土手のジョギング№23・9月の土手の野の花・彼岸花③     
菜の花の土手 彼岸花の土手のジョギング① 
土手のジョギング №23③・彼岸花 ()無断転載
 県境の村の花と木土手の野の花一覧 
ジョギングする土手の野の花スライド
土手に密やかに咲く可憐な野の花の画像をニコンのイメージ・スペース・土手に咲く野の花のスライドでご覧いただけます。現在作業中の為野草の名前等が違っている場合もある事をお許しください。2020.09.28
スライドショー・一覧表

⇐彼岸花の土手・スライド

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大分前になりますが、観光用の彼岸花の田圃を見た事があります。全くの個人的な印象ですが如何にも見せるために植えたというてんこ盛りの彼岸花の感じがどうも好みに合いません、一度で十分の風景でした。

たまたまジョギングする土手での最初の秋、広大な青空の下、彼岸花が咲いているのを見て驚きました。

最もこの土手の彼岸花も、花の列が揃っている事から最初は植えたと思われます。ただ観光用の見世物のとしてではなく、楽しんでもえたらと言うアイデアからだと思いますが、広大な土手の風景のお陰で野の花の趣を感じさせてくれます。

好天の秋、見渡す限りの広大な空には雲が浮かんでいます、遥か彼方にはスカイツリーが望まれます。そこは江戸の物語の場所でもあります。そして、わざわざ彼岸花を見る人はほんの数人です、つまりこの土手の左右、往復5kmではほぼ出会わない可能性が高い事になります。年に数回の草刈り重機の刈り取りを運良く免れた彼岸花が、綺麗に刈り取られた雑草の原や未だ雑草の残る緑の中に花を開かせています。ただ季節が来たから自ら咲いた、植物本来に備わったその無垢な姿こそが私の心を打ちます。野の花の清冽な美を感じさせる彼岸花です。

今日は秋晴れの一日、遠くの山脈の上に沢山の雲のオブジェが風景に変化を与えてくれています。11時駐車場を出発します。2020.09.28

11:10・草刈り重機の刈り具合などで花の咲き方は一様ではありません。それが野趣の趣があり大変好ましい咲き方に見えます。

草刈りの具合なのか今年は白い彼岸花が目立ちます。土手を下りて斜面を見上げてみました。2020.0909.28

このように緑の雑草の中に埋もれて、小さな塊で咲く彼岸花の姿が好みに合います。真っ赤な強烈な色彩の背景はそれを包み込むように柔らかい緑の原、個人的な好みですがこの組み合わせがのんびりと花を見るには適した組み合わせです。一面の彼岸花だらけではいささか気疲れするかもしれません。2020.09.28

11:40・ジョギングする片道5kmの土手の両側に彼岸花が点々と小さな群落で咲いています。往路は右を見て、復路はその反対側を見ながらゆっくりと走ります。勿論人が殆ど行き会わないので、気に入った景色に合わせて右や左に位置を変えてのろのろ進んでいきます。

都合10km間、適度な間隔を開け乍らほぼ途切れることなく彼岸花の真っ赤な帯が続いています。勿論、彼岸花だらけの雰囲気ではなく圧倒的に広大な緑の雑草の中では極めて狭いテリトリーです。2020.09.28

11:25:真っ赤な彼岸花の帯の先、目を上げれば青い空に点々と浮かぶ雲、何故か気分をうきうきさせてくれます。雲の浮かぶ空の右端には肉眼でハッキリとスカイツリーの尖塔が見えます。その部分だけを拡大してみました。

2020.09.28

11:32・砂利道の両側に彼岸花、足裏にも地面の心地よい感触が伝わってきます。首を忙しく左右に振って彼岸花の姿を楽しんでいます。2020.09.28

11:33・約5kmの折り返し点が近くなります。川面が見えてきました。スカイツリーの姿は僅かに大きくなりました。往路は出来るだけ立ち止まらないで折り返し点まで進む事にします。

往路で目を付けて置いた場所を復路でゆっくりと見る事にしています。2020.09.28

折り返し点

11:44・折り返し点の橋げたにタッチして引き返すことにします。頭上は首都高速を走る車の騒音が響き渡っています。2020.09.28

8月17日、この橋の下で遭遇した4匹の野良猫の集団には含まれていなかった野良猫のようです。工事板の水溜りの水を上目ずかで私を見ながら飲んでいます。私が戻るとした瞬間素早く身をひねって草叢に駆け込みました。2020.09.28

