中仙道から海まで・・隅田川物見遊山のジョギング2023年@ Aへ  Bへ
2023年3月20日・中仙道から海まで・岩淵水門の桜と集まる土鳩の一群
 

天気予報で毎日のように今年の桜の開花は記録的な速さと頻繁に告げる事が気になり例年より一週間早めに出かけた方が良いかもしれないとの迷いが生じてきました。

今までの経験では隅田川の川岸の桜は満開の報道より一週間後程が良い事を経験しているので大いに悩みましたが、桜よりコンデイションを優先して3月20日、例年のルートで中山道から海までの旅に出発しました。

6:47・例年最初に尋ねる”戸田桜堤”の桜は特に他より遅い事を知っているので今回はここをパスして中山道・戸田の渡し(現・戸田橋)を出発点としました。昨年と同じく晴天の青空に雪の富士山が出発を見送ってくれました。2023.03.20

◎中仙道から隅田川のジョギング掲載リスト
2024年4月8日・隅田川を浅草まで @
2023年中仙道から海まで・隅田川物見遊山のジョギング @ A B
2022年3月28日中仙道から海まで @ A B
2021年3月29日中仙道から海まで @ A B C D
2020年3月16日中仙道から海まで @ A B
2019年4月1日中仙道から深川まで @ A
2018年3月27日中仙道から海まで・桜巡り @ A B C
2017年3月28日中仙道から浅草 @ A B
@深川まで @T A深川まで AU  B海まで @T C海まで AU
2015年3月30日◎荒川のジョギング 中仙道から海まで
@  A  B

隅田川・中山道から海まで2023年・スライド 中山道から海までのスライド画像をご覧いただけます。

2023.03.20

2022年3月28日・中仙道から海までのジョギング・マップ
戸田の桜堤から海までは”2018年3月27日中仙道から海まで@ A B C ”のマップとほぼ同じルートですので併せてご参照ください。2023.03.20
場所
地点間km
累計km
出発地:戸田公園駅東口
戸田橋北詰 T掲載分 1.35
板橋区戸田渡し跡 1.13 2.48
北区立赤羽桜堤緑地 3.53 6.01
岩淵水門 1.11 7.12
足立区立宮城ゆうゆう公園 4.12 11.24
足立小台駅 3.00 14.24
千住柳原土手 4.62 18.86
千住大踏切通り桜並木 U掲載分 0.28 19.14
汐入大橋 1.12 20.26
桜橋 3.10 23.36
駒方橋 1.37 24.73
厩橋 0.47 25.20
蔵前橋 0.41 25.61
両国国技館北信号 0.21 25.82
江戸東京博物館・家康銅像

0.47

26.29
両国国技館 0.46 26.75
総武線鉄橋下隅田川テラス 0.23 26.98

萬年橋

V掲載分 1.93 28.91
清洲橋 0.28 29.19
隅田川大橋 0.47 29.66
永代橋 0.31 29.97
越中島公園 0.93 30.90
月島水産埠頭 2.64 33.54
勝どき湯 0.97 34.51
大江戸線勝どき駅 0.48 34.99
  周遊部距離    
両国周遊 1.65 36.64
住吉神社御旅所 0.15 36.79
上野御徒町から上野駅 0.95 37.74

中仙道から海まで物見遊山のジョギング2023年(T)では上記リストの青色の部分を掲載しました。隅田川の1ケ所で防潮堤の工事が行われていて回り道をしていますので若干表記の距離より実際は長いかもしれませんがほゞ、概算で合計35km程でしょう。更に、周遊部の両国周遊1.65km、住吉神社御旅所015km、上野御徒町駅から上野駅0.95kmを加えると総合距離は約37.74kmとなります。グーグル・マップから算出した距離です。2023.03.20

 
2023年3月20日・隅田川・中仙道から海までT・埼京線戸田公園駅から千住柳原土手まで約18.86km

6:27・埼京線戸田公園駅前広場に植えられた花々に見送られて埼京線戸田公園駅を出発します。既に駅前のバス停には出勤のバスを待つ人たちの長い列が出来ていました。いささか心細い私には名も無い花の見送りさえ嬉しく感じています。

