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ご存知のように隅田川は秩父山系を源流とする荒川の下流部をそう読んでいます。江戸時代は大川、浅草川等と町によってその呼び名が変わっていたようです。現在は、荒川は東側に荒川放水路が掘削され、隅田川との分岐点の東京北区には岩淵水門が出来ています。実態は荒川の下流部が隅田川ですが、現在では岩淵水門から下流部を隅田川(江戸時代は鐘ヶ淵から下流部が一般的だったと思われますが)と一般的に呼んでいるようです。荒川に掛かる中山道(現在17号国道)戸田橋から荒川の土手を経て隅田川の川岸をジョギングしながら海に流れ出す月島突端の埠頭まで辿る事にしました。全行程は、あちらこちらを見る物見遊山のジョギングなので約30km程度ではないかと推測しています。 グーグル・マップをご参照ください。は出発点と到着地点を表示しています。又それぞれ①、②、③、④、⑤が掲載された場所です。場所名の後の数字は時間を表示しています。2021.03.29 |
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駒形橋・13:39・浅草・吾妻橋周辺の混雑を抜けだすと隅田川テラスから辺りの景色を眺めながらの快適な道が続きます。喧騒が掻き消え殆ど人影は見られません、時たま出会うのは散歩する地元の方々です。2021.03.29 |
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厩橋13:45・隅田川に掛かる風情のある橋の風景が続き飽きる事が有りません。どこか昭和の雰囲気を感じる橋の様子です。これから月島まではストレスなくジョギングを楽しめる区間が続きます。
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13:46・厩橋のたもとの案内板です。上流から駒形橋・厩橋そしてこれから通る蔵前橋が出ていました。2021.03.29 |
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蔵前橋・13:49・大きな蔵前橋は江戸の物語にしばしば登場する札差の店が軒を連ねた面影が感じられるような黄金色(私にはそう見えました)に塗られているようです。2021.03.29 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
両国橋・13:59・観光船が波を立てて海に向かって下って行きました。両国橋の上は車列が長く伸びています。両国橋右岸に神田川が流れ込んでいました。江戸の物語の中心部をジョギングしています。 2021.03.29 |
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14:06・堅川が隅田川に流れ込む水門にやって来ました。橋の上は高速道路が通る如何にも殺風景な景色です。一旦隅田川テラスを離れて細い道を堅川沿いに進みます。2021.03.29 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
14:06・堅川にかかる一の橋に出ました。橋を渡ると芭蕉をはじめとした多くの江戸の物語の舞台となった深川に入ります。吉良邸から引き上げる赤穂浪士が渡った橋ですが多分当時の旧道は少し西側の隅田川寄りの道だと思われます。 多くの物語に登場する萬年橋でこの一の橋からの道に戻るのですが、一旦、堅川沿いに隅田川テラスに戻る事にします。2021.03.29 |
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清州橋・14:30・隅田川が更にその広がりを見せてくれる小名木川との合流点の先に美しい姿の清州橋が掛かっています。隅田川テラスには深川縁の芭蕉の句碑が点々と置かれていてそれを見ながらの楽しいジョギングです。 隅田川テラスの左岸の進行方向の左手の土手の先には芭蕉記念館があります。辺りは芭蕉の俳句が満ちています。 2021.03.29 |
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14:31・左岸から小名木川が流れ込む隅田川の風景の中でも好みの場所にやってきました。隅田川が一段とその川幅を広げてまさに往時”大川”と呼ばれた大河の趣を醸し出してくれています。合流点下流には清州橋が見えます。2021.03.29
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14:32・江戸の物語にしばしば登場する小名木川に掛かる萬年橋を渡ります。赤穂浪士が渡った当時の橋は現在の橋より少し隅田川寄りに掛かっていたようです。 隅田川の景色の中でも大変好ましい場所の一つです。今回は、目的地の月島の埠頭に辿り着く事が第一と小名木川の桜を見る事を諦めて先に進むことにしました。墨堤の桜と異なりほぼ地元の方々が散策している静かな桜並木です。 2021.03.29 |
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14:32・小名木川に掛かる萬年橋に到着。散歩の人が行き止まりのはずの隅田川テラスを左にカーブして進んで行くので私もその後を辿りました。昨年は芭蕉記念館分室の手前で土手の壁を階段で超えて道路に降りました。今年は直接萬年橋に登る事が出来たのには驚きました。萬年橋は先程渡った堅川に掛かる一の橋から続く道なので赤穂浪士縁の橋になります。 此処までの行程で隅田川テラスの工事で通路が狭まった幾つかの場所で無理をして左足がつってしまいました。 ジョギングを中断し歩いて萬年橋から再度隅田川テラスに降りてベンチで休息を取ります。その折りに今度は右足がつってしまいました。2021.03.29 |
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隅田川大橋・14:47:首都高速7号線と重なるように掛かる隅田川大橋。月島の高層住宅群がハッキリと見えてきました。 暫く歩く事にして隅田川テラスを進んでいると少し足の状態が改善したので軽くジョギングを始めると再度つってしまいました。最終目的地が近い事もあり、無理をしないで歩いて月島の埠頭まで辿り着く事を優先する事にしました。2021.03.29 |
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永代橋・14:52・日本橋に通じる日本橋川が永代橋右岸に流れ込んでいます、それは考えるより細い流れです。2021.03.29 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
