2021年4月19日・置賜桜回廊②   桜回廊の神社と狛犬

釜の越桜  2021.04.19 ()無断転載

久し振りに置賜桜回廊を訪ねてみる事にしました。記載した時間は複数のカメラの表示なので正確ではありません。参考にご覧ください。2021.04.19

◎置賜桜回廊掲載順2021.04.19

東北中央道・米沢北IC⇒米沢市・塩野毘沙門堂伊佐沢の久保桜最上川草岡の大明神桜白兎の枝垂れ桜薬師桜
釜の越桜十二の桜山口奨学桜
子守堂の桜後庵の桜称名寺阿弥陀堂の桜殿入り桜  別稿・置賜桜回廊の狛犬・八乙女八幡神社

東北道福島ジャンクションから東北中央自動車道・米沢方面に乗ります。下調べてここから米沢北ICまでは無料区間だと書かれていたのですが、何かややこしい道を通るのかと思っていると東北道の接続からスムースに乗る事ができました。

今までは栗子峠を超える道でかなり時間が掛かりましたが一車線ながら快適な無料区間の米沢北ICまでのドライブを大いに楽しみました。自動車道から時々目に入る桜は未だ満開が過ぎたばかり、これなら期待ができると旅の楽しさに浮き浮きしてきました。無料区間の米沢北IC出口もスムースに出られて大助かりです。

グーグル・マップ上の桜の順路は最初の伊佐沢の久保桜は最上川の右岸(右側)ですが、訪問後左岸(左)に渡り北上(地図上方)します。グーグル・マップ北端の後庵ザクラの後に右岸に渡り南下(下方向)をして来ました。

2021.04.19

南は那須地方から北は山形県までの桜に魅了されています。物語が語り継がれてきた一本桜の数々、静かに花を咲かせるエドヒガンと艶やかな枝垂れ桜が多く、雪山の風景の中に収まっています。辺りの小さな流れには雪解け水がさらさらと流れ、可憐な野の花が細やかな花びらを開かせていました。観光バスとは無縁の多くの桜を愛でる地元の人々の姿に接する事も大変楽しい思い出になります。

那須・白河・須賀川・会津の桜
2019年4月8日と22日 北国の桜2019年・白河~二本松・4月8日 22日
2018年4月9日~10日 北国の桜・白河市~福島市    
2017年4月24日~25日 北国の桜道を辿る①白河市・須賀川市 ②置賜桜回廊 ③寒河江~山形市
2016年4月19日 桜の道を辿る①田村市・永泉寺の紅枝垂れ ②小沢の桜
2015年4月13日~14日
村の春①須賀川~三春 ②関の城下町白河の桜
2015年4月27日 2015年見納めの桜 ①置賜桜回廊Ⅰ置賜桜回廊Ⅱ会津の桜
2013年4月22日 会津の桜①石部桜・鶴ヶ城・飯盛山・神指城跡 会津美里町の桜②千歳桜・虎の尾桜
2013年4月8日~9日 桜の道を辿る①那須町・白河市 ②須賀川市長沼
2012年4月23日~24日 桜の道を辿る①那須町②白河市③泉崎村④須賀川市
置賜桜回廊・山形・三春の桜
2017年4月24日~25日 桜の道を辿る・北国の桜 ①福島県白河市~須賀川市 ②山形県置賜桜回廊 ③山形県寒河江市~山形市
2015年4月27日~28日 2015年見納めの桜 ①置賜桜回廊Ⅰ ②置賜桜回廊Ⅱ ③会津の桜
2014年4月21日~22日 山形県置賜桜回廊古代桜から三春・滝桜   
2014年2月24日 ①雪の山寺と上山温泉  ②桜回廊蕎麦とワイン
釜桜の越

10時58分、個人的に朝日連峰の雪の山を背景に咲く釜の越の桜は最も好みの桜の姿の一つです。樹齢800年と言われているエドヒガンの釜の越桜は案じていた通り花を付けていませんでした。後方にその子供と思われる桜が釜の越桜を護るように大きな桜の枝を広げていました。

2021.04.19

釜の越桜の後に回って見ると明らかに花が咲いていない事が分かりました。多分養生がされているので何時の日にか再生の日が来ること祈りました。

2021.04.19

2014年4月21日、小雨の降る釜の越桜を訪ねました。樹齢800年と言われる釜の越桜は七年前には未だ桜の花を咲かせていました。雨粒がレンズにあたってぼやけてしまいました。

例年はこの季節が最も見頃なのですが、今年は異常な春の暖かさで既に満開の時を過ぎていました。

2014.04.21

釜の越桜と周囲を取り囲んで咲く桜の花房の間から朝日連峰の雪の嶺がはっきりと見通せます。

2021.04.19

桜が咲く間を流れる沢には、春を迎えて雪解け水が普段より水量を増して勢いよく流れていました。静かに咲くエドヒガンと背景を飾る雪山、その風景の一角だけが激しく動いていました。2021.04.19

雪解け水が流れ下る沢の脇の桜は満開のようです。2021.04.19

かなりの数の桜の木が見られます。果たしてエドヒガンがこれ程大量の花を付けるものなのかと不思議に思いました。

若木に見えるのでソメイヨシノかもしれません。2021.04.19

次の十二の桜に向かうために駐車場に戻ります。次に訪れる事ができると確信が持てないので振り返って釜の越桜に別れを告げました。2021.04.19
十二の桜

11時20分、嬉しい事に十二の桜は未だ満開の状態をほぼ保っていました。駐車場にも状態を知る事の出来る地元の方の車が一台止まっていました。

2021.04.19

由来が丁寧に書かれていました。この桜は三代目と書かれています。そうであれば伊佐沢の久保桜や釜の越桜の復活もあり得るかもしれないと希望が湧いてきました。

これだけの物語が詳細に書かれた説明版は余り目にしたことがありません。物語のお陰で心のより深い場所から十二の桜を見る楽しさが堪能できそうです。

2021.04.19

樹高・花の付・姿共に大変素晴らしいエドヒガン、十二の桜を取り囲むように周りにも桜の木が花を咲かせています。2021.04.19

 

駐車場の反対側に歩いて来ました。十二の桜の背景を飾る桜の木の方向から見てみました。2021.04.19

満開の時を少し過ぎたエドヒガンがこれ程膨れるように咲くとは思ってもいませんでした。私には静かに咲く桜の印象が強いエドヒガン、自然の力は侮れません。2021.04.19

駐車場に戻って十二の桜を正面に見ています。2021.04.19

山口奨学桜

11時30分、置賜桜回廊では珍しいソメイヨシノ、想像通り若干葉桜状態で咲いていました。

地面を覆うように枝を横に伸ばしています。2014年2月に雪の置賜桜回廊を訪れた事があるので、この樹高では雪深いこの地のこと冬は雪の下になるのではと案じられます。

2021.04.19

明治44年(1911年)に植えられた110年程の樹齢を重ねた桜です。古木にはこのような物語が語り継がれている事が多く、私には訪れた折に見上げる桜にそれが投射されより気高くそして美しく見えます。2021.04.19

集会所の庭にぽつんと咲いている桜を見ている人は誰も居ませんでした。物語を胸に納めて桜の周りを回りながら心行くまで眺めました。2021.04.19

案じていた釜の越桜はやはり花を付けていませんでしたが、周りの桜がそれを支えるように美しい風景を生み出してくれていました。勿論北国の桜をより美しくそして気高く見せてくれる雪山の背景も今日ははっきりと見えました。2021.04.19

04/28/2021

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Copyright (C) Oct. 10,2007 Oozora.All Right Reserved. 04/28/2021 更新   ()転載