2023.03.20

 

6:31・駅から出発点の中山道(17号国道)に掛かる戸田橋を目指して歩きだしました。たとえよたよたとジョギングする姿でも、町の人に有らぬ心配を掛けてもいけないので人家の間の道は歩くことにしています。

人家の立ち並ぶ街の中をかなり大きな川が流れています。自然の残った心地良い道を目見当で戸田橋を目指します。

2023.03.20

6:42・戸田橋北詰・一度道を間違えましたが国道17号(中山道)に出ることが出来ました。嬉しい事に晴天の青空の中に雪の富士山が姿を見せてくれました。

2023.03.20

6:42・戸田橋の北詰、戸田市側から東京都方向に橋を渡ることにして中山道を信号で横断することにします。信号待ちをしていると戸田橋に並行して走る鉄道の陸橋の上を上越新幹線と思われる列車が北に向かって通過していきました。既に戸田橋を歩いたり自電車に乗ったりして行き交う通勤の人達の姿が見られます。

2023.03.20

6:45・橋を渡りだすと僅かで東京都板橋区に入りました。無様な姿を見せたくないので橋もジョギングではなく歩いて渡ることにしています。

2023.03.20

6:53:戸田公園駅から中山道(国道17号)を戸田橋で渡り、東京側入口の板橋方向の橋際にある戸田の渡しの案内板に出ました。白いユキヤナギの花が案内板を覆っていました。ここからはいよいよジョギングで土手を進むことにします。

2023.03.20

7:05・土手に”荒川下流三十景 その二十五・浮間の景”の標識が見えました。表示された”海から24km”は直線で流れる荒川放水路の距離で出発点は海からかなり上流になります。私は一部荒川放水路の土手を通りますが、多くは蛇行する隅田川を辿り途中寄り道をしながら月島の突端まで辿ることから凡そ全行程が30km程になりそうです。

2023.03.20

7:06・土手の下の北区浮間2丁目の桜並木が朝日にうっすらと桜色に見えました。

2023.03.20

7:25・進行方向の右側に新河岸川が接近してきます。人々が行き来する橋がそれぞれ独特の外観で見えてきました。江戸時代、江戸と川越を結んだ舟運が通った水路であった水の流れがあと僅かで隅田川に合流してきます。

土手の道は僅かでJR東北線の鉄橋に遮られ一旦土手を下り再度登り直すことになります。

2023.03.20

赤羽桜堤

7:30・JRの鉄橋の下を潜り再度土手を登ります。赤羽桜堤の桜並木の間に続く道をゆっくりジョギングをしながら進みます。桜の満開には未だ少しの時間が必要のせいか人影は見られません。朝の光が差し込む心地よい道をゆっくりと走りました。

2023.03.20

立ち並ぶ桜の木のそれぞれの日当たり加減などで咲き具合にも差があるようでかなり咲きだしている桜も見られます。

既に花を開きだした桜も、咲きだしの瑞々しい花の姿で最も私の好みの姿を見せてくれていました。

2023.03.20

桜並木を隅田川方向に進むほどに桜の開花が進んでいるようです。

2023.03.20

人影が見られない桜並木をゆっくり見回しながら咲きだしたばかりの震えるような花弁を存分に楽しむ事が出来ました。

2023.03.20

桜の並木を抜けて後ろを振り返りました。進行方向には122号国道の橋がみえます、車が行き交う喧騒の地とは思えない静かな場所に立っています。

2023.03.20

7:35・桜並木が終わると土手の見晴らしが一気に広がります。対岸の川口市のビル群が目に飛び込んできました。122語国道の橋の下を潜り更に進みます。

2023.03.20

7:38・122号国道の橋で一旦途切れた桜並木が再度岩淵水門まで続きます。

2023.03.20

岩淵水門

水門近くの桜並みには歩く人やジョギングを楽しむ人の姿見られるようになりました。それでも、未だ満開には間があるせいか例年よりは、はるかに人の姿は少ないようです。

 