永代公園・14:54・隅田川が大きく膨れ上がり右に流れて行きます。左は晴海運河に分かれる間に月島の高層住宅街が眼前に見えてきました。何とか歩けそうなので焦らずにゆっくりと進むことにしました。 隅田川テラスが大島川の水門に遮られて行き止まりになるので小さな公園を通り抜けて永代河岸通りに出ます。巽橋を渡り案内板に導かれて越中島に出ました。2021.03.29 |
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越中島公園・15:02・ここからは散策する地元の方の姿が見られるようになりました。これから月島の埠頭までは歩く事にしました。2021.03.29
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15:03・晴海運河対岸の月島の高層マンション群が逆光の中に聳え立っていました。2021.03.29 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
越中島公園・15:05・晴海運河に掛かる相生橋が見えてきました。橋の中ほどの小さな中之島公園が緑の小山になっています。 相生橋を右に渡ると月島になります。何とか目的が達成できそうな場所までやってきて安堵しました。2021.03.29 |
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月島と晴海運河・15:07・晴海運河を船が白い波の痕跡を残して進むその先には桜並木が彩を添えていました。 自然の生み出す緩やかな美しい風景にくっきりとした輪郭を形作る人工物が上手に組み合わせている新しい風景を楽しく見ています。2021.03.29 |
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相生橋・15:09・いよいよ中仙道から海までのジョギングの最後の行程に入りました。相生橋から辿って来た隅田川上流を眺めてみました。2021.03.29 |
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中之島公園・15:09・相生橋に隣接する小さな中之島公園の先に隅田川に掛かる永代橋が見えますが、思ったよりその姿が小さく知らぬ間に痛めて足で此処まで歩いて来たものだと自分を褒めてやりたくなりました。2021.03.29 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
月島・15:11・相生橋を渡り切りました。月島の周囲を飾っていた桜並木が目の前に見えています。月島水産埠頭までは残り約2.4km程になりました。2021.03.29 |
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15:35・月島のメイン・ストリートを歩いて来ました。隅田川に大きく開けた埠頭が道路の右に広がっています。隅田川が海と一体となって大きく広がっていました。緑の森の広がる辺りは浜離宮と思われます。2021.03.29 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
15:43・相生橋から月島のメーン・ストリートを真っすぐ進んで埠頭に到着、目的を達成できた大きな満足感に包まれています。辺りには倉庫群が立ち並び大型トラックが行き交っていました。2021.03.29 |
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月島・豊海水産埠頭・15:40・月島の突端に到着、広大な隅田川の広がりを見ながら今年も何とか目的が達成できた喜びに浸っています。昨年3月23日の海までのジョギングで豊海水産埠頭に到着の折にカメラが故障で果たして写るかと不安な気持ちでシャッターを押した事を懐かしく思い出しました。 海に溶け込むように一体となった隅田川の船着き場には川船とは異質の大きな船が係留されていました。船体に神鷹丸 (しんようまる)の名前が見える事から東京海洋大学の練習船です。外洋に出掛ける大型の船を目にして海までやって来たのだと言う実感が湧いてきました。対岸は日の出桟橋と思われますがはっきりと識別は出来ませんでした。 2021.03.29 |
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15:40・神鷹丸 (しんようまる)の下流部にもう一艘の調査船らしき大きな船が停泊しています。船の先にはレインボーブリッジが空に浮く様に見えました。2021.03.29 |
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月島勝どき湯・15:55・コロナ禍で果たしてやっているかと案じながら勝どき湯にやって来ました。嬉しい事にかなり徹底した対策を施して営業していました。人数制限で少し待たされましたが温かいお風呂で疲れが抜けたようで足がつった事が果たして本当だったのかと思うほどでした。 すっかりお風呂でリフレッシュしたので、電車の混雑が始まる前にと都営地下鉄大江戸線・勝どき駅に向かいました。2021.03.29 |
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3月上旬にぎっくり腰を発症して、毎年楽しみしている中仙道から海までのジョギングはどうしたものかと悩みましたが、10日程過ぎてからジョギングをテストしたところ殆ど痛みも感じませんでした。それなら、無理をしないで行ける所まで行って見ようと2021年3月29日出掛ける事にしました。晴天の一日、散り始めた桜の花弁を浴びながらのジョギングは途中で足がつってしまいましたが何とか目的の月島の突端の埠頭まで辿り着く事が出来ました。出発前の大きな不安のマイナス思考に反比例して埠頭から海に混ざり合った隅田川を眺めてその満足感が心の中で大きく膨らんだ一日でした。 ④掲載の千住桜並木から浅草吾妻橋までは約5.5kmだったので累計距離は約26.2km。⑤掲載の吾妻橋から月島の埠頭を訪れ折り返して地下鉄・勝どき駅までの距離は約9.75kmでした。出発点の戸田公園駅から桜並木などに立ち寄り上流部の隅田川を出来る限り川沿いを辿った事もあり、最終点の勝どき駅までの合計距離は35.95km、約36km程度になりました。2021.03.29 |
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11/23/2022
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