11:53・戻り道の土手から対岸の彼方には青空に浮かぶ雲と山並みの連なりが望まれます。穏やかな気分にさせてくれる沢山の雲の姿です。2020.09.28

土手道に右側に以前にも目にした彼岸花で囲まれたサークルが見えます。人為的な企みが感じられますが、広大な緑の原の中の些細な微笑ましいいたずらに見えます。2020.09.28

土手を下って彼岸花のサークルを下から写しました。土手の上には雲を浮かべた青空が望まれる不思議な空間が広がっていました。私が彼岸花を目にしてからでもかなりの年月が経っています、それから考えるとかなり確りとそれぞれの彼岸花の株は根付いているようです。2020.09.28

個人的にはこのような作り物の花の姿は好みではありません。ただ、青空と緑の原の広大な空間では人間の企みなど細やかな愛嬌に見えてしまいます。

サークルの中にも足を踏み入れてみました。大変面白いアイデアです。2020.09.28

行程の中で最もはっきりとスカイツリーの姿が見られる場所に立っています。今まで数年、毎年桜の季節に近くの中仙道から海までのジョギングの折に直下を通るスカイツリーは私にとってあらゆる場面で目印になる特別な構造物です。2020.09.28

往路を戻る土手の左右は彼岸花の真っ赤な帯が続いています。振り返ると驚くほどの雲の下にスカイツリーが立ち上がっていました。2020.09.28

反対の土手を少し下ってみます、やはり彼岸花の帯の連なりが望まれます。2020.09.28

何時までも後ろを振り返っていると先に進みません。ここからはスカイツリーに別れを告げて前を見る事にします。

前方には奥多摩方面や秩父方面と思われる山の連なりが空の下に広がっています。土手の左右は真っ赤な彼岸花、左の川面の先には山の連なりが望まれる私のお気に入りのジョギング・コースです。おまけにこの辺りは駐車場からはかなり遠くなるために散歩する人も稀です。2020.09.28

この辺りは昔からの船着き場だったらしく今でも船が数艘止められています。土手の頂上近くの彼岸花の列が鮮やかに赤く燃え立つようです。雑草の生い茂る緑の原の中にも赤い花の群れが点々と見る事が出来ます。

2020.09.28

秋晴れの青い空に浮かぶ白い雲が長閑な空間を生み出しているように感じます。彼岸花も蕾がかなり混ざっていて、やっと8分咲き程に見えます、鮮やかな花弁が見られる絶好の時期だったようです。2020.09.0

 

進行方向右側の土手の斜面は左の斜面より少し雑草の丈が低いようで彼岸花の赤い帯の連なりがハッキリと見られます。2020.09.28

それでも少し下の斜面はかなり雑草の緑が深く丈の高い彼岸花でもかなりの数が緑の中に沈んでいます。緑の中から花を伸ばした彼岸花は幸運と言えます、多くの日の光を浴びる事で冬の到来までの間の生育が保証されています。2020.09.28

個人的にはこのように大量の緑に中に浮かぶように咲いている彼岸花の姿を好ましく感じます。2020.09.28

今日は昔の友人と一緒に土手を歩く予定で出てきたのですが、駐車場を互いに勘違いして出会う事が出来ませんでした。昼飯のおにぎりやポットをデイ・パックに背負って土手を走りながら探しましたが見つかりません。

戻り道でも出会えなかったので、更に往復5kmを探してみる事にして土手を進みました。この辺りは草刈りが遅かったらしく未だ殆どの彼岸花は蕾の状態でした。

残念ながら土手のその部分でも姿を見る事が出来ません。その途中の土手の上に極めて長大な雲が浮かんでいました。単なる水蒸気の塊とは思えません、別世界の巨大な都市でも乗せているのでは等と途方ない空想が浮かんできました。

今日の土手のジョギングは友人と出会う事が出来ませんでしたが、秋晴れの青い大きな空の下で真っ赤な彼岸花を心行くまで見る事が出来た稔り豊かな一日でした。2020.09.28

10/10/2020
             

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Copyright (C) Oct. 10,2007 Oozora.All Right Reserved. 10/10/2020 更新   ()転載