推定) |
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本殿の前の唐門に向かって参道を歩いて行くと門の前に大変ユニークな狛犬が置かれていました。赤味を帯びた石の素材のせいかもしれませんが、何処か人間臭い顔の表情が特異な印象を与えるのかもしれません。頭には角と思われる突起が見えます。 右に置かれた阿像と思われる石像、口を開けています。 2019.04.22 |
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色鮮やかな唐門を背景に阿像から吽像を写しました。2019.04.22 |
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左に置かれた吽像と思われる狛犬は更に人間臭さが強く表れているように見えます。珍しい意匠の狛犬に出会った良い経験になりました。台座に年代は見つかりませんでしたが石工の名前が彫られていました。”石工 大丸屋 嘉x”(推定)らしき文字が見られます。屋号らしい名前が記載されている事や意匠などから江戸時代の狛犬ではないかと推測しています。 どちらにしてもかなり凝った作りの台座などから古い時代の狛犬ではないかと思われます。2019.04.22 |
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塩竈神社・六つ目の狛犬 |
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唐門を背景にして五つ目の狛犬の左に摂社が祀られています。その摂社の前に小型ながらバランスの取れた狛犬が置かれていました。通常の狛犬の1/3程のサイズに見えます。 全体のバランスが取れた違和感のない造りの狛犬です。右に置かれた阿像です。2019.04.22 |
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左に置かれた吽像と思われる狛犬です。あっさりとした彫りですが、大変上手くまとめてあると感じました。2019.04.22 | |||||||||
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塩竈神社に隣接する志和彦神社拝殿で参拝をさせて貰ってから参道脇の狛犬を見る事にします。 この狛犬も私にはユニークな意匠に見えます。ただ、志和彦神社の石像より小型ですが、この狛犬と極めて似た石像を福島県泉崎村・三峰神社で見た事があります。まるで天馬のような姿に感じました。分類が不可能なほど独創的な多くの狛犬の姿の中で、一つの特徴的な意匠ではないかと思いました。2019.04.22 |
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志和彦神社狛犬・昭和47年・志賀昇 |
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右に置かれた阿像と思われる狛犬です、若干大型に見えます。独特の尻尾の形が興味を惹きます。2019.04.22 | |||||||||
阿像から参道を挟んで反対側に置かれた吽像を写しました。隣接する塩竈神社程参拝の人は多くありません。心を落ち着けて狛犬の様子を見る事が出来ます。 台座に、それなりの年代を感じさせる狛犬に比べるとかなり真新しい感じの石板が取り付けられています。もしかすると狛犬を彫った人と台座を作った人が別人である可能性も考えられますが、一応この説明に従って年号と作った人を記載しました。2019.04.22 |
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左に置かれた吽像は口を結んでいますがかなり台座が高く大型の為に顔の表情が見えません。阿吽像共に全体の造形のバランスが取れているので穏やかな気分で観賞する事が出来ました。2019.04.22 | |||||||||
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