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別稿・置賜桜回廊の狛犬・八乙女八幡神社
東北道福島ジャンクションから東北中央自動車道・米沢方面に乗ります。下調べてここから米沢北ICまでは無料区間だと書かれていたのですが、何かややこしい道を通るのかと思っていると東北道の接続からスムースに乗る事ができました。 今までは栗子峠を超える道でかなり時間が掛かりましたが一車線ながら快適な無料区間の米沢北ICまでのドライブを大いに楽しみました。自動車道から時々目に入る桜は未だ満開が過ぎたばかり、これなら期待ができると旅の楽しさに浮き浮きしてきました。無料区間の米沢北IC出口もスムースに出られて大助かりです。 *グーグル・マップ上の桜の順路は最初の伊佐沢の久保桜は最上川の右岸(右側)ですが、訪問後左岸(左)に渡り北上(地図上方)します。グーグル・マップ北端の後庵ザクラの後に右岸に渡り南下(下方向)をして来ました。 2021.04.19 |
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6時10分、県境の村を出発、幸先良く空に虹が掛かっていました。雨が落ちそうな寒空、セーター一枚では寒さを感じ程の陽気です。当然ストーブは点けっぱなしです。2021.04.19 |
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東北道・安達太良SA・7:17・このサービス・エリアからは安達太良山が良く見えるので出来る限り立ち寄る事にしています。今日は雲が空を覆っていて山頂がはっきりと見えませんでしたが山肌には残雪が見えました。
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7:16・米沢北ICからまず伊佐沢の久保桜を目指します。カーナビに従って米沢市内を走っていると道路脇に寺院か神社の境内と桜の咲く姿が目に飛び込んできました。 道路脇に広い駐車場もあったので旅の無事を祈って参拝をすることにしました。 2021.04.19 |
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境内を通り入り口に向かうと大きな毘沙門天が祀られていました。毘沙門天の後ろには満開の桜が添えられています。 毘沙門天の像でここが寺院だと分かりましたが浅学な私にはこの神聖な境内に身を置いてもその佇まいの区別が付きません。静かな境内を巡りながらお参りをさせて貰いました。2021.04.19 |
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説明にはこの地の領主上杉家の名前が見えます、藤沢周平の小説で知る上杉景勝と直江兼続の姿を境内の中に思い浮かべてみました。2021.04.19 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
早朝もあってか静かな境内に人影は見当たりません。幾つかの桜は未だ見頃です。小さな池まで備えた清冽な気配に満ちた境内を散策させてもらいました。2021.04.19 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
お参りを済ませてお堂の後ろに回ると未だ若木ながら桜の木々が見頃の時を迎えていました。2021.04.19 |
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8時24分、気が付けが小一時間ほどを心落ち着く境内で過ごしたようです。出だしから満開の桜の出迎えを受けてここまでの旅の始まりは恵まれています、北国の冷気が春を遅らせてくれたのでしょう。セーター一枚しか持参しなかったことを悔いている冷気が恵みをもたらして呉れました。2021.04.19 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
9時5分、誰も居ない久保桜にやって来ました。久保桜は観光名所ですので込み合いますが、この時点では静かな桜の姿を見られます。 米沢北ICから最初の桜の目的地である久保桜までの間二つほどの神社に立ち寄りました(別稿に掲載申し上げます)。 2021.04.19 |
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推定樹齢1200年と書かれた説明版がさもあらんと思わせる久保桜との何度目かの出会いです。2017年の姿でも驚かされましたが殆ど花が見られない姿に呆然としています。 地元の方々の必死の再生作業が実を結ぶことを祈るばかりです。2021.04.19
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久し振りに訪れた久保桜は巨大な幹を黒いテープで保護されいますが花は見られません。周囲に植えられた桜がかろうじて北国の春の到来に彩を添えていました。勿論十分に透明感のある美しい可憐なエドヒガンのでした(かなり多くの桜が見られるので全てがそうかは分かりませんでした)。 2021.04.19 |
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養生を施された巨大な幹から新しい生命の誕生を願うばかりです。多分、中央自動車道が開通しているので県境の村からは十分に日帰りが可能になりました。2021.04.19 |
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久保桜の周りの桜は満開から少し花弁が落ちだした頃でした。つつましい咲き方から多くがエドヒガンと思われます。私の個人的な好みに大変馴染む咲き方で穏やかな心持で見上げています。2021.04.19 |