2023.03.20

7:43・旧岩淵水門の遺構が見えてきました。目を凝らすと、毎年海までのジョギングの折には朝食えを取ることにしている2本の桜の木が正に見頃の姿で迎えてくれていました。

2023.03.20

7:44・地面すれすれまで枝を伸ばして桜の花を見せてくれる懐かしい桜との再会です。誰も居ない桜の枝の下に弁当を広げてしばし休憩することにしました。

 

2023.03.20

2本の桜が向き合うように枝を広げているその間に、荒川にかかる橋の下をくぐって来たばかりの122号国道が見えます。

右の桜の木の下が私のお気に入りの場所です。枝を地面すれすれまで伸ばしてくれている桜です。

2023.03.20

最も地面に近づいた桜の枝の下では体を横にしないとなりません。

2023.03.20

眼下に咲く桜を見る機会はそうそうあるものではありません。朝食のおにぎりを口に入れては噛みながら桜を見ています。

2023.03.20

 

今回初めての経験ですが食事を食べだすと土鳩の群れが私の周りを徘徊しだしました。何時の間にかその数が20羽程に増えてきました。ムクドリまでもが座り込んだ足元のおこぼれを啄んでいます。

2023.03.20

大したおこぼれも在りませんが食事が終わって持参のポットのお茶を飲みだしても飛び立つ気配がありません。未だ桜が咲きだしたばかりで人影が少ないせいかとも思いましたが、この後スカイツリーの傍での昼食時にも土鳩が数羽集まって来たので季節のせいかもしれないとも思いました。

お気に入りの桜の木の下での昼食が終わりいよいよ気合を入れて先に進まなくてはなりません。

2023.03.20

8:13・デイパックに荷物を詰め直し出発です。かなり体に食べ物を入れたのでデイパックの荷物が軽くなりました。荒川が左の荒川放水路と右の岩淵水門が掛かる隅田川に分岐していきます。

私は岩淵水門を渡り荒川放水路と隅田川の間の土手をジョギングすることになります。

2023.03.20

8:16・隅田川に掛かる岩淵水門を右岸から左岸へと渡ります。右岸にには新河岸川が合流してきます。隅田川の川面の先に小さくスカイツリーが見えてきました。

スカイツリー直下を通るので次のランド・マークとして常にそれを目指しながら進むことになります。

2020.03.24

8:19・右に隅田川、左には荒川放水路、その間の土手を進みます。

2020.03.24

 

8:21・荒川放水路の海まで20kmの標識に到着しました。朝食の休憩の前の7時5分、海まで24kmの標識を通過してから1時間16分程が経っていました。

2020.03.24

8:59・隅田川が曲がりながら流れを変えて川面を広げています。水鳥の群れがのんびりと水面に浮かんでいる姿が醸し出すのどかな隅田川の風景を楽しみながらジョギングで先へと進みます。

首都高・中央環状線の荒川放水路に掛かる桜五色大橋が見えてきました。

2020.03.24

海までのジョギング・みやぎゆうゆう公園・出発点から約11.2km

9:05・何時もペット・ボトルの水を補給して一休みする”みやぎゆうゆう公園”に到着。

持参のチーズ・ケーキを一切れ口に入れてベンチで一休みしました。咲きだしたばかりの濁りのない桜の花弁の背景は、日の光を纏った小さな千切れる波で埋まった隅田川の青い水面です。

土手の左には広大な荒川の河川敷、その先には東北自動車道の高架橋が延々と続きます。

2020.03.24

この咲きだしたばかりの静かな桜の花を見ていると、かえって満開の時より心に染み込む美しさが海までの前途に不安を感じる私の心を癒してくれるようです。

2020.03.24

花弁の下に引き寄せられて頭上を覆う花房をしみじみと見上げてみました。未だ満開には間があることもあり桜を見ている人の姿は殆ど見られません。

2020.03.24

足元の草むらに目をやると”セイヨウオドリコソウ”が大きな群落を作って咲きだしていました。この野の花も咲きだしたばかりの最も私の好みも姿を見せてくれています。

2020.03.24

9:37・咲きだしたばかりの桜の花びらの下での休憩で海までの道のりへの不安な気持ちがかなり癒されました。行けるところまで行こうと思う気持ちが湧いてきて心の緊張が解けました。

