2024年強風の那須朝日岳の花① 
往路の登山道から見る雲が流れる朝日岳 2024.06.24 ()無断転載

2024年6月24日・那須朝日岳・アルバムをご覧ください。

ここしばらくの間、街での多忙が続き県境の村への訪問が出来ませんでした。雑草の伸びが気になりながらも時間が過ぎていきます。何とか都合がついた6月の終わり、草刈りが目的でやっと尋ねる事が出来ました。 到着の翌朝、随分迷ったのですが美しい朝日岳にジョギングの代わりに登って見る事にしました。余り経験した事のない強烈な風に悩まされた散策でしたが、雄大な風景と凛とした姿で咲く山の花々の姿を大いに堪能した充実感に満ちた散策でした。

2024.06.24

⇐2023年・那須岳の紅葉・アルバムをご覧ください。

⇐2021年アルバムをご覧ください・全52枚。

画像をクリックすると掲載ページのアルバム画像がご覧いただけます。スライド・ショーもご覧になれます。2021.10.18

⇦2021年・動画アルバム・全10編:新雪の山と紅葉、加えて那須岳の噴煙が登山道の直ぐ近くで青空に向かって変幻自在の姿を見せてくれます。これらが所謂観光用の自然とは異なるほぼ無垢な姿で見られる事が素晴らしいと思いました。この動的な自然の姿を動画に収めました。2021.10.18

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那須連山のページ
2024年6月24日・強風の那須朝日岳   
2023年10月16日・風雨の中の那須岳・姥が平の紅葉   2022年10月17日紅葉の姥が平  
2021年10月18日・新雪の姥ケ平  2021年7月・朝日岳の花 
2020年晩夏の三本槍岳の野の花  2020年10月12日紅葉する雨の姥ケ平  
2019年姥平の紅葉、観音沼の紅葉 朝日岳登山道に咲くイワシャジン
台風18号の朝日岳朝日に輝く朝日岳 2014年・紅葉の那須・日の出平から姥ケ平①日の出平登り②下り姥ケ平
残雪の朝日岳1896メートルと那須岳1915メートル 濃霧の那須・朝日岳のイワシャジン
赤面山から三本槍岳1916m往復 朝日岳1896から三本槍岳1916mの紅葉 

  スライドショー・一覧表
 
那須峰の茶屋駐車場まで

5:12分・峰の茶屋駐車場が車で一杯になる前に行き着くよう、未だ辺りが薄暗い早朝、高原の村を出発しました。未だ暗い道路の先の山の上に朝焼けの気配、これなら天候は大丈夫と安堵しました。

2024.06.24

5時13分:少し道を走っていると大きな雲が空を覆っていました。朝焼けと大きな雲の組み合わせに何とはなしに嫌な予感が胸をよぎります。

2024.06.24

 

6:12・那須連山が見渡せる道の脇に車を止めて天気の具合を観察しました。一面の分厚い雲が空を覆っていますが何故かこれから向かう尖った山頂の朝日岳は、はっきりとその山容の確認ができます。

画像中心部の那須岳と朝日岳の間の鞍部に登り右に続く尾根を辿る事になります。

2024.06.24

6:13・那須連山を眺めている道路脇の草叢には白いワルナスビ花の群落が広がっていました。

2024.06.24

更に登って行くと季節にはツツジの花が咲く八幡温泉前に出ました。朝日が空に浮かぶ雲を赤く彩るその下に那須の町並みが望まれます。

2024.06.24

6:27・那須に登る裏道から。

2024.06.24

 

大丸温泉の駐車場で車を降りて那須ロープウエイ駅の上に広がる大空の気配を観察しています。

今の処、天気は曇り程度で何とかこのまま持ってくれることを祈りながら更に道を車で登ります。

2024.06.24

6:50:峰の茶屋の駐車場には天候のせいか10台ほどの車が止まっているだけでした。目的の朝日岳には少し雲が掛かっているようですが雨は何とか上がったように見えます。

村に帰って草刈りをしなくてはなりません。急いで準備をして出発しました。

2024.06.24

峰の茶屋駐車場に車を停めて峰の茶屋避難小屋を経由、朝日岳を往復しました(地図でグリーンの線で表示してあります)。

登りが約2時間程、暮らす街での土手のジョギングの代わりとしては大変楽しい山歩きになります。

登りは右に朝日岳のダイナミックな姿を左には広大な斜面の噴煙を棚引かせる茶臼岳を見ながらの楽しい散策です。

2024.06.24

6:54・ミヤマコンギク ではないかと思われる濁り気のない純白の花弁の花が出発点の広場に群落を作っていました 。

駐車場が近いので違う名前の外来種の可能性もありそうです。

 

2024.06.24

6:56・心配していた雨は何とか止んだようです。登山道入り口の狛犬の前を通り朝日岳に向けて出発しました。

 

 

2024.06.24

6:58・緩やかに登りだした登山道の周りは真っ赤な紅ウツギと思われる花が満開です。暫くの間は紅ウツギの花を見ながらゆっくりと登ります。

以下記載の植物の名前は違っている場合も有る事をお許しください。

2024.06.24

薄暗い樹林の中に続く登山道にはいささか艶やかすぎる赤い花の風景が続きました。

2024.06.24

7:09・登山道の脇には樹高の低いベニサラサドウダンが姿を見せてくれました。

 