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隣接する伊佐沢小学校の桜並木も満開です。艶やかな花の咲き方からソメイヨシノではと思われます。2021.04.19 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
*2017年4月24日、僅か4年前の久保桜、巨木の右側には桜の花が見られます。正に神の宿る木の佇まいに身が引き締められます。雑踏で向き合うより静寂の中での出会いが最適の空間に思えます。2014.04.24 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
9時30分、次の目的地に向かいます。長井市内に向かう途中最上川に掛かるその名も”さくら大橋”の手前を右折して右岸の桜並木を見る事にしました。2014.04.24 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
既に桜は満開の時を過ぎて散りだしていました。ただ、雪解け水の流れる大河、最上川とその後の雪の山の風景の前に桜色の帯が連なる風景は見ものです。恐ろしい程に膨れ上がった最上川の船下り(2012年3月27日)を知るだけにその思い出がよみがえります。2014.04.24 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
10時28分、巨大な大明神桜にやってきました。この巨大な桜が個人のお宅の畑に命を長らえているのも驚きです。 既に満開の時は過ぎたようですが辛うじて落花の前のようです。地元の方が一組入れ替わるように立ち去りましたが、私達が帰る頃には新たに二組方が訪れました。2021.04.19
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若干桜色が既に薄くなっていますがこれだけの巨木の醸し出す圧倒的な迫力には心を揺さぶられます。遠路尋ねた甲斐が有ると言うものです。2021.04.19 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
多くの古い桜には言い伝えられてきた物語があります、そしてそれらは桜の大木の前ではさもありなんと思わせてくれます。2021.04.19 |
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大明神桜保存会の名で置かれている説明です、勿論これに異を唱える事は出来ようかとは思われます。幸運にも印(私が画像に記入しました)の桜を見る機会がありました。 因みに伊佐沢の久保桜は先程見たばかりです。幸運にもリストの内4つの桜を目にしていました。№8の福島県西会津町の千歳桜は2013年、三春の滝桜は近頃人込みに恐れて余り訪れていませんが何度か訪ねています。2021.04.19 |
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桜が空を覆う個人のお宅の畑の横には小さな群落を造る可憐なイチゲの白い花が震えるように花びらを開かせていました。2021.04.19 |
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個人お宅なので立ち入らないように見やすい場所に立札が立っています。大変見やすく、大明神櫻が最も美しい場所からシャッター押していますが、腕が伴いません。2021.04.19 |
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次の桜に向かう道路の脇に見られる白兎の枝垂れ桜に立ち寄りました。案じていた予感が的中しました、桜は枯れてしまったようです。下の2014年の白兎の枝垂れ桜画像の桜が枯れて、右端の当時の若木が幾らか育って枝垂れていました。2021.04.19 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
*2014年4月21日に尋ねた折には辛うじて幹の根元辺りから美しい色合いの枝垂れ桜が咲いていました。右に見える若木が上記写真に見える桜でしょう。2014.04.21 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
10:53・通り道に脇にある薬師桜を尋ねます。残念ながら樹高はそれ程ありませんが風情のある桜は既に葉桜状態でした。 ただ、背景に朝日連峰と思われる雪の山が大きな姿を見せてくれる絶景を堪能できました。空が少し明るくなってきたようで山の姿がかなりはっきりと見えだしました。2021.04.19 |
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周りを取り巻くように続く木道を一回りしながら薬師桜の見る事ができます。時折お堂の後ろからびっしりと雪を付けた朝日連峰の山並みが姿を見せてくれます。 2021.04.19 |
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推定樹齢1200年と言われる古木らしい巨大な幹はそれだけで枝に咲く桜の花弁の影が薄くなる程の存在感が感じられます。2021.04.19 |
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東北中央道を走る車から見た桜は若干標高が高かったせいか満開でしたが、この辺りでは既に最も美しい季節が過ぎてしまったようです。 それでも、雪山を背景に咲く楚々として咲くエドヒガンを目にすることが出来て遠路尋ねた苦労が報われた思いがしました。 もしかすると、この先で幸運に出会うかもしれません。2021.04.19 |
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04/28/2021
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