2020.03.24

 

ベンチに置いたデイ・パックを背負い直して足元に咲く小さなオオイヌノフグリに目をやると何時もジョギングする土手での心持を思い出すことができました。

2020.03.24

9:57・一旦隅田川テラスの道は東京都の下水処理場で行き止まりとなります。処理場の前の通常の道路に出て迂回した後再度隅田川左岸に続く川岸の道をジョギングで進みます。

荒川遊園の観覧車が青空の中に浮かんでいました。2022年10月4日、永井荷風の”墨東奇譚”の舞台を歩いたのち隅田川を遡りこの荒川遊園の観覧車の下を抜けてお風呂屋さんで風呂にはいたことが懐かしく思い出されます。

2020.03.24

10:09・足立小台駅・暫くの間、高い防潮堤に視界を塞がれて息苦しい感じの隅田川沿いの道をジョギングで進みます。日暮里舎人ライナーが上を走る尾久橋が見えてきました。橋の上にスカイツリーが又姿を見せてくれました、少なくてもスカイツリーの下までは行けるという自信を与えてくれます。

これから日暮里舎人スカイライナーの足立小台駅に向かいます。この先、北千住方向は隅田川沿いに進むことが難しいので一旦荒川の土手に出ることにします。

2020.03.24

10:18・日暮里舎人ライナー足立小台駅の下を潜り荒川の土手に登りました。北千住を抜けるまでは暫くの間荒川土手の上をジョギングすることになります。土手から見える隅田川の土手には桜並木が続いていました。

2020.03.24

10:45・暫くして隅田川は右に曲がりながら荒川から離れて行きます。代わってスカイツリーはその姿がますます大きくなります。

2020.03.24

10:52・国道4号線の千住新橋の袂で突き当たった土手道を信号で渡ります。暫く進むと土手の道はJR等の鉄橋、続いて東武スカイツリーラインの鉄橋に遮られて土手を降りることになります。

上り下りが面倒なのでそのまま土手下を暫く進むことにします。

広い荒川放水路の土手道を快適にジョギングで進んでいます。街が近い事もありかなりの人が走ったり歩いたりしている姿が見られるようになりました。加えて自転車で走る人も多いので此処まで道程と比べてにぎやかです。

2020.03.24

10:55・広い河川敷の中の荒川日ノ出町緑地に艶やかなチューリップ畑が広がっていました。通常余り興味を持たない公園の密集した洋種の花ですが、海まで行きつけるかと言う不安が拭い去れない今、現金なもので私には大きな励ましとなる風景です。

2020.03.24

かなり広い面積に色違いのチューリップが密集して植えられています。洋種の花に疎い私にはこれ程いろいろの種類があるのかと驚かされました。

2020.03.24

広いチューリップ畑の先に京成電車の鉄橋が見えてきました。右に続く土手に登ります。

2020.03.24

11:13・千住柳原土手・土手に登るとスカイツリーが更に大きな姿となって青空にそびえたっていました。これから土手を下り千住大踏切通りの桜並木を楽しみながら隅田川へと向かいます。

2020.03.24

中山道から海までのジョギング2023年のTは、好天の青空に浮かぶ雪の富士山に見送られての出発となりました。常に果たし行けつけるかと言う不安が胸にわだかまる私には富士山、儚い桜や野の花にどれ程慰められた事かと共感と感謝を感じながらの旅でした。

2020.03.24

04/12/2024  
@へ
中山道から海までのジョギング@
Copyright (C) Oct. 10,2007 Oozora.All Right Reserved.
本日カウント数-
昨日カウント数-