 

2024.06.24

咲きだしたばかりの薄く色付いたベニサラサドウダンがが登山道の足元近くを彩り、その上をベニウツギの赤い花が艶やかな花弁で覆ってくれます。

2024.06.24

アイズシモツケがベニサラサドウダンと競うように群落を広げていました。冬には雪の下にその身を沈める山の花たちの可憐な姿からは想像もつかない強い生命力に頭が下がります。

夏が終わるとあっという間に雪が降りだす厳しい自然の中での僅かな安息の時間を過ごしている姿に胸を打たれました。

2024.06.24

7:23・樹林帯の中にミヤマハンノキと思われる茶色の大きな実が見えました 。

2024.06.24

7:21・樹林帯を抜けると一気に広大な山の景色が広がります。右にはこれから登る朝日岳、左には噴煙を棚引かせる那須岳に挟まれた登山道。素晴らしい見晴らしを堪能しながらの心地良い散策が続きます。

見晴らしが良くなったと喜んでいると、風がかなり強く吹き付けてきました。

2024.06.24

7:22・登山道の左には流れる雲の間から特徴のある双耳峰が見える那須岳が姿を見せてくれました。広大な斜面の広がる大きな山容です。

2024.06.24

7:23・登山道の右側にはこれから登る朝日岳の頂が姿を見せてくれます。極めて贅沢な風景を見ながら緩やかに続く道を進みます。2024.06.24

7:24・これから辿る朝日岳へ続く尾根道がはっきりと見えてきました。強風は登る程に益々その勢いを増してくるのが気になります。

2024.06.24

 

 

7:24・異様な姿の雲の塊が次々と空を横切って流れて行きます。巨大な雲の帯の下には那須の街並みが広がっていました。

2024.06.24

7:28:那須岳の稜線にポツンと建つ峰の茶屋避難小屋が小さく見えてきました。登山道を登る程に風の勢いが益々強くなり体が揺すられるほどになります。

2024.06.24

7:29・雨を心配していましたが杞憂に終わりそうでほっとしていましたが、今の状況では那須の強風が案じられてきます。

朝日岳と那須岳との間に広がる大きな鞍部の中心に峰の茶屋避難小屋が見えます。辺りに広がる広大な山の景色を眺めながらの楽しい散策の場所ですが、今日の強風は少し異常な強さで体を揺すります。

2024.06.24

7:30・荒涼としたがれ場の中に続く登山道にベニサラサドウダンが大きな群落を作って咲いています。 花房が強い風に大きく揺れていました。

2024.06.24

ベニサラサドウダンに負けじとアイズシモツケも大きな群落を作って姿を見せて呉れていました。

2024.06.24

体は強風にもてあそばれますが張り付くように登る登山道の脇には途切れることなく野の花が姿を見せてくれます。

2024.06.24

7:34・稜線が近くなってきました。これから辿る朝日岳への登山道が大きな雲の塊に覆われています。強風に揺すられて体を斜面にへばりつけるようにして登ります。2024.06.24

7:39・オンダテと思われる白い花が所々に大きな群落を作って咲いていました。

2024.06.24

岩稜の続く斜面にかなりの勢いで咲いていました。

2024.06.24

7:46・稜線に弧を描いて広がる大きな避難小屋のあるコルは強風の通り道、風の勢いはますますその力を増してきました。峰の茶屋避難小屋は指呼の間になりました。余り経験した事のない程の強風に体を斜面に貼り付けるようにして小屋に向かいました。

2024.06.24

7:49:。稜線に広がる広いコルに建つ峰の茶屋避難小屋の陰に身を置いてセブンイレブンで買った海苔巻きの朝食を取りました。風と雲の通り道になっているコルは一段と強風が吹き荒れて、小屋の陰から出ると体が飛ばされそうになりました。

引き返す事も頭を過りましたが、コルを過ぎれば登山道が山の斜面に続くので少しは風の力も弱まるのではと推測して朝食も程々にして朝日岳に向かうことにしました。

2024.06.24

小屋が強烈な風を遮ってくれるので小屋に沿ったベンチに座って登ってきた登山道を見下ろしています。セブンイレブンで買った干瓢巻の朝食をとります。

2024.06.24

 

7:49・那須岳の斜面が目の前に広がります。小屋の陰からこれから進む朝日岳の方向に身を出してみるとまさに飛ばされそうな強風が稜線を吹き抜けていきます。

引き返すかとも思いましたが、避難小屋のあるコルが最も風が強くそれを過ぎれば斜面が少しは風を防いでくれると推測して朝日岳に進む事にしました。

2024.06.24

県境の村を出発したときは雨の心配が大きく心を占めていました。那須山の道を登りだすほどに雨への心配は杞憂となりましたがそれを上回る強風に悩まされることになります。峰の茶屋避難小屋での休憩で途中で無理せずに引き返すことも頭にいれて出発しました。時折這いつくばるようにして誰も居ない登山道を朝日岳を目指して辿ります。

2024.06.24

07/27/2024
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