狛犬を訪ねてNo.15・会津高原の狛犬A @ B |
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↑福島県南会津町・田出宇賀(たでうが)神社・狛犬阿像 ・狛犬の歯におみくじ
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嶽観音から山を下ってきました。イワナ釣りが出来るか会津大川を橋の上から見ています。濁流です、諦める事にして下ってきた観音沼の辺りを振り返ってみました。 |
霧の覆った山の上の方にあったのではないかと思います。那須連山は更に高く奥にあるようです。ここまで来ると東西と南は山です、ただ一つこの会津大川に沿って下る北方向だけが平地で日本海に出られます。会津大川は只見川を合わせ阿賀野川となり日本一の大河・信濃川となります。遠くに来たもんだと思うのは山に囲まれた地形にあります。
イワナ釣りを諦めて会津高原の神社を巡る事にして、南会津町・田出宇賀(たでうが)神社に向かうことにします。2017.08.01
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田出宇賀(たでうが)神社 住所:福島県南会津郡南会津町田島字宮本甲629 。嶽観音のある下郷町から会津西街道を日光・鬼怒川方面に向かうと次は南会津町。江戸時代に南山お蔵入りと言われる幕府直轄地の時代がありました(何かの小説で読んだことがあります)。時折通る町の雰囲気に奥行きを感じていたので、物語を読んでなるほどと思いました。
通りのそば屋さんで何度か食事をした程度なのですが、今回はこの町の神社を訪れる機会が得られて喜んでいます。浅草から続く鉄道の線路を渡ってカーナビで右折、わずかで右手に大きな鳥居が見えました。
手前に農産物の直売所があったので、この辺りの特産物アスパラの束¥400とジャガイモ¥200を買いました。赤い鳥居の先の駐車場に車を止めて神社を訪れる事にします。2017.08.01
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参道の右にある熊野神社の説明板です。2017.08.01
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参道の左にある田出宇賀神社の看板です。 |
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整った拝殿でお参りをしてから狛犬を見させてもらうことにします。右の扁額には”郷社田出宇賀神社”、左は”村社・熊野神社”と書かれていました。説明板にも南山一帯の総鎮守と書かれているように中心的な神社のようです。
鈴を鳴らしてお参りをしました。 |
田出宇賀神社の狛犬 |
中々良い狛犬に見えます。どっしりした作りでふくよかなな風貌、このようなユニークな造形に出会うと嬉しくなります。
狛犬の歯には参拝の人がおみくじを結えたようです。細部もしっかりと彫られていて作り慣れた石工の作品に見えます。
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阿像から吽像を写しました、かなり間隔が離れて居るので余り一体感がありません。年号は見つけられませんでした。薬局の人が奉納したようですが、銅板に名前が彫られている事からも昭和の狛犬に見えます。 |
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左に置かれている吽像と思われる狛犬、玉が彫られています。籠状ではありませんが模様が彫られています。
会津若松の石工の作品ではないかと推測しています。良い狛犬に出会うことができました。 |
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拝殿の左に池があるようです。見てみる事にします。七福神の石像です。昭和のごく新しいもののようです。 |
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かなり広い池が公園状の芝生の広がる広場の中にありました。 |
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岩上神社住所:福島県南会津郡下郷町豊成屋根畑554。この住所がカーナビに認識しませんでしたが、一応121号線・会津西街道を下郷町に向かって走っていきました。田島の町からおおよそ一つ目の集落に入ると左に鳥居が見えました、それが岩上神社でした。小高い山の入り口にある神社から綺麗な水が流れ落ちています。2017.08.01
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雨が降り出しました。ただでさえ薄暗い神社の境内が夕方のような風景です。拝殿の前にお目当ての狛犬が見えます。まずお参りをさせてもらいました。2017.08.01
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拝殿の右隣りにはもう一つ社がありました。狛犬をいませんでした。2017.08.01
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薄暗い境内から参道の先の赤い鳥居の先に更に参道が続き石の鳥居が121号線・会津西街道に面してあります。 |
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岩上神社・狛犬・昭和42年(1967年) 若松・石保石材
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薄暗くなってきた境内で狛犬だけは目が黄金色に光っていました。手入れをされたようです。全体のバランスに違和感のない纏まった造りに見えます。
右に置かれた阿像と推測できますが、玉の彫りなど細部にも目の行き届いた石像だと思いました。
因みに石保石材店の名前は先ほど訪れた嶽観音の狛犬と同じです。尻尾のデザインなどは似ています。2017.08.01 |
雨の降る薄暗い境内で、目を黄金色に化粧された1対の狛犬だけがまるで生き物のように見えました。
雪深い会津高原の冬には軒下に置かれたとは言えこの狛犬の高さを超える雪が降り積もりことでしょう。
2017.08.01 |
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左の吽像、仰向けの子供の姿が中々面白い意匠です。暗闇があっという間に境内に広がってきました。
雨の粒も大きくなってきたようです。16:50、これから山を越えなくてはならないのでそろそろ今日の狛犬巡りは終わりにすることにしました。2017.08.01 |
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17:07、那須連山を貫通する長い甲子トンネルの入り口が見えてきました |
17:11、直線の長いトンネルです。3つ程のトンネルを抜けます。 |
17:26、トンネルを抜けて山を下り出すとこちらは嘘のように雨が降っていませんでした。 |
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県境の村は雨の気配もありません、日暮れまで草刈り仕事に精を出す事が出来ました。尾瀬などの行き帰りに通っては居たのですが、見る機会の無かった会津高原の狛犬はかなりオーソドックスな作りで安心してみる事が出来ました。地元の人々が守ってきた静かな神社に立ち、一人で心行くまで見る事が出来る事が最大の喜びです。2017.08.01
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07/20/2018